菅井の東工大ブログ

東工大工学部に長岡高専から編入した菅井直人のブログ。そして博士3年に。

パワー丼

2007-07-29 13:21:58 | 東工大生活
学食のメニューを紹介してみよう企画第一弾。

パワー丼(M) 399円です。
横にあるのはスイカ 84円。

上に乗っているのは豚肉と微量のニラ。
この後試験だったのでパワーをつけようという
安易な発想でチョイスしましたが、イマイチでした…。


なんというか、失礼ながら、
学食は全体的にあまりおいしくない気が…。
ほんと、国内フードは偉大でした。

進化するスーパーバイオワールド展 講演会1

2007-07-27 16:25:49 | 東工大生活
バイオワールド展の一環として、
掘越東工大名誉教授(現 海洋研究開発機構)の
講演がありました。

テーマは「極限微生物の遺伝子とその利用」。
試験勉強もしなきゃなので最後の1時間だけ
お邪魔しました。


衣料用洗剤に使われている「酵素」は
この先生の研究から発展したものだそうで、
アタックの産みの親といえる方かもしれません。


アタックは本当に良く落ちるかどうか、
遊び人だった当時の花王の社長が
舞妓さんの足袋で試させたそうです。

それで本当に良く落ちたから商品化したとか。
会場から笑いが起きていました。

進化するスーパーバイオワールド展 講演会2

2007-07-27 16:25:34 | 東工大生活
堀越先生のおっしゃるには、
「東工大のいいところは科学のデパート
 というところです。
 どこ行っても違うことしてる人に会える。」
そして、
「自分の専門と違うことを勉強して下さい。
 今、自分が研究していることをやっていたって
 先にやっていたやつに負けるもん。」
だそうです。
一つのことにとらわれず、広い視点から
物事を見れるようにならないとダメということですかね。


他にもかなり痛烈な国の科学政策への批判があったり、
バイオだけに留まらない熱い講演会でした。

70歳を超えてなお、前線で研究に携わるのは
やはり素直にスゴいと思います。
こういう歳のとりかたもあるのか…!

進化するスーパーバイオワールド展

2007-07-26 12:28:14 | 東工大生活
今、東工大のバイオ関係の研究の中で、
主に社会との関連が深いものを紹介する
展示会をやっています。

某大学ランキング本でバイオ分野世界1位
となっていた東工大の生命理工学部の
実力を拝見してきました。
(ランキング方法や年によって順位は変動するので
 あくまで目安と思って下さい。)


