もずの独り言・goo版

半蔵ともず、gooでも独り言です。『もずの独り言』はこれからも戦い続けます。

【みんな生きている】協同農場編

2013-07-10 05:50:54 | 日記
《『デイリーNK』が伝える北朝鮮協同農場の現状》

北朝鮮当局は最近、「分組単位の縮小と生産物の7:3分配」等農場運営改善指針を試験的に実施する地域を指定。しかし、同地域の土質や地形が営農が不可能なほどに劣悪なため、該当の農場員の不満が高まっていると消息筋が伝えた。
両江道恵山の消息筋は7月5日、『デイリーNK』との通話で

「恵山の一部地域が農場運営改善指針の試験実施対象地域となり農場員が投入されたが、傾斜が急だったり石が多い等農業ができない状態。既存の農場には連日、軍隊と突撃隊等が動員され開墾事業を行っているが、トラクターや農機具が入り込めないほど斜面が急だったり石が多い場所が該当農場に指定され、農場員たちは憤怒している。こうした状況にもかかわらず上(当局)では元帥様(金正恩)の『馬息嶺速度』等を導入すれば不可能はないとして一年の計画を達成するよう強要している。農場員たちは計画収穫量を達成できるわけがないとため息をついている」

と話した。
消息筋によれば、北朝鮮は協同農場の作業分組単位を縮小(10~25人→4~6人)し、生産物の7割を除いた3割を農場員に分配するという農場管理改善措置を打ち出した。これは昨年一部地域で試験実施された「6・28経済管理改善措置」の一環と思われる。試験計画が発表された当時、農場員は一生懸命働けば自身の分け前が増えると期待もしたが、現在は当てにもしていない状況だという。
消息筋は

「当初、農場員たちは協同農場で生産物を現物で分配する政策を歓迎し、一生懸命働こうとしていたが、現在は以前の無気力な状態に戻った。協同農場に対する期待を捨てる住民が徐々に増えている」

と話した。
食糧生産を増産するため土地の一部を農場員でない住民に貸与するとの方針の施行も遅延しており、当局の政策に対する住民の不信と不満も蔓延していると伝えられる。
消息筋は

「(当局は)農場員でない個人に土地を賃貸すると言っておきながら、今となっては禁句となっている。一部の幹部たちは『来年には必ず施行する』と話しているが、誰も信用していない。国家協同農場と分組縮小、個人用耕作地の配分等が入り混じり混乱している住民が多い。昨年から施行すると言っていた農業改革が未だにまともに施行されていないことについても『当局が路頭に迷っている』『何も信用できない』と住民たちは話している」

と伝えた。
農業改革は「6・28方針」の核心事案であり、従来の協同農場体系では労働生産性が顕著に低下するとの認識の下に計画された。こうした政策が正常に実施されれば、個人の労働生産性が高まり生産量が増加するとの分析が提起されていた。
ある高位幹部出身の脱北者は

「金正恩(キム・ジョンウン)が住民の要求を受け入れ、転向的に経済改革を追及するとの寛大な決定を下さない限り、全面施行の可能性はないと思われる」

と展望した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
(脱北者Aさん。脱北者手記集より)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【みんな生きている】女性同盟編

2013-07-10 05:44:44 | 日記
《『デイリーNK』が伝える金総書記故郷整備のための女性同盟動員》

北朝鮮は最近、朝鮮民主女性同盟(以下、女盟)所属の女性を農村動員から除外し、金正日(キム・ジョンイル)の故郷とされる両江道恵山市の整備事業に集中的に動員していると伝えられる。金正恩(キム・ジョンウン)の指示で開始された同市整備事業の各種重労働により、女盟員たちの不満が高まっているという。
両江道の消息筋は7月7日、『デイリーNK』との通話で

「今年春先から始まった都市整備事業に投入された女盟員は農村動員から除外された。幹部たちは『将軍様(金正恩)の配慮で今回の農村動員に参加せず、都市整備事業に携わることになった』とし、誠実に任務に臨むよう奨励している」

