中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

中国化した深せん(土へんに川)

2009-11-11 06:41:35 | 旅行

  変な見出しをつけた訳から書きます。深圳は1980年に経済特区になりましたが、私はその数年後に訪れたことがあります。そのときの印象が「公園都市シンガポールのような街」でした。今回もさっと見ただけですが、「中国の大都市」「一昔前の香港」という印象になっていました。

  今では超高層ビルが林立しています(写真)。空が余り見えなくなりました。それでも、開発当初からある大通りの沿線は緑地が広がり、昔の面影を残していますが、ちょっと裏にはいると雑然とした商店街に変わり、ごみが目立ちます。

  昔は深圳特区と他の中国地区との境界が鉄条網で仕切られ、普通の中国人は自由に行き来できなかったのですが、今は当然のことながら、自由に行き来できます。その結果、露店でおもちゃや果物などを売る人が増えました。乞食もたくさんいます。

  この変化は当然かもしれません。翻って、シンガポールが華人を中心とする街でありながら、公園都市を維持できたのは政府による強制があったからで、こちらの方が普通ではないのでしょう。蘇州にもシンガポールのような街、工業園区ができていますが、この先どうなるでしょうか。

  

  



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