写真は蘇州旧市街地南部にある人気の高いワンタンと小篭包の店先にあった看板です。3回ほど入ったことがあって、近くに来たついでにまた食べてみようと思ったのですが、内部を改装中でした。それでこの看板ですが、何時から工事中で、別の系列店に行ってほしいという案内が書いてあるだけで、肝心の何時再開するかについては全く触れていません。
中国のほかの都市でも同じだと思いますが、建物や道路の工事中にお断りの看板を出しているところがほとんどありません。この店は、客を別の系列店へ誘導することが目的だったとしても、ましなほうです。さらに、看板を出していても、工事終了や店再開の予定期日を明示したものはまずないといっていいでしょう。
工事業者が工期のめどを示さないのか、と思いましたが、あるビルの大改装現場で工事関係者用出入口の内側に、工事責任者の名前などと一緒に工期を示した看板があるのを見ました。ただし、一般の人の目に触れにくい場所です。
これと関連する話を、中国人の友人から聞きました。「中国人は1週間を超える約束はまずしない。特に役人は、先の長い約束をしても、別の約束が入ってくると簡単に変更する」というのです。
「約束」に対する感覚の違いがあるように思います。
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