と伝えた。
消息筋によれば、恵山市整備事業は街路樹植樹と木の下への芝生張り、道路整理、建築物補修、古屋撤去等が春先から始まった。ほとんどが手作業のため事業の進捗が悪く、過酷な肉体労働により女盟員の不満が高まっている。
消息筋は

「山奥から苦労して切ってきた木が規格に合わないと、もう一度山に行かなければならない。壊した家の残骸を捨てるにも強い日差しの下背中に背負って運ぶ。女性の体では耐え難い過酷な肉体労働が多く、女盟員たちは悲鳴を上げている」

と話した。
さらに消息筋は

「道路周辺に位置するアパート等の建物は同じ色で塗装しなければならず、幼稚園や託児所は色彩豊かに塗装しなければならない。平屋は煙突を灰色で塗装し、窓の色も同一の色で統一せよ等と仕事が山積み。女盟の幹部たちは6月15日、20日分の配給が実施されたのは将軍様の配慮だと宣伝。『愛情に恩返しすることが公民の道理であるため忠誠心を持って償わなければならない』と強調している。しかし住民は『配慮を言い訳に我々をこき使おうとする戦略』と不満を募らせている。最初は農村動員に行かなくてもいいことを喜んでいたが、『むしろ農村動員のほうがまし』と話すほど。幹部たちは暇さえあれば『将軍様(金正日)の故郷都市を整備する事業であるため、些細な不備も許されない』と強調している。他でもない将軍様(金正恩)の指示で始まった事業であるため、下手するとひどい目に遭うのではと警戒する住民も一部いる」

と話した。
一方、北朝鮮は金日成(キム・イルソン)と金正日の偶像化宣伝に活用するため、白頭山に隣接する三池淵郡の大々的な工事を2000年代序盤から行ってきた。現在進行中の恵山市整備事業もこれと同様の目的と解釈される。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
(脱北者Aさん。脱北者手記集より)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【みんな生きている】北朝鮮海外派遣労働者編

2013-07-10 05:40:55 | 日記
《北朝鮮の海外派遣労働者、大幅増》

北朝鮮が海外に派遣した労働者の数が今年1月時点で4万6000人を突破し、金正日(キム・ジョンイル)総書記が死去した2011年12月時点のおよそ3万6000人を1万人以上も上回っていることが分かった。これは北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋が7月8日に明らかにした。
朝鮮労働党の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は権力を握った直後「1人や2人が脱北しても関係ない。外貨稼ぎのために最大限多くの労働者を派遣せよ」と指示した。北朝鮮の労働者が海外で急増している背景には、金正恩氏によるこの指示があるようだ。
金剛山観光が中断し、開城工業団地が暫定閉鎖される等、韓国を窓口とする「ドル箱」が縮小した影響で、北朝鮮は統治資金を確保するため海外への労働者派遣に一層の力を入れているわけだ。


■給与の90%を搾取

金正恩氏は今年5月1日、金日成(キム・イルソン)主席と金正日総書記の遺体が安置されている平壌の錦繍山太陽宮殿広場前の公園完工式で、海外に派遣している労働者について言及した。金正恩氏が海外労働者について語るのは異例のことだ。
金正恩氏は「海外に派遣された労働者たちは、穢れがなく清潔な良心と道徳、義理を持っている」「彼らは珍しい草花や木々、機械や資材等を準備して送ってくれている」等と称賛した。北朝鮮は国連による制裁が始まって以降、海外への労働者派遣についての言及は可能な限り避けてきた。
外貨稼ぎのため海外に出ている北朝鮮労働者の給与は、派遣先の国や業種によって異なるが、通常は300~1,000ドル(約3万~10万円)ほどだ。ここから70~90%が忠誠資金、党費、税金、保険料、宿泊代や食費等として、所属する外貨稼ぎ会社を通じて朝鮮労働党39号室に送金される。39号室とは金正恩氏の統治資金を管理する部署だ。
海外で労働者を管理する保衛部の担当者は、1人当たり1万~10万ドル(約101万~1,010万円)の範囲で、平壌に送金する額が割り当てられている。そのため労働者たちが実際に手にすることができるのは、月平均でわずか100~130ドル(約1万100~1万3100円)ほどしかない。


