拉致被害者原 敕晁さんの兄の原 耕一さんが12月14日に亡くなられ、16日に葬儀が執り行われたとの連絡が今日入った。85歳だった。
また拉致被害者の家族の方が亡くなられ、残念でならない。
原さんは、1980(昭和55)年6月17日、43歳の時、宮崎市青島海岸から拉致され、警察は辛光洙(シン・グァンス)を拉致実行犯として国際手配した。
兄の原耕一さんは、家族会結成当時から体調の問題があり、活動はできない状況だった。
謹んで哀悼の意を表するとともに、すべての拉致被害者の一日も早い救出のために全力で取り組むことを、御霊の御前に、改めてここにお誓い申し上げる。
下記は、平成17年7月14日に東京・友愛会館で開催された「原 敕晁さんを救うぞ!第10回東京連続集会」で、増元照明さんが、原 敕晁さんの兄の原 耕一さんの思いを伝えた記録です。
■原 敕晁さんの兄の原耕一さんがご逝去
◆原 耕一さんの思い
-増元照明さん報告-
こんばんは。
私、家族会事務局として、原 敕晁さんのお兄さんである原 耕一さんと何回か電話でお話をさせて頂いております。
原家は家族会結成当時、1997年からすでに家族会に入られるという意向を示されて、代表が連絡を取っておられたんですけども、9.17以降、代表が忙しくて、事務局の方で連絡を取らせていただくことになっています。
先日、「原物語」を開催しますので、と連絡したところ、今お体が本当に良くない。毎日のように、内臓の方で、確か肝臓だと思ったんですけども、とにかく毎日病院に行かなければならない状態で、とても活動できる状況ではありませんし、ましてや東京に行くなんていうのはとんでもないと、そういう話をされておりましたので、ぜひ手紙でも何でもいいから書いていただけませんかということもお願いしたんですけども、今体力的にそれもきついということを仰っておられました。
そこで、今の心境としてどのようにお考えでしょう、とお伺いしたら、「今、日本政府がこの原 敕晁という人間をどういうふうに救出するのか、それを注視していきたい。静かにちょっと見ていきたい」ということをおっしゃっておられました。
「日本政府がどういう責任を持って弟を助けてくれるのか、今自分としては騒ぐのではなくて、静かに政府の動向を見ていきたい」というふうに思っているということです。
原 敕晁さんが失踪されて、そして辛光洙が(韓国で)捕まり、原 敕晁さん拉致事件というのが表に出てから、色々とメディアの方々も原家を訪れているようです。
原家としても、いろいろ陳情、要請もして来られたそうです。でも、全くなんら動いてくれなかったという、そういう忸怩たる思いがあるようです。
「今現在も本当に9.17以降拉致が発覚・表面化されて、日本政府がどういう姿勢を見せるのか、それだけ今見守りたい」という言葉をおっしゃっておられました。
これからも家族会の一員として、私の方から中央の情勢とか今の政府の考え方について、私たちが会って感じたままをお知らせするつもりです。
以上
※「アメリカは女性記者のときはクリントン元大統領、英語教師のときはカーター元大統領が直接平壌に乗り込んだ。日本にも元総理がたくさんいる。その中の一人でも平壌に行ったらどうなんだ。誰かいないのか」
(上田清司埼玉県知事)
また拉致被害者の家族の方が亡くなられ、残念でならない。
原さんは、1980(昭和55)年6月17日、43歳の時、宮崎市青島海岸から拉致され、警察は辛光洙(シン・グァンス)を拉致実行犯として国際手配した。
兄の原耕一さんは、家族会結成当時から体調の問題があり、活動はできない状況だった。
謹んで哀悼の意を表するとともに、すべての拉致被害者の一日も早い救出のために全力で取り組むことを、御霊の御前に、改めてここにお誓い申し上げる。
下記は、平成17年7月14日に東京・友愛会館で開催された「原 敕晁さんを救うぞ!第10回東京連続集会」で、増元照明さんが、原 敕晁さんの兄の原 耕一さんの思いを伝えた記録です。
■原 敕晁さんの兄の原耕一さんがご逝去
◆原 耕一さんの思い
-増元照明さん報告-
こんばんは。
私、家族会事務局として、原 敕晁さんのお兄さんである原 耕一さんと何回か電話でお話をさせて頂いております。
原家は家族会結成当時、1997年からすでに家族会に入られるという意向を示されて、代表が連絡を取っておられたんですけども、9.17以降、代表が忙しくて、事務局の方で連絡を取らせていただくことになっています。
先日、「原物語」を開催しますので、と連絡したところ、今お体が本当に良くない。毎日のように、内臓の方で、確か肝臓だと思ったんですけども、とにかく毎日病院に行かなければならない状態で、とても活動できる状況ではありませんし、ましてや東京に行くなんていうのはとんでもないと、そういう話をされておりましたので、ぜひ手紙でも何でもいいから書いていただけませんかということもお願いしたんですけども、今体力的にそれもきついということを仰っておられました。
そこで、今の心境としてどのようにお考えでしょう、とお伺いしたら、「今、日本政府がこの原 敕晁という人間をどういうふうに救出するのか、それを注視していきたい。静かにちょっと見ていきたい」ということをおっしゃっておられました。
「日本政府がどういう責任を持って弟を助けてくれるのか、今自分としては騒ぐのではなくて、静かに政府の動向を見ていきたい」というふうに思っているということです。
原 敕晁さんが失踪されて、そして辛光洙が(韓国で)捕まり、原 敕晁さん拉致事件というのが表に出てから、色々とメディアの方々も原家を訪れているようです。
原家としても、いろいろ陳情、要請もして来られたそうです。でも、全くなんら動いてくれなかったという、そういう忸怩たる思いがあるようです。
「今現在も本当に9.17以降拉致が発覚・表面化されて、日本政府がどういう姿勢を見せるのか、それだけ今見守りたい」という言葉をおっしゃっておられました。
これからも家族会の一員として、私の方から中央の情勢とか今の政府の考え方について、私たちが会って感じたままをお知らせするつもりです。
以上
※「アメリカは女性記者のときはクリントン元大統領、英語教師のときはカーター元大統領が直接平壌に乗り込んだ。日本にも元総理がたくさんいる。その中の一人でも平壌に行ったらどうなんだ。誰かいないのか」
(上田清司埼玉県知事)