菅井の東工大ブログ

東工大工学部に長岡高専から編入した菅井直人のブログ。そして博士3年に。

日本館の追悼茶会へ

2012-03-11 23:34:47 | イリノイ大生活
震災関係の話は、記事を読む方の立場で言葉の解釈がかなり異なることや
私の言葉足らずなこともあり、なかなか記事を投稿しにくいといった面があります。
長岡高専時代のブログでもコメント欄で議論が繰り広げられたことがあるほどで。
そのため、以下の記事中で気を付けてはいるのですが、
言葉足らずで配慮に欠けたところがあれば申し訳ないです。


イリノイ大には、日本館という施設があります。
毎週、茶会を開催する等、日本文化を紹介されています。

3月11日には、その日本館において東日本大震災の追悼茶会が開催されました。
茶道初心者ながら趣旨に賛同してお邪魔してみたのですが、
お茶を点てる過程を横で椅子に座り名がら見学するのみでした。
作法が分からなかったのでちょっと安心したり。
会場の約7割は地域の方で、日本人は約3割でした。

続いて、この動画の上映が行われました。
会場の半数の方が涙を拭っていたように思います。
日本館のスタッフの方の、これからも支援を、という声が震えていました。


アメリカ本土でも季節外れのハリケーン被害があり、
近隣諸国ではハイチが震災からの復興に苦しんでいます。
そんな状況でも日本の震災に支援を、という気持ちを持っている方がいらっしゃることや
CNNで震災に関する特別番組を放映していたことは正直、意外に感じました。
(CNNは、同時通訳付きで政府主催の追悼式典の生中継もしていました)
もちろん、復興のためにはお金が必要といった現実的なことも考えなくてはなりませんが、
思っていた以上に支援の輪が広いことを実感しました。

きっとこのように世界中でまだまだサポートを、
という気持ちを持った方々がいるのだろうなあと感じ入り
この記事を書いた次第です。


そして、最後になりましたが、イリノイでも日本関係者の方々が
こうして活動されていることに敬意を表したいと思います。
形だけの会ではなく、スタッフの方の気持ちが伝わってくる会でした。


日本館には、ひな人形がまだ飾られていました。
春がそこまで来ています。