■海外に出るには担当者への賄賂も必要

脱北者たちは

「労働者たちは、保衛部の担当者に給与を搾取されることはみんな知っているが、それでも北朝鮮に残るより海外に出たがるケースが後を絶たない」

と明らかにした。
海外に出るための競争も激しい。まず海外への派遣対象として推薦を受けるために、20~30ドル(約2,020~3,030円)の賄賂を渡さねばならない。また家庭環境等を審査する党関係者に20~40ドル(約2,020~4,040円)を支払うこともある。
身体検査をパスするには、疾病1種類当たり10ドル(約1,010円)から100ドルを支払わねばならないケースもあるという。これらのプロセスを経た後も、面接のため現場にやって来る党幹部に「ガソリン代」等の名目で70~80ドル(約7,100~8,100円)を渡さねばならず、最終的に党で面接を受けるときも100ドルを支払ってはじめて海外に派遣されるという。そのため派遣に必要な書類を偽造するケースも多いようだ。
ある外交筋は

「金正恩氏が1万人の労働者を海外に派遣したことで、統治資金はおよそ3,000万ドル(約30億円)以上増えたと推測されている。この資金は側近にプレゼントを与えたり、夕食会等に使われたりしている」

と述べた。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
(脱北者Aさん。脱北者手記集より)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【みんな生きている】古屋圭司編

2013-07-10 05:32:33 | 日記
古屋圭司拉致問題担当大臣は、モンゴルのエルベグドルジ大統領の就任式に政府特使として出席するため7月8日、首都・ウランバートルに向けて、成田空港を出発しました。
古屋拉致問題担当大臣は10日、モンゴルの首都・ウランバートルで行われるエルベグドルジ大統領の就任式に政府特使として出席するため、8日午後、成田空港から現地に向けて出発しました。
これに先立って古屋大臣は成田空港で記者団に対し、
「今回の訪問には安倍晋三総理大臣の親書を携えていく。できるだけ政府の要人と会い、両国の関係強化とともに、北朝鮮の拉致問題も議論し、拉致問題を解決するための協力について成果を得たい」
と述べました。
古屋大臣は今月11日までの現地滞在中、エルベグドルジ大統領やアルタンホヤグ首相たち政府要人などと会談することにしています。
一連の会談で古屋大臣は、モンゴルが北朝鮮と国交があること等から、拉致問題の解決に向けて協力を要請することにしています。

◆昭和53(1978)年6月頃
元飲食店店員拉致容疑事案
被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)
欧州に向け出国したあと失踪。
平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。
平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

《特定失踪者・金田竜光さんについて》
◆氏名:金田 竜光
(かねだたつみつ)
◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ
◆生年月日:昭和27(1952)年
◆性別:男
◆当時の年齢:26歳
◆身長:180cm
◆当時の身分:ラーメン店店員
◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】
金田さんは韓国籍。
田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。
昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。
半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。
田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。
連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。
その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。
「救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

《特定失踪者・藤田 進さんについて》
※国連人権理事会が調査要請を受理した事案
◆氏名:藤田 進
(ふじたすすむ)
◆失踪年月日:昭和51(1976)年2月7日
◆生年月日:昭和31(1956)年6月16日
◆性別:男
◆当時の年齢:19歳
◆当時の身分:東京学芸大学教育学部1年生
◆特徴:
1)家ではあまりしゃべらないタイプ
2)ギターがうまかった
◆失踪場所:埼玉県川口市の自宅

【失踪状況】
失踪当日6:30~7:00頃、以前から言っていた新宿のガードマンのバイトに行くといって服を持って家を出たまま帰らず。
後に新宿にある全ての警備会社に電話で問い合わせたが該当者はいなかった。
脱北者が北朝鮮から持ち出した写真が鑑定の結果、藤田 進さんである可能性が極めて高いことが判明。
平成16年1月28日、埼玉県警に告発状提出。

