柿本教授特集

高分子学会三菱化学賞受賞を記念して、
柿本教授を勝手にフィーチャーしたいと思います。

ハイパーブランチポリマーの研究で受賞した
柿本先生ですが、大学院では異分野の研究をしており、
「高分子の勉強を始めたのは30歳から」
だそうです…！

そのため、大学院の講義ではこれから高分子を
学ぼうとする若者の前で
「高分子の勉強なんて院出てからで十分」
とおっしゃっていました。ええー。


さらに先生は自由奔放な面があり、
講義のガイダンスの際には
「この講義は有機・高分子…あれ、専攻名なんだっけ？」
と。ご自分の所属する専攻の名前を忘れていました。
専攻長なのに。

春の台湾研修の説明会でも、
「では、日曜日に台湾の空港に現地集合で」
とおっしゃったのも柿本教授でした。


でも、真面目な話をする際には厳しい目に変わる
プロフェッショナルな教授です。

書いてみて、改めて色んな意味でスゴい教授だな、と感じます。
本当はもっと面白い話もあるのですが、
ここにはとても書けません。残念です。

2011年、

写真は、新図書館の建設現場にある看板です。
2011年に東工大は130歳。

一方、菅井は本日23歳になりました。
2009年9月9日と9並びの日です。
1999年9月9日以来。次は2099年…無理だな。


将来や自分の能力への不安はきりがないし、
周りに迷惑をかけてばかりです（未だに！）。
それでも、事あるごとに励ましや助けを頂き、
ほんとに人に恵まれた環境に居ることを痛感します。

そろそろ助けてもらってばかりでなくて、
その逆になれるように成長しなければならないのだけど…。


焦燥と逡巡を繰り返して、
自分なりに23歳をやってみたいと思います。

見た目は30歳近くって言われるけど。
2011年でもまだ25歳なのに。

柿本教授が三菱化学賞を受賞

同じ有機・高分子物質専攻で、
というか手塚研と同じ階に研究室がある柿本教授が、
平成21年度の高分子学会三菱化学賞を受賞されました。
おめでとうございます！

しかしながら、柿本研の学生さんに
「柿本教授が三菱化学賞受賞したね」
と言ったところ、「そうなの？」と返されました。
知らなかったようで…。

ちなみに、過去には有機高分子物質専攻の
渡辺順次教授も受賞されています。


三菱化学賞は工業化された・またはされそうな
研究に対して授与される賞です。

柿本教授の業績について大まかに解説します。
一般的な高分子は直線状ですが、柿本教授は樹木のように
規則正しい分岐構造を有する高分子を合成し、
この形と機能の関係を明らかにしました。

さらに、この高分子は高い誘電率を有するため、
現在は基板向けに研究開発が行われているそうです。


ちなみに、副賞は50万円です…！
一体、こういった賞金はどのように使われているのでしょうか。

低俗な締めになってしまった…。
写真は柿本教授の業績を紹介する高分子学会誌。

手塚教授誕生会

手塚教授が５６歳になりました。
ということで誕生会という名の飲み会が開催されました。

Ｔ研究室の秘書さんがプレゼントに
ビルギービールを持って来て下さいました。
他研究室から出席して頂けるとは…。
手塚教授の人気具合を垣間見た気がします。


学生からは∞(無限)缶ビールをプレゼント。
缶ビールを開ける感覚とビールを注ぐ音が無限に味わえるという、
ビール好きの教授にピッタリの一品です。