![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/8d/47cca30011b5d5e400ecf1bd92c23d6c.jpg)
東莞から南南西へバスで30分ほど走ると、虎門に着きます。珠江の河口にある都市で東莞市を構成する鎮のひとつです。ここはアヘン戦争(1840~1842)の舞台になったところで、砲台が残っています(写真)。
写真の中央左に小さな岬があって塹壕のようなものが写っています。これにも大砲が30基ほど据え付けられていました。このような砲台が虎門一帯に10数箇所もあったといいます。鉄壁と言われた守りでしたが、英国に破れ、香港の割譲、上海など5港の開放を決めた南京条約を結ばされました。
解説には「当時の清朝の優柔不断が敗戦の原因」とありました。それより産業革命を経た欧州との経済力、軍事力の差が大きかったわけで、この敗戦で中国が真剣に反省していたら、近代化がもっと早く始まり、その後の歴史も変わっただろうと、砲台跡を見ながら改めて思いました。
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