犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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メンネの日記

2018年06月10日 | メンネの日記
30年ほど前に、中島みゆきのオールナイトニッポンを聴いていた。
とは言え、十代の頃から朝型だった私のことで、
午前1時~3時という番組を聞きとおせることはほとんど無かった。

何?今も月イチでやってんの?知らなかったわあ。
日曜午前3時~5時?
起きて聴ける時間じゃないの。

番組はリスナーからの投稿葉書により構成されており、
テーマごとにコーナーが有った。
家族の話題なら「家族の肖像」、何かへの怒りなら「大っ嫌いだ」、
「みゆきさんといっしょ」というコーナーは
前週に予告された物たとえば駄菓子の何かなどをリスナーも準備しておいて食べるというもの、
こんな経験はわたしだけですかと披露する「ひとり上手」、
放送中どんなコーナーが進行していても決まった時間になると割り込んでくる「定刻の逆襲」
などが記憶にある。

そんな中に「メンネの日記」というコーナーが有った。
「アンネの日記」のもじりで、ああ悪いことをしたなあという出来事の投稿で、最後は
「めんね。」で締め括られる。
ごめんね。から「御」を取っ払っている。
ちょいと軽やかに謝っているのか。



謝るのが下手である。
悪いことをしたなあと思えば思うほど、謝りにくい。
相手がどれくらいイヤがっているかは分からない。
謝りにくさは、自分の気持ちからきているので、
相手の気持ちとは比例しない。
実に全く手前勝手だと思うけれど、自分が悔めば悔むほど、謝りにくい。
小学生の頃にした悪さで、今も気に掛けたままになっていること、なんてものまで有る。

毎日書いている自分のこのブログでも、「謝りにくいことを謝る」というのを
テーマに書こうと考えたことがある。

カトリックの信者は告解というのをする。
教会のすみっこにちっこい部屋がある。電話ボックスの不透明なのみたいな。
電話機は無くて、これまた向こうの見えない窓口が有って、
そこに向かって懺悔するんだそうな。
ひええ。

聞いているのは神父。いや神父はあくまでも取次役。
懺悔する相手は神。
とは言え神父も聞いている…
無理無理、私はちょっとできないな。

でも、「悪いことしたなあ」という思いを抱えているのは、つらい。
謝ってしまったほうがスッキリしそうだ。
そんな事をブログに書いちゃえ、と考えたのだ。

しかし、具体的に書く内容を考えていたら、どんどんしんどくなってきた。
子どもの頃の事ならまだマシなのだが、
二十代、三十代、ましてや最近の出来事の中で
謝れていないことを書こうと思うと、じくじくと胸が痛む。
無理に書くことは無い。と言うより、
最近の事ならちゃんと相手に向かって謝ったほうがいい。



謝るということについて考えてみたり、
実際に謝ってみたり、
ちょこちょこ書いていってみようと思う。

つづく

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