菅井の東工大ブログ

東工大工学部に長岡高専から編入した菅井直人のブログ。そして博士3年に。

春が来て後悔2つ

2012-03-13 23:01:00 | 東工大生活
先週末から、急に暖かくなりました。
既に上着は必要ないレベルで、
半袖短パンで歩いている人が普通にいる程です。
例年はもっとずっと寒いそうで、
今年が異常な気候なんだとか。

中学校の教科書で習った
Spring has come!
なんて言葉を実際に使うとは思ってもみませんでした。


しかし、なぜかBeckman Institute内は寒く
半袖姿のインド人ポスドクが
「なんで外より研究室の方が寒いんだ」
と言いながら作業をしていました。

イリノイは寒いと聞いていたので
ほとんど半袖を持ってきておらず
もう少し半袖を用意しておけばよかったなあと、
少々後悔しております。

そして、暖かくなるにつれお嬢様方が薄着になり、
目のやり場に困るような服装をされている
女子学生の方々を見かけます。
夏に来るべきだったなあ、と少しだけ
少しだけですが後悔してる次第です。

日本館の追悼茶会へ

2012-03-11 23:34:47 | イリノイ大生活
震災関係の話は、記事を読む方の立場で言葉の解釈がかなり異なることや
私の言葉足らずなこともあり、なかなか記事を投稿しにくいといった面があります。
長岡高専時代のブログでもコメント欄で議論が繰り広げられたことがあるほどで。
そのため、以下の記事中で気を付けてはいるのですが、
言葉足らずで配慮に欠けたところがあれば申し訳ないです。


イリノイ大には、日本館という施設があります。
毎週、茶会を開催する等、日本文化を紹介されています。

3月11日には、その日本館において東日本大震災の追悼茶会が開催されました。
茶道初心者ながら趣旨に賛同してお邪魔してみたのですが、
お茶を点てる過程を横で椅子に座り名がら見学するのみでした。
作法が分からなかったのでちょっと安心したり。
会場の約7割は地域の方で、日本人は約3割でした。

続いて、この動画の上映が行われました。
会場の半数の方が涙を拭っていたように思います。
日本館のスタッフの方の、これからも支援を、という声が震えていました。


アメリカ本土でも季節外れのハリケーン被害があり、
近隣諸国ではハイチが震災からの復興に苦しんでいます。
そんな状況でも日本の震災に支援を、という気持ちを持っている方がいらっしゃることや
CNNで震災に関する特別番組を放映していたことは正直、意外に感じました。
(CNNは、同時通訳付きで政府主催の追悼式典の生中継もしていました)
もちろん、復興のためにはお金が必要といった現実的なことも考えなくてはなりませんが、
思っていた以上に支援の輪が広いことを実感しました。

きっとこのように世界中でまだまだサポートを、
という気持ちを持った方々がいるのだろうなあと感じ入り
この記事を書いた次第です。


そして、最後になりましたが、イリノイでも日本関係者の方々が
こうして活動されていることに敬意を表したいと思います。
形だけの会ではなく、スタッフの方の気持ちが伝わってくる会でした。


日本館には、ひな人形がまだ飾られていました。
春がそこまで来ています。




手塚研が卒論・修論発表会で三冠

2012-03-08 18:16:43 | 東工大生活
昨年の卒論・修論発表会での二冠に続き、
今年の卒論・修論発表会でも手塚研の学生が表彰されました。
何と今年は、卒論で最優秀賞を、修論では2名が優秀賞で、計三冠となりました。
ここ3年は手塚研は毎年受賞しています。いやほんと凄いね。

もちろん、表彰されたからいい研究とは言い切れませんし、
点が割れて表彰されなかったりといった事情もあると思います。
以下はそういったこと前提とした上での話ですが。


手塚研では、研究のストーリーを先生方が一緒になって真剣に考えて下さるので、
その結果がこういった研究発表の評価に結び付いているのかなと思います。
話の流れ・図表の使い方・言葉遣いまで非常に丁寧に指導して頂いております。

また、そういった先生方の指導に応えてきた先輩方のプレゼンに
日々接していると、自然とプレゼンのレベルも高くなるようです。
例えば、卒論・修論発表表彰の常連であるバッハ研も
今年の修論発表会で2人が優秀賞を受賞しました(おめでとうございます)。

最後になりましたが、実験に取り組み、発表練習を重ねた彼らの努力が
表彰という形で評価されたことが喜ばしいです。
いろいろ問題にぶつかって失敗し続けている姿を見てきましたし、
(昨年の10月からは見れていないけれども)
大学院から手塚研に所属した学生もいたので
新しく実験手法を身につけるといった実験上の苦労だけでなく
手塚研という新環境に慣れるといった負担もあったと思います。


そういったこと全部ひっくるめて受賞したにしてもしてないにしても
まずは学部/修士課程修了という一区切りついたわけで、
お疲れーっ!といった気持ちです。

春からは、受賞した方々はそれを自信にして
惜しくも賞を逃した方々はそれをバネにして
(菅井も卒論発表では賞には手が届きませんでした)
また一からそれぞれのフィールドで活躍してくれることと思います。

写真は、春から他大へ進学する学部4年のK沢氏です。
きっちり最優秀賞を受賞して、手塚研を巣立っていくようです。
幸あれ!