きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句【6/27(金)】           

2008-06-27 11:02:38 | Weblog
佛飯をほどこす雀に夏の朝
郭公のかっこうと啼く昔道
夏あざみ主のなき門を塞ぎけり

わが家に隣接するバンガロ風の営林署の官舎、2階は現在空家の様だ。数年前アカゲラが隅柱の軒下の丸太にあけた穴に、何時の間にか雀が巣くう様になった。毎朝上げかえる佛飯のお流れを雀に施すのが隣家と共に日課になっている。この頃は足元まで寄って来て逃げもしない程懐いて可愛い。心が癒される朝のひと時だ。

2 コメント

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好きな句 (かつらたろう(桑本栄太郎))
2008-06-28 11:24:25
☆夏あざみ主のなき門を塞ぎけり
御句の後書きからも、空気が清冽で鄙びた北の大地の中の、別荘地のような情景を思い浮かべます。夏あざみは、何処にでも咲いていますが、よく見ればとても風情を感じる花ですね。今年は特に天候が不順のようで、寒暖定まらない気候ですが、くれぐれもお身体を労わられ、一日も早いご回復を祈っております。
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桑本栄太郎様へ (志賀泰次)
2008-06-28 12:08:36
"夏あざみ"に句に嬉しいコメントを有難うございます。かって町内の鴛鴦と言われた老夫婦の家の前、春にご主人を亡くされ今は奥様はが入院中とか、綺麗に整理されてあった門前を塞ぐかに一面夏あざみが咲いていました。我が身に置き換えて、もっと長生きしなければと思いを抱いた瞬間を詠んでみました。自分への応援歌のつもりで駄句を詠み続けていますが、お目に留め戴き励まし戴き深く感謝いたします。
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