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【みんな生きている】HSBC編

2012-07-19 19:22:09 | 日記
《発覚したHSBCの不祥事》

欧州最大の金融グループHSBCは、北朝鮮やイラン等「敵性諸国」と取引するのはもちろん、メキシコの麻薬組織の資金洗浄(マネーロンダリング)も助けていた。また、バークレイズによるLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)不正操作スキャンダルは、イングランド銀行などイギリスの金融当局にまで波及している。


■HSBCメキシコ支社に北朝鮮の口座

アメリカ連邦議会上院が7月16日(現地時間)に公開した報告書によると、2005年8月、当時のマイケル・スミスHSBC最高経営責任者(CEO)は、内部文書で「開設が禁止されている北朝鮮関連の3口座がグループ内で発見され、全て凍結した。この口座を閉鎖するため努力しているが、関係する銀行の支店から適切な応答が得られなかった」と語った。しかし、それから2年後の2007年に作成されたHSBCの内部文書には、依然として北朝鮮の口座が取引されているという記述がある。
「メキシコ・ペソとアメリカドルの口座を持つ北朝鮮の顧客7人が、2007年5月の時点で230万ドル(現在のレートで約1億8200万円、以下同じ)の現金をHSBCに保有しており、またこれとは別に、北朝鮮の顧客9人が持つドル専用口座に4万6000ドル(約360万円)が残っていた」という。
HSBCはこの内部文書で、北朝鮮関連のアメリカドル口座や商業取引に活用される口座は、全て取引を解消するよう措置を取ったと記した。
HSBCアメリカ支社には2010年4月の時点でも、北朝鮮の朝鮮貿易銀行名義になっているドル口座が閉鎖されず残っていた。ただし、この口座でのドル取引は2007年以降途絶えていた。
HSBCのアメリカ子会社はこの他にも、国際テロ組織「アルカイダ」を支援してきたといわれるサウジアラビアのアル・ラジ銀行とも数十億ドル(10億ドル=約791億円)規模の取引があり、アメリカが強力な金融制裁を課しているイランとも違法な取引を行ってきた。
またHSBCメキシコ支社は、メキシコの麻薬組織のマネーロンダリング窓口として活用されてきた。2007から2008年までの間に、HSBCメキシコ支社は、麻薬組織の資金を含む70億ドル(約5534億円)をアメリカ支社に送金した。特にHSBCは、麻薬組織のマネーロンダリングを専門に受け持ってきた「カサ・デ・カンビオ・プエブラ(プエブラ両替所)」と呼ばれるディーラーと緊密に協力してきた、と同報告書は指摘している。


■LIBORスキャンダルはイングランド銀行にまで波及

一方、LIBOR不正操作の疑いで天文学的な罰金の支払いを命じられたイギリス系大手銀行バークレイズの元最高執行責任者(COO)ジェリー・デルミシエ氏は7月16日、イギリス議会で「ロバート・ダイヤモンド元バークレイズCEOと監督当局の指示を受け、その通りに従っただけ」と証言した。この証言により、容疑を否認しているダイヤモンド元CEOとイギリス監督当局はさらに不利となった。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
(脱北者Aさん。脱北者手記集より)
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