きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(2/9)~  冬の星        

2008-02-09 13:45:54 | Weblog
わかき日の寮歌に酔えり冬の星
枯切ってすくっと細く芒立つ
ぴしぴしと残りし霊気寒の明け

寒が明けたのに晴天続きの寒さ続き、流氷に覆われた海上には雪雲が発生しずらく流氷を渡る風は体感温度を下げるのだそうな、納得だ。絶好の流氷日和が続いている。高台で流氷を眺めた足元の細い枯芒がとても風情があった。すっかり枯きった細い芒が寄りかからず、すっと立っている姿は美しい。けれど命はみな何処かで繋がって寄り添って生きている様に感じた。 

2 コメント

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好きな句 (大山 凉)
2008-02-09 16:30:48
枯切ってすくっと細く芒立つ
枯れ切って触れば崩れそうな芒、それでもしっかり起っている芒には思いが残ります、その元はしっかり土の中で生きているのですね。
紅梅の咲く隣りに、そんな姿を目にしたところです。
季節のうつろいを改めて感じてきたところでした。
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大山 凉様へ (志賀たいじ)
2008-02-10 09:30:38
"枯芒"の句に嬉しいコメント有難うございます。自身が齢を重ねてきたせいでしょうか、枯尽くして尚もしっかり起っている芒の美しさに、元気付けられます。自分もずっとそうありたいと思う日々です。
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