DNAからバイオセンサーまで幅広く研究していて、
進化だけでここまで複雑な機能を獲得できるものかと、
改めて生命の不思議さを感じました。

そして、この日はシーラカンスの展示があり、
大人気コーナーでした。

南の国からやってきたシーラカンスは、
生臭かったです。魚だもんね…。


バイオをと生命理工学部の凄さを感じた一日でした。
ちなみに、バイオブームが去って、
生命理工学部の就職は厳しい時代らしいです…。


学長交代

2007-07-25 12:53:30 | 東工大生活
今年の10月に、相沢学長が退任されます。
次期学長には伊賀名誉教授が決定しています。

伊賀さんの所信表明には
「全科目・毎週レポート提出による書く力の養成」
を挙げているそうです。

学部生を殺す気ですかっ。


書く力の必要性は言うまでも無いことです。
しかし、レポートをチェックしなくてはならない
先生方の負担が大幅に増えることになります。

それによって研究活動に支障をきたす可能性があり、
先生方からも反対が出るのではないかと思います。


…という話題で盛り上がった後、
「まあ、どうせ僕らは4年になってるから
授業がなくて関係無いんだけどねー」
という結論になった火曜の午後。

これでいいのか東工大。

夏だし、ビールで

2007-07-23 15:59:41 | 東工大生活
 





夏なので、コップからあふれるビール!
という訳ではなく、ポリウレタンです。

ポリウレタンはイスのクッションなどに
使われているアレです。

このあわあわの状態が固まると、
ふわふわしたクッションになる訳です。

実験を通して、工業製品はいかに良く設計され、
生産されているか思い知らされます。

見た目はふわふわな泡という感じですが、
ただただ溶媒くさい実験でした。
まわりのみんなが嫌がる中、菅井は
卒研時に嗅いだにおいに懐かしくなっていたのでした。

TSUBAME@TokyoTech

2007-07-21 10:25:08 | 東工大生活
東工大には、「TSUBAME」という
スーパーコンピュータがあります。

なんと、アジア1位の高性能。
最高で世界ランク7位の実績もあるそうで。

学生なら誰でも使えるそうですが、
そんなスパコンを使う研究をしている学生は
そうそういないわけで。


東工大のロゴにもツバメの姿が配されていて、
東工大はツバメ大好き大学です。
そのためか、学内でツバメを多く見かけます。

撮影を試みたけれど、いまいち上手く撮れませんでした。

企業人は語る7/6

2007-07-21 10:11:32 | 東工大生活
有機材料設計の先生(非常勤の企業人)と
授業後、1対1でお話を伺うことができました。
ちなみに、この方は有機材料工学科出身
だそうなので先輩にあたります。
以下は、その先生の熱いお話です。

東工大出身の人は、「どう作るか」ということは
すごく高い能力を持ってるんですよ。
でも、「何を作るか」についてはあまり感心が無いんです。
俗に専門バカと呼ばれてしまう人が多いんです。
でも、企業にとっては、「何を作るか」が大事なんですよ。

例え企業に研究・開発職で入っても、10年もすれば
大学で研究したことは古くなってしまうんです。
すると、研究職から異動して「どう作るか」ではなく
「何を作るか」を決める仕事に関わることになる。
だからこういった授業は必要なんです。

以上、先生のお話でした。
少し解説です。
どう作るかというのは何かを開発することで、
何を作るかというのは文字通りの意味です。

例えば、研究の末気温300℃でも使えるパソコンを開発しても
消費者はあまり欲しいとは思わないわけです。
だから、売れるように何を作るか考えなくてはならない
というわけです。

有機材料工学科は特に産業界との繋がりが強い
学科なので、こういうお話は勉強になります。

企業人は語る7/13

2007-07-21 10:11:25 | 東工大生活
7月13日にも、色々お話を伺うことができました。
以下は、その先生の熱いお話です。

授業は昔から変わってないんですよ。
将来役立つか役立たないか分からない話を聞いて、
必死にノートはとるけど、試験が終われば
もうノートを開くことはない…。
だから、会社に入ってから一から
教育しなおさなきゃならないんです。

特許だって、会社に入ってからセミナーを開いて勉強するんです。
本当は、大学で1報か2報書いてなきゃならないんです。

だから、大学に居るうちにこの授業みたいな
「何を作るか」を考える手法を知っているだけでも
会社に入ってから違いますよ。

以上、先生のお話でした。
大学時代に特許書いとけって…。
研究室にもよるけど特許なんて数年に1報位ですよ。
企業からの要求は厳しいですね。

有機材料設計

2007-07-20 13:02:36 | 東工大生活
有機材料設計という授業があります。
誤解を招く授業名で、別に製図を
書いたりする授業ではありません。
何を作るか計画する方法を学ぶ、という授業です。

担当の先生は非常勤講師で、日頃は会社で働いている方です。
先週金曜日が最後の授業だったのですが、
先生が最後に5分だけ下さい、と言って
様々なことを語ってくれました。

その際、「私は○○という会社に勤めていますが、」
と言った瞬間にぼけっと聞いていた学生が
急に背中を伸ばして話を聞くようになりました。

それまでも何度も有意義な話をして下さっていたのに、
先生が大企業の社員だと分かった瞬間から急に話を聞く…。

それだけの会社に勤めて来た方の話だから聞くというのも
一理ありますが、肩書きに惑わされずに
話している内容や本質を見極めながら
聞いたり、考えたりしなきゃな、とふと思いました。

写真は、ある日の午後。