犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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殺意

2023年02月02日 | 毎月馬鹿
実体験をもとにして法螺を書いた時に、いつも思う。
事実は小説より奇なり。
些細な作り話の部分よりも、本当の話のほうがずっと面白かったりする。

毎回、懺悔のために翌日に本当のことを書いている。
今回は正直に言って、本当のことを書くことを目的に法螺を書いた。
実際に有ったできごとの、意外な部分を書かなかったわけだ。

無かったことをでっち上げるのも嘘。
事実を捻じ曲げるのも嘘。
一部分を隠すことも、かなり大きな嘘である。



毎月一日は法螺を吹いている。
四月だけじゃ物足りないじゃないの。

実話から作り話になだれ込むパターンをしばしば書く。

今回、首を絞められたことが有る、というところが本当。
その時、相手の口が言葉を発したかどうか、憶えていない。
無言だったろうか。
力を籠めているから、無言だったのかもしれない。



音声として記憶してはいないのだが、たしか、
帰りの会だから戻るように、
と向こうの教室から先生が声を掛けてきて、
それで首絞めが終わったのだったと思う。



建物の中央にホールが有り、その周囲にそれぞれのお教室が並んでいた。
そういう形の幼稚園だった。

5歳の時に引っ越して、その私立の幼稚園に編入した。
それからすぐのできごとだったのか、
しばらく経ってからのことだったのか、憶えていない。



その幼稚園の上の小学校に一緒に進学する。
そこでさらにその子との付き合いは続く。

なんと子どもで、なんと小さな社会だったのか。
その子が首を絞めるほどの激しい感情を私に対して抱いた理由は
今も知らない。

帰りの会の始まる前に、
人気の無い廊下に呼び出されて突然、首を絞められた。
その後も、何事も無かったかのように同級生として付き合いは続いた。

50歳を過ぎた今も、なんだったのか、分からないままだ。
今度会ったら思い切って聞いてみようか。

絞めた本人は憶えていないのではないかと思っている。
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