菅井の東工大ブログ

東工大工学部に長岡高専から編入した菅井直人のブログ。そして博士3年に。

有機材料工学科紹介

2007-04-26 17:33:16 | 東工大生活
高専では、同じ学科の人に「有機材料」と言っても
「何それ?」と言われてしまったので、少し説明を。

有機材料とは、プラスチックをイメージしてもらえればよいかと思います。
少し難しい話をすると、ポリマーから有機超伝導まで、
そして合成から物性まで有機材料を幅広く研究している学科です。


で、学科の特徴の話です。
クラスの学生数が20人前後と少ないです。
1学科80人という学科もある程なので、
有機材料工学科の学生数は東工大でもトップクラスの少なさです。

その割に先生が大勢います。
つまり、学生数に対する先生の数が多いと言えます。
そのため、より細かい指導を期待できます。

なんと、各研究室には毎年1~2人位しか配属されないそうです。
高専では物質科で2~5人でした。
他学科では10人以上の研究室もあったので、この人数は驚きです。
院への進学率が高いからこの人数で研究がやっていけるのでしょう。

逆に言えば、希望の研究室に配属されにくいということです。
うはー。なかなか、先は険しいようです。

東工大留学フェアー

2007-04-26 17:30:57 | 東工大生活
昨日、「東工大留学フェアー」がありました。
東工大から海外の大学への留学について
色々説明してくれる、貴重な機会です。
が、学生は100人も来ていませんでした。


開会の挨拶をされた副学長が、
立場上大きな声で言えないといいながらも
「大学院からは他の大学に行った方がいい」
と、なかなか本音で語って下さいました。

また、
「後援会から去年、留学費用に800万円貰ったのに、
 400万円余ったから返してしまいました」
だそうで、フェアーに来ている学生数からしてみても
留学への意識は低いようです。

まあ、逆に言えば、派遣への競争相手が減る、
ということでもありますが。


将来は、海外の大学と東工大の両方の学位を
取れるシステムをより拡充させるという話もあり、
改めて自分の将来へのプランニングを始めないとだな、
と実感しました。

ものつくり教育研究支援センター

2007-04-23 17:47:07 | 東工大生活
ものつくり教育研究支援センターは、
『「ものつくり教育」を支援し、実施する場を提供し、
さらに成果を展示・公開する場として企画され』
た施設だそうです。
センターHPより引用)


色々なものが展示してありました。
トップ写真は少し前にテレビCMで流れていた、
乾電池で飛んだ飛行機です。

また、建築系の学科の学生が制作した
建築物の模型もありました。





他にもロボットやソーラーカー、
電子回路など様々な展示物がありました。


そして、展示物だけではなく、
ものつくりに必要な工作機器がたくさん
ありました。





1年生のうちから、希望すれば
様々なものつくり体験ができるようです。

東工大の一部(むしろ大部分)は、中小企業が
たくさんある大田区にあります。
そのため、ものつくりに関しては重視しているのかな、と思いました。

SciTech

2007-04-23 17:29:11 | 東工大生活
東工大の科学サークル、
SciTech(サイテク)へ行ってみました。

小学生に実験を通して科学の面白さを伝えよう、
というサークルらしいです。


当日は、予備実験として「エッグドロップ」を行いました。
紙コップなどを使って、高い所から落としても
中に入れた卵が割れない装置を作ろう、というものです。


僕の装置は、作りは適当でしたが
5階から落としても割れませんでした。
これは5階から撮りました。意外と高いです。




ジェネレーションギャップなどの問題はありますが、
しばらくはこちらの活動にも手を出してみたいと思います。

2類オリエンテーション

2007-04-20 17:41:09 | 東工大生活
入学式後は、類別オリエンテーションがありました。
「類」とは、大学の「学部(工学部や理学部など)」の
規模が小さいくなったものだと思って下さい。

僕の所属する有機材料工学科は2類なので、
編入生だけど2類のオリエンテーションに参加してみました。

2類には、有機材料工学科と
金属工学科、無機材料工学科が含まれます。


オリエンテーションでは、各学科の説明と
教官の紹介がありました。

金属と無機材料はパワーポイントで
学科紹介を行っていました。
研究の意義など、熱く学科の説明をされている姿が印象的でした。

有機材料工学科は、なんと、学科紹介のDVDを流されました。
学科紹介のDVDなんて、お金があるのね。
DVDを流したからか、先生の説明はさらっと終わりました…。
うーむ。


2類の1年生は、入学式の翌日から1泊2日で
箱根方面で合宿研修をするそうで、
そういうところは高専と同じだな、と思いました。
もちろん、編入生なので僕は行けませんでしたが…。


