菅井の東工大ブログ

東工大工学部に長岡高専から編入した菅井直人のブログ。そして博士3年に。

イリノイ大点描

2012-02-29 17:55:35 | 東工大生活
トップ写真は、イリノイ大の学生証にも写真が載っている
アルマ・マータ(Alma mater)像です。
先日、イベントの開催に合わせてコスプレ?させられていました。




建物の外装が煉瓦であることが多く、良い雰囲気を醸し出しています。
青空もいいですが、夜のライトアップされた学内も味があります。




最後に、菅井の住んでいるアパートの写真を少し。
周りを木々に囲まれた、静かな環境で暮らしています。
どんぐり類のなる木がまわりに多数植えられているため、
リスがやたら住み着いています。
他に、ウサギ・モルモットっぽいげっ歯類の動物を見かけました。




アパートの裏に出れば、ランニングコース付きの野原が。
丘や池もあり、自然いっぱいです。
雪の日には、丘を利用して子供たちがそり遊びをしていました。
この光景まで、徒歩1分です。

Beckman Instituteの話

2012-02-15 20:18:00 | イリノイ大生活
Mooreグループの研究室は2つあり、菅井は
Beckman Instituteに滞在しています。
ここだけで約1500人の研究者が在籍しています。

上の写真の通り、謎の左右非対称構造が凄く気になる建物です。
この建物は、Arnold O. Beckman博士ご夫妻の寄付により建てられたために、
お二人の名前が冠してあります

まず、正門から入ると、Beckman博士の業績を称える
Beckman博士コーナーがあります。ブロンズ像付き。




建物の1階ロビーはかなり広いスペースが確保してあり、
先日のクリスマスのようなパーティーや研究発表がちょいちょい行われています。
同じく1階にあるBeckman Cafeが朝から夕方まで営業しており、
毎週木曜日の昼休みにある楽器やダンスの公演を
ランチを食べながら鑑賞している方も大勢いらっしゃいます。
うーむ。とても研究機関とは思えない環境…。


大学の一番端の方にあるため、周りは広々とした環境です。
建物の前には芝生が広がっています。
いろいろと、東工大とは違う環境で研究をしております。



JACSに論文掲載

2012-02-10 19:27:05 | 東工大生活
時系列順に記事を書いているので、
この話も今さらながら記事にします。

昨年末に、手塚研から多環状高分子の合成に関する論文を
JACSに報告しました。
今回も、菅井が博士課程進学者ということで
(および諸々の事情により)筆頭著者にして頂いておりますが、
執筆においては第二著者となっている手塚研H群氏が
ほとんどの部分を担当して下さっています。
2つの高分子のうち1つを菅井が、もう1つを彼が合成していますが、
実験においても彼のcontributionが非常に大きな・重要な役割を果たしています。


今回、東工大のプレスリリースでも発表したところ、
マイナビニュースさんに取り上げて頂きました。
我々は掲載に気付いていなかったのですが、
ブログのコメントを通じて教えて頂きました。
大変有り難かったです。ブログの意外な活躍でした。
以下、論文掲載ページも含めて一覧にしてあります。
論文掲載ページ
東工大プレスリリース
マイナビニュース


今までは、先輩方や後輩の方々との共同実験だったため
論文も共著となっていました。
まもなく投稿される論文は、初めて菅井が1人で
実験を行った研究なのでやっとこれが
「自分の仕事です」と言えるような研究
(もちろん正確には先生方そして手塚研の研究
ということは十分承知しています)
になるのかなあと思っています。乞うご期待。

Beckman Instituteのクリスマスパーティー

2012-02-09 18:23:45 | イリノイ大生活
もう2月だというのに書けていなかったクリスマスの話です。
菅井の滞在しているBeckman Instituteは
化学・材料だけでなく、バイオやコンピュータまで
様々な分野の研究室が入っています。
(Beckman Instituteについてはまた後日記事を書きます。)

そんな、Beckman Instituteでクリスマスパーティーがありました。
開始時間を30分誤解していたポスドクに連れられて会場に向かったところ
誰もおらず、恥ずかしい思いをして研究室に帰ったその30分後。





かなり本格的で賑やかなパーティーが開催されていました。
人が大勢いたので、写真を撮ることが憚られたのが残念です。

用意されていたのは、揚げ物・チーズ類・果物・チョコ・ケーキなどなど。
飲み物はコーラからワイン・シャンパンまで揃っていました。
しかも、料理や飲み物は外部の業者が給仕してくれるという。
一体、どこからこの予算が…。

ちなみに、会場の一画にはホットドッグコーナーがあり、
係の人ができたてのホットドッグを渡してくれました。
さらに、ケチャップ・ピクルス・チーズ・玉ねぎなどを
自由にトッピングできるようになっていました。
日本で言うと、職人が目の前でお寿司を握ってくれる的な感じか…?
とか思いながらホットドッグを頂きました。

Mooreグループのメンバーはババッと食べて飲んで、
ササっと研究室に帰っていきました。
1人しかお酒を飲んでいなかったし、真面目でした。

禍福は糾える縄の如し

2012-02-07 18:16:30 | イリノイ大生活
1か月ぶりの更新となります。

この間何があったかというと、
風邪で2週間近くダウン&(おそらく)食中毒で人生初の血便になり
1週間ダウンと、かなりハードな日々を送っていました。
特に、食中毒の際には一緒にいた東工大同期で同じくアメリカ留学中の
高田研O田氏に病院に連れて行ってもらうなど、
多大なご迷惑をお掛けした次第です。

出国時に手塚先生から「健康第一ですから」との
お言葉を頂戴していたにも関わらず、ぼろぼろでした。


一方、糾える縄の如しなので良いこともありました。
風邪の前には実験手法を変更したことで少しずつ光が見えてきましたし、
食中毒の前にはお手伝いしていたポスドクの論文に
共著者として名前を加えて貰えることになりました
(third authorですし、最終的な判断は教授がなさるので
まだ決定という訳ではありませんが)。

まあただ論文に名前が載ることと、ゆるく命の危機を迎えることが
等価交換されているとしたら、
自分のテーマが上手くいった際には確実に死ぬな、
と思いながら実験を進めている次第です。


まだクリスマスの話とか、クリスマス前の話とか
書くことがいっぱいあって追いつくかどうか不安ですが、
隙を見ていろいろ書いていきたいと思います。

写真は、Moore研での菅井の実験スペースです。
この広いスペース(左右とも)を1人で使うのは
さすがに気が引けたので、最近は2人で使っています。