犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

ミツバチにあらず

2018年08月03日 | イキモノタチ

[あらすじ] スズメバチに睨まれた経験が有る。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/c3f571f21622d7a528c2d20c72498c1c

たった一匹のスズメバチに、刺されたわけではなく睨まれただけで、
あれだけおっかないのだから、襲われた人などどれだけ怖かったのかと思う。
巣が有るのは軒下というイメージが有る。
山の中でも、木の枝に作ってあるのを見た。
しかし、木の根元にも作るらしい。
そんなもん、気付かずに踏んでしまったら!



5年くらい前のこと。
庭でブルーベリーの枝を剪定していて、突如、腕に痛みが刺さった。
突然力一杯一点をつねられたような痛みだ。
これは、アシナガバチだった。
枝の陰にいたらしい。

急いで洗って、刺された所をしぼっては洗って、
保冷材でずっと冷やした。
後で調べたら、正しい処置のようだったが、たまたまだ。
それに、家だから良かった。
水道はすぐにどこに有るか分かるし、
冷凍庫に母が保冷材を貯め込んでいるのも分かっていた。

野山で刺されたら、厄介だな。



二度目はいけないと言う。
一度刺されたことで、蜂の毒に対して抗体ができる。
次に刺されたら抗体が大活躍して、なんなら呼吸困難に陥る。
アナフィラキシーショックというやつだ。

以前より、蜂が怖くなった。

こちらから喧嘩を売らなければ、蜂は刺さない。
とは言っても、枝の陰にいる蜂に気付かずに手をやってしまえば、
向こうは攻撃を受けたと思って反撃に出るわけだ。
誤解ですよ、じゃ済まない。



連日、猛暑である。
老母のいる台所には、24時間クーラーをつけっぱなしだ。

それでも人の出入りの際か、風呂場の窓からか、
蜂が入って来ていた。
アシナガバチだ。

窓際にいりゃまだ外へ出しやすいものの、その蜂は
台所の天井照明の根元にじっと留まっている。

紙袋なら四角く形が保てるので、すっぽりかぶせて捕まえられる。
けれど、かぶせると中の様子が分からない。
かと言って、透けて見える程度のポリ袋だと、蜂に触れてしまって誤解されて反撃された場合、
蜂の針が袋を貫くだろう。

大き目の広口の空き瓶が、たまたま有った。
これだ。
そっと近付けて、蜂にかぶせた。
瓶の口の隙間に、紙を差し込んだ。

蜂はうまく瓶の中に収まった。
蓋も有る。
ひと安心。
この後どうするかは、ゆっくり考えよう。

皮肉なことに、この空き瓶は蜂蜜の瓶だった。
見ていたヘルパーさんが
「ふりだしに戻る」と言って笑っていた。

よーく考えると別にふりだしでもなんでもないけれど、
なんだか笑った。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私立法螺吹き学園高等学校 | トップ | 養蜂家にあらず »

コメントを投稿

イキモノタチ」カテゴリの最新記事