前回、このような表現をとりあげました。
(1)I'm worried about her.(僕は彼女のことが心配だ。)
しかし、「心配している」ことを伝えるには次のような自動詞として使われた文も可能です。
(2)I worry about her.
(1)と(2)はだいたい同じ意味を表しますが、正確には少し違います。
be worried about: ある出来事についてや比較的短い期間の中で心配する
worry about: 長い期間に渡って心配する
worry aboutを進行相を使って次のように表現すると、一時的だと解釈されるので(1)とほぼ同じ意味だといえます。
(3)I'm worrying about her.(≒(1))
しかし文脈によってはこれに従わない例も見られるので、一応の目安程度に考えておけばよいでしょう。また、このような微妙な使い分けを生徒に強いる必要もなく、気になる生徒には説明する、というスタンスでよいと思います。今回のように非常に似ている表現の使い分けは、文脈の中で位置づけられれば理解を大きく妨げることはまずないので、実際に理解を妨げるような語彙(例えば前回取り上げたcareのような例)を重点的に指導すればよいと思います。
ちなみにアメリカやカナダのネイティブによると、(1)が最もよく使われるようです。使用頻度の高い表現は確実に覚えていきたいですね。
(1)I'm worried about her.(僕は彼女のことが心配だ。)
しかし、「心配している」ことを伝えるには次のような自動詞として使われた文も可能です。
(2)I worry about her.
(1)と(2)はだいたい同じ意味を表しますが、正確には少し違います。
be worried about: ある出来事についてや比較的短い期間の中で心配する
worry about: 長い期間に渡って心配する
worry aboutを進行相を使って次のように表現すると、一時的だと解釈されるので(1)とほぼ同じ意味だといえます。
(3)I'm worrying about her.(≒(1))
しかし文脈によってはこれに従わない例も見られるので、一応の目安程度に考えておけばよいでしょう。また、このような微妙な使い分けを生徒に強いる必要もなく、気になる生徒には説明する、というスタンスでよいと思います。今回のように非常に似ている表現の使い分けは、文脈の中で位置づけられれば理解を大きく妨げることはまずないので、実際に理解を妨げるような語彙(例えば前回取り上げたcareのような例)を重点的に指導すればよいと思います。
ちなみにアメリカやカナダのネイティブによると、(1)が最もよく使われるようです。使用頻度の高い表現は確実に覚えていきたいですね。