もずの独り言・goo版

半蔵ともず、gooでも独り言です。『もずの独り言』はこれからも戦い続けます。

【みんな生きている】IOM編

2012-01-31 05:38:04 | 日記
かつて在日韓国・朝鮮人の夫とともに北朝鮮に渡り日本に帰れないままになっている、いわゆる「日本人妻」の帰国問題を協議する会合が世界的な移住問題を扱うIOM(国際移住機関)も初めて参加して開かれ、支援団体などが早期の帰国に向け取り組みを強化していくことを確認しました。
昭和34年から25年間続いた北朝鮮への帰還事業では在日韓国・朝鮮人の夫とともに日本人の妻たち1,800人ほどが北朝鮮に渡りましたが、その多くが日本への帰国を認められず、苦しい生活を強いられていたと言われています。
この問題について、北朝鮮から逃れてきた人たちを支援している団体が1月29日に会合を開き、スイスを本部に世界的な移住問題に取り組むIOMのメンバーも初めて参加しました。
この中で、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去によって北朝鮮国内の情勢が不透明になっているとして、「日本人妻」の早期の帰国に向けて政府への働きかけを強めていくことを確認しました。また、帰国の実現に備えて支援環境を整備していくことを申し合わせました。
支援団体である日本人妻等定住支援センターの坂中英徳代表は
「日本人妻はすでに70代から80代の高齢になっているうえ、北朝鮮の新しい体制でどう処遇されるのか安否が気遣われる。一刻も早い帰国に向けて政府に要望していきたい」
と話しています。



※帰還事業について高政美(コ・ジョンミ)さんは
「帰国当時、10代だった兄がいた。北朝鮮の風景を見て落胆し、“日本へ帰る”と言って泣くと、北朝鮮の人たちが兄を連れて行った。兄と再会したのはその5年後、私が8歳のときに山奥にある収容所で会った。まるで動物園の檻のようで、鉄格子の中には20人ほどいたと思う。みんなライオンのように髪が長かった。大小便の上で寝そべったり、這い回ったり…そのうちの1人が引っ張り出された。顔は浅黒く、髪が腰まであった。顔を見た父は、私たちを連れてすぐにその場を離れた」
と語った。
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