きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(9/26)ー満月       

2007-09-26 07:39:42 | Weblog
<オンライン9月(月見)句会投句三句>
・月と兎(う)の日昏れを待たず雲の陰
・瞑りては無月の空に望の月
(高橋正子先生特選)
・朝風のすすきに良夜待つごとく
 朝風になびく芒をみていると、今夜は芒の上にきっときれいな月がのぼるだろうと思える。芒としては、良夜を待っているといえる。(高橋正子)

<きょうの俳句~満月>
・大蕗の枯葉の影の縮まれる
・からからと早落葉あり煉瓦路
・雲走る間を満月の午前二時
・待つことに慣れ真夜中の望の月

句会の昨夜は厚い雲に覆われ諦めたが、竜胆、黄と白の小菊と薄、ほうづきを花瓶に、お盆には柿、葡萄に梨、林檎、蜜柑、桃が、手作りの月見団子を積んで皿に供えられてあるので、少しでも月の出る事を期待して内窓の障子を少し開けて寝た。願いが通じたのだろう。何と午前二時過ぎに目覚めた私の目に入って来たのは、雲のまにまに顔を出す煌々と輝く満月でした。

2 コメント

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満月 (藤田洋子)
2007-09-26 22:00:55
雲走る間を満月の午前二時
 雲の動きの中の満月の輝きが目にみえるようです。午前二時に出会った名月のさやけさがひとしお感慨深く感じます。願いが通じて本当によかったですね。
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藤田洋子様へ (志賀たいじ)
2007-09-27 08:28:22
"満月"の句に嬉しいコメント有難うございます。ここ毎年の様に無月だった十五夜だっただけに、真夜中の満月に感動し、妻も起して月を拝みました。昨夜は快晴で十六夜は月の出からひと晩中、月を眺めていました。
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