見事な棚田(写真)で有名な少数民族の集落を訪ねました。桂林から北北西へ100キロ余り。壮族と揺族が代々、800年以上の年月をかけて開墾した棚田です。棚田の一番高いところは海抜1180メートル、一番低いところは380メートル。さらに高い山から水を引き、年中水が切れることはないといいます。
この日は朝から雨が降ったりやんだり。いくつかある展望台の一つにたどり着いたときは雲の中に入っていたのでしょう、十数メートル先が全く見えません。あきらめて降りていった人がたくさんいました。こんなときは集合時間ぎりぎりまで粘るしか方法はないと決め込んでいると、しばらく経って雲の切れ間ができました。わずか10分ほどでしたが、ここまで来た甲斐があったと感じた一瞬です。
それにしても、眺めていれば綺麗ですが、ここで作業をし、作物を運び出すのは大変な苦労でしょうね。今は観光で潤っているから苦労が報われているのでしょうけれど……。
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