2類オリエンテーションも終わりに近い頃、先生方が
「入学生は60人なのに62人いる…!」
と言って焦っていました。

すいません、編入生2人お邪魔してます。
というオチでした。

単位認定の話 結論

2007-04-20 17:37:07 | 単位認定関係
少なくとも東工大の場合、
編入試験のために勉強するのは、合格するためだけではなく、
入学後、より確実に進級・進学するためだと思った方が良いです。
その方がモチベーションも上がるでしょ。

そして、進学希望の長岡高専の学生は
第二外国語が開講されていることに感謝して
しっかり第二外国語の単位をとっておきましょう。

東工大の場合、第二外国語として開講されているのは
ドイツ語・フランス語・ロシア語・中国語なので、
この4語のいずれかを受講すれば良いと思います。
恐らく、ほとんどの大学で第二外国語はこの4語なので、
東工大を希望していなくても、旧帝大あたりを
狙っているなら受講しておきましょう。


まあ、もしあまり単位認定されなかった時は、
他の編入生よりも、大学で沢山勉強できるんだ、
授業料得しちゃったもんねー。
と思えば良いのではないでしょうか。

単位認定の話 その1

2007-04-19 17:33:38 | 単位認定関係
これからの話に「単位」と出てきますが、
基本的に高専と同じです。
学科ごとに進級・卒業するために
必要な単位数が設定されています。

必要な単位数が高専よりも細かく設定されていて、
文系科目○単位、理工系基礎科目○単位…といったように
設定されています。

単位取得のためには、試験で60点以上とる必要が
あるのは高専と同じですが、再試はないそうです。

編入時に、単位をあまり認定してもらえないと
その分多くの講義を受講して単位を取得しなければなりません。
人によっては、受講している授業の単位を全てとらないと
進級できないこともあるそうです。
逆に、多く単位認定されれば、それだけ受講する講義数が
減り、勉強が楽になります。

余裕を持って進級するか、必死になって進級するか。
そのため、編入生は認定される単位数が気になるのです。

単位認定の話 その2

2007-04-19 17:33:15 | 単位認定関係
以下は先輩方に話して頂いたことのまとめです。

単位の認定は、編入試験の結果にかなり関係するようです。
シラバスを提出するから、高専での成績や取得単位数に関係すると
思っていたのですが、必ずしもそうではないようです。

まず、理工系基礎科目は、最大16単位認定されるのですが、
僕は14単位認定でした。
僕の場合は編入試験で物理があまり解けなかったために、
16単位は貰えなかったようです。
理工系基礎科目とは、数学・物理・化学など、
専門教科ではない理工系科目です。

他の化学系の編入生達も14単位の人が多かったです。
やはり、みんな物理が苦手なようで…。


英語の単位認定も、編入試験の成績によって決まるようです。
最大8単位認定なので、編入試験で100点満点中
20点で2単位、40点で4単位、60点で6単位、
80点以上で8単位、といった具合のようです。

ちなみに、2単位ずつ取得できるので、
認定される単位数が奇数になることはありません。


上では、編入試験の成績で決まると書きましたが、
あくまで、聞いた話なので、もしかしたら、
高専での成績や高専で取得した単位数によって、
何かしらの考慮がなされているのかもしれません。


そして、第二外国語(英語以外の外国語)の単位は
高専時代に取得した単位数がそのまま認定されるようです。
僕は、4年・5年でドイツ語を受講していたため、4単位認定されました。
必要なのは6単位なので、前期にドイツ語の講義を1つ受講することになりました。

高専によっては、第二外国語の講義がないそうです。
その高専出身の学生は認定単位は0単位なので、
今年度中に6単位取得しなくてはなりません。
ちょっと大変です。

単位認定の話 その3

2007-04-19 17:32:49 | 単位認定関係
東工大は多くの学生が大学院へ進学します。
編入生も、ほとんどの学生が大学院を希望しています。

そこで気になるのは進学のこと。
学科によっては、大学院への内部推薦という制度があります。
その際基準となるのは、もちろん成績です。
1年生から入ってきた普通の学生は1から3年までの
平均点が基準となるそうです。

編入生は、認定された単位は点数がつかず、
ただ「認定」されたという扱いなので、
内部推薦の基準となるのは3年生での成績となります。


また、院受験時にTOEICのスコアの提出が必要な学科も
少なからずあります。
大体700から800点位は欲しいという話でした。
自主勉強しなきゃです。

入学式 その1

2007-04-12 18:32:51 | 東工大生活
編入生でも入学式に出席して下さい、
ということだったので入学式に行って来ました。
学部と、大学院共同の入学式でした。

校門では、新入生が保護者の方と記念撮影をしていて
ううむ、入学式だな、という感じがしました。

会場である体育館までの道では様々な部活・サークルが
新入生の勧誘をしていました。
うわー、勧誘されちゃったらどうしよう…。
なんて考えていたのです。

が、全く勧誘されませんでした。
そうですか。そんなに僕は新入院生に見えますか。
自分の老けっぷりを実感した春の日でした…。

↓桜満開で、いい雰囲気でした。