犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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餌づけ

2018年10月05日 | たべもののみもの
お昼は何にしようか、買い物帰りにあれこれ考えるが決まらない。
玄関に、何か置いてあると思ったら、ほかほかの栗ご飯だ。
いただきます。

プラスチックの折りに入れて、別に胡麻塩も添えてある。
近所の幼なじみに、到来物の果物を配ってきたところだ。
そのうちの誰かにしては仕事が早い。

これは、お隣さんだろう。
お隣のおばちゃんが今年のはじめに亡くなって、さびしくなった。
春には筍ご飯、夏には茗荷ご飯を、実は楽しみにしていた。

そろそろかな、なんて厚かましいことを考えていると、
きっとおばちゃんが前のめりに砂利道を踏む音が聞こえてくるのだ。

お隣のお兄ちゃんの歩調は、おばちゃんによく似ている。

おばちゃんの栗ご飯は食べたことが無い気がする。
これは、おばちゃんが亡くなる直前に結婚した、
お兄ちゃんの奥さんが炊いたものだろう。

うまい。
胡麻塩が合う。

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