水槽に春めく影や潮の噴く
立春の陽の眩さを手で庇う
わが骨(こつ)も清らを信ず雪の葬
かっての部下や知合いの仲人をしたのは九組、失敗の一組を除いては円満組ばかりなのだが、とうとう二組目の死別が出た。在職中に難病を発症、十年の闘病後還暦を待たずしての一昨日に他界、親を早く亡くして我が夫婦を慕って呉れた奴、野辺送りをしたがやはり若い人の葬儀はつらい。
立春の陽の眩さを手で庇う
わが骨(こつ)も清らを信ず雪の葬
かっての部下や知合いの仲人をしたのは九組、失敗の一組を除いては円満組ばかりなのだが、とうとう二組目の死別が出た。在職中に難病を発症、十年の闘病後還暦を待たずしての一昨日に他界、親を早く亡くして我が夫婦を慕って呉れた奴、野辺送りをしたがやはり若い人の葬儀はつらい。