きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句(2/16) ~  雪       

2008-02-16 12:42:48 | Weblog
湯の宿の灯りのなかに雪の降る
切り離す終着車両雪の駅
遠来の友、ツア-で流氷観光で来られたが見られなかったと言う。本当に自然には勝てない冬の嵐の不運を納得して貰うしかない。夕会食の後の少ない時間を態々訪問を受けた、体調を崩していたが、短い時間を楽しく過した。郊外の湖畔の湯の宿が今夜の宿、妻と共にタクシ-で宿まで送り届けた時の帰路の句。駅では長距離を走ってきた雪塗れの客車を洗車庫に曳き入れて行きました。 

2 コメント

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好きな句 (かつらたろう)
2008-02-16 13:30:30
☆切り離す終着車両雪の駅
雪を被り長旅を終えた車両が、一安堵するごとく切り離されて行く・・。大きな拠点駅の雪の構内の景が一抹の寂しさと旅情を良く伝え、詠みの調べもよく感慨深い素敵な句ですね。駅と駅の構内そのものが、通勤、通学、旅へと人々にとって色々悲喜こもごもに生活に密着しており、思いの致す場所ですが、「終着駅」との語句には尚更、旅情を掻き立てられます。
コメントにお目通し頂くだけで結構ですので、どうぞご無理にならないようご自愛下さいませ。
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かつらたろう様へ (志賀たいじ)
2008-02-17 10:44:44
"雪の駅"の句に句意を充分に汲んで戴いてのコメント有難うございます。当地は札幌発、旭川経由の石北本線の終点です。来る列車が皆、北海道中央部の豪雪地帯を通って着ますので雪塗れです。航空機に旅客を奪われ勝ちの今、汽車の方に旅情を感じますね。いつもお目通し有難うございます、細々詠んでいますが嬉しいコメント薬になります。
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