[あらすじ] 8月4日の朝は反薄明光線が出て、
8月5日はすべての方角、全天が夕焼けとなった。
台風が接近する中、今朝は雨も降らない中を
犬の散歩に行くことができた。
ドッグランに着くと、スマホが鳴動する。
画面に「自宅」と表示される。
滞在時間が長いせいか、
スマホのGPSはこのドッグランに私が住んでいると誤解しているようだ。
犬だってドッグランには住んでいないというのに。
一帯は公園計 . . . 本文を読む
[あらすじ] 8月4日の日没前、
夕焼けと反対側の空に、光の筋が現れた。
反薄明光線またの名を裏後光という、
夏によく見られる現象だという。
たしかに、東京の冬の乾燥した空では全く起こり得ないだろうし、
春の空の水分ともまた違うようだ。
さて、翌日の8月5日。
また同じくらいの時間に犬の散歩に出る。
すると、またちょいと珍しい空になっていた。
※
たそがれ時である。
「たそがれ」とは、「 . . . 本文を読む
反薄明光線を初めて見たのは、12年ほど前のことだった。たしか7月の半ば頃の夕方だった。日が沈みかけてきたくらいの時間に、東の空に放射状の光芒が見えた。なんだろう。新宿で何か派手なことでもやってるんだろうか。私の住む深大寺辺りでは、夜、東の空がぼんやり明るく見える。雲の有る夜はひときわ明るい。都心の灯りである。そういうものかと思ったが、まだ日も暮れていない中で見えるにしてはずいぶんな強さの光源が有る . . . 本文を読む
痒いという感覚はなんであんなにもイヤなんだろう。
痒い所を掻くと、とても気持ちいいが、
掻けば掻くほど痒みは悪化してぶり返す。
恐ろしい。
寓話のようだ。
なんだっけ、
兄妹だかなんだかが山の奥に行って泉に手を入れたら
温かくて気持ちいいんだけど手を抜くと熱くって
思わず手を戻すんだけどそうすると次はもっと熱くって
手を抜くことができなくなってその場から動けなくなって
うろおぼえ
どういう . . . 本文を読む
庭の草取りをした。
一年でも手を抜くと、草はアホのように増える。
昨年は老母の介護と老犬の看護で手一杯で、
庭をほったらかしにしてしまった。
すっかりアホガーデンになっていた。
今の我が庭で特にアホなのは
ヤブラン、ヤブミョウガ、シャガ、セリ、フキ。
なんならヤブシャガ、ヤブゼリ、ヤブフキと呼んでやろうかと思う勢いだ。
セリもフキも食えば良いのだが、
ここ数週間は収穫していなかったので、今回 . . . 本文を読む
家に3本の山椒の木が有る。
一本は玄関の前で、あまり日当たりが良くない。
その上、隣家との塀際に生えているので、枝が陽射しを求めて
どんどん越境する。
これはいけない。
去年のいつ頃だったか、バサバサと枝を切った。
そのせいか、今年はろくすっぽ実が付かなかった。
もともと条件の良くない場所で、手入れも面倒だし、
収穫もしにくい場所なので、この木は伐ってしまおうと思う。
幹ですりこぎでも作るか。 . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
玄関先に、常緑のトゲトゲの植物が植わっている。
何年か前、母が「あれは抜いちゃったほうがいいわね、棘が有るし。」と言う。
私は、トゲの有る植物はイヤだ。
手入れしてやっているというのに刺してくるからだ。
薔薇なんか嫌いである。
けっこうな棘を持っているから。
そのくせ、タラの木はわざわざ買って植 . . . 本文を読む
[あらすじ] 家の西側の桜の木の下にキョウチクトウが植わっている。成長が速いので、切ってばかりいる。鬱陶しいし、面倒だ。伐ってしまえ。https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/4d6c7932f6095800b5d02cacbea324cf地上を伐っただけでは終わらない。根っこを切らないと木は死なない。成長の速い木は、切ってもすぐに伸びるので切るのがたいへんだが、成長が速 . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
雑草と言えるかどうか疑問な物と多く戦ってきた。
芹、蕗、食べればいいじゃないか。
カラスノエンドウやヤブカラシでさえ、食べればいいと言う人もいる。
食べるために増やしたニラは一時期増え過ぎて、庭じゅうがニラだらけになってしまった。
今は芹が増えたせいでニラが . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。毎年この時期になると繰り広げられるのです。と書いてきたが、今日は樹木である。家の西側にキョウチクトウが植わっており、私はこれをずっと伐ってしまいたかった。老母に義理立てして我慢していたのだが、もう遠慮要らん。伐る。※庭を眺めていたら、奥のヤシオツツジが枯れているのに気付いた。ここ数年、樹勢が悪く、木の半分が . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。毎年この時期になると繰り広げられるのです。今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、烏ノ豌豆は食うには小さい、青浮草を掬っては投げ、スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出し、花韮の小さな球根も見落とすことなく拾い集め、カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かもそしてムカゴから育てて . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、
烏ノ豌豆は食うには小さい、
青浮草を掬っては投げ、
スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出し、
花韮の小さな球根も見落とすことなく拾い集め、
カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも
そ . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、
烏ノ豌豆は食うには小さい、
青浮草を掬っては投げ、
スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出し、
花韮の小さな球根も見落とすことなく拾い集め、
カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも
. . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。毎年この時期になると繰り広げられるのです。今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、青浮草を掬っては投げ、スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出し、ハナニラの小さな球根も見落とすことなく拾い集め、カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも植物の繁殖の方法は色々有る。なんとかして領土 . . . 本文を読む
[口上] ご安心ください。
私が「戦争」と書いたら、それは雑草との戦いのことを意味するのです。
毎年この時期になると繰り広げられるのです。
今年はすでに、芹と蕗に食ってかかり、
青浮草を掬っては投げ、
スノードロップの球根を掘り起こしてはゴミに出した。
カタバミとの戦いは後に十年戦争と呼ばれることであろう。いや三十年かも
調べてみると、
スノードロップの球根をわざわざ買う人もいる。
そんなら売 . . . 本文を読む