きょうの俳句

癌と闘う自分への応援詩
--志賀たいじ[花冠同人]の俳句ブログ

きょうの俳句

2009-04-10 08:24:06 | Weblog
より白く----09.04.10-----

春浅き雲はほぐれて海へ飛ぶ
春暮れて鐘おんおんと牛曳かる
四月入るナ-ス白衣のより白く
春の風行きつくところ花芽吹く
春の納屋何を紡ぐや糸車
白砂に湿る重さよ琢木忌
春禽の音階たかし空の青
晩鐘や辛夷ふくらむ芽木に風
春の陽や老々介助の日もありて

症状の進行と副作用の手足の痺れでこのブログの書込みも少々支障が出始めた。今日ある自分を確かめ明るく病と闘う気力を奮い起たせるのがこの俳句、不便でも指一本で自分の思いを文字に出来るPCの有難さ、駄句であろうと17文字の一行に込める思いは強い。毎日は無理かも知れぬが、詠める限り続けてゆく。