佛飯をほどこす雀に夏の朝
郭公のかっこうと啼く昔道
夏あざみ主のなき門を塞ぎけり
わが家に隣接するバンガロ風の営林署の官舎、2階は現在空家の様だ。数年前アカゲラが隅柱の軒下の丸太にあけた穴に、何時の間にか雀が巣くう様になった。毎朝上げかえる佛飯のお流れを雀に施すのが隣家と共に日課になっている。この頃は足元まで寄って来て逃げもしない程懐いて可愛い。心が癒される朝のひと時だ。
郭公のかっこうと啼く昔道
夏あざみ主のなき門を塞ぎけり
わが家に隣接するバンガロ風の営林署の官舎、2階は現在空家の様だ。数年前アカゲラが隅柱の軒下の丸太にあけた穴に、何時の間にか雀が巣くう様になった。毎朝上げかえる佛飯のお流れを雀に施すのが隣家と共に日課になっている。この頃は足元まで寄って来て逃げもしない程懐いて可愛い。心が癒される朝のひと時だ。
御句の後書きからも、空気が清冽で鄙びた北の大地の中の、別荘地のような情景を思い浮かべます。夏あざみは、何処にでも咲いていますが、よく見ればとても風情を感じる花ですね。今年は特に天候が不順のようで、寒暖定まらない気候ですが、くれぐれもお身体を労わられ、一日も早いご回復を祈っております。