《特定失踪者・矢島克己さんについて》
◆氏名:矢島 克己
(やじまかつみ)
◆失踪年月日:平成元(1989)年8月26日
◆生年月日:昭和40(1965年4月4日
◆性別:男
◆当時の年齢:24歳
◆身長:165cm~167cm
◆体重:48kg~50kg
◆当時の身分:大学院生(埼玉大学工学部電気工学科電気物理研究室修士課程2年)
◆特徴:
1)細身
2)色白
3)近視でコンタクトレンズ使用
4)夜、家では眼鏡
◆失踪場所:北海道網走市小清水原生花園ユース

【失踪状況】
8月21日、自宅を出て列車で小樽へ出発。
22日と23日は先輩と一緒、24日先輩が先に帰り1人、摩周湖釧路ユースホステルに宿泊。
25日小清水原生花園ユースホステル泊。
26日にユースホステルを出発したところまで確認できたが、その後不明。
宿帳の文字も本人の物と確認。一週間の予定で出かけた。

《特定失踪者・小野寺将人さんについて》
◆氏名:小野寺 将人
(おのでらまさと)
◆失踪年月日:平成3(1991)年7月19日
◆生年月日:昭和42(1967)年2月15日
◆性別:男
◆当時の年齢:24歳
◆身長:171cm
◆体重:60kg
◆当時の身分:ホテル勤務
◆特徴:
1)交通事故の後遺症で左目の視力がない
2)眼鏡をかけているかも知れない
3)アレルギー体質で喘息の発作を起こす
◆失踪場所:北海道富良野

【失踪状況】
富良野ラベンダー祭に登別駅からレンタカーで出発し、その後消息を絶つ。
1泊2日の予定だったがホテルが取れず車中泊。
同21日室蘭警察署に捜索願いを出す。
10月26日十勝岳中腹のホテルの駐車場でレンタカー発見。免許証は見つかっていない。
銀行預金も引き出されていない。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

《特定失踪者・武山京子さんについて》
◆氏名:武山 京子
(たけやまきょうこ)
◆失踪年月日:平成4(1992)年6月12日
◆生年月日:昭和10(1935)年12月20日
◆性別:女性
◆当時の年齢:56歳
◆当時の身分:会社員
◆失踪場所:北海道浜益郡浜益村幌と床丹の間の山林

【失踪状況】
午前8時半頃、タケノコ採りに山に入り失踪。
大捜索するが遺留品は全くなし。
北朝鮮にいるとの不確定情報がある。

《特定失踪者・曽ヶ端崇史さんについて》
◆氏名:曽ヶ端 崇史
(そがはたたかふみ)
◆失踪年月日:平成7(1995)年8月24日
◆生年月日:昭和48(1953)年6月19日
◆性別:男
◆当時の年齢:22歳
◆身長:170cm
◆体重:80kg
◆当時の身分:釧路公立大経済学部3年生
◆失踪場所:北海道釧路市

【失踪状況】
アルバイト終了後、バイト先の仲間たちと車で夕食に行く。
その後近くに住む後輩を送って下宿に向かう。
以来消息なし。
下宿に戻ったかどうかも分からない。
車も不明。
下宿は洗濯機の中に洗濯物が入ったまま。
窓は開けたままだった。
釧路西・東港で測量会社に海底の調査を依頼したが車はなかった。

《特定失踪者・松永正樹さんについて》
◆氏名:松永 正樹
(まつながまさき)
◆失踪年月日:平成7(1995)年8月28日
◆生年月日:昭和40(1965)年1月14日
◆性別:男
◆当時の年齢:30歳
◆当時の身分:無職
(以前は運送会社などに勤めていた)
◆失踪場所:香川県善通寺市~福井~北海道か?

【失踪状況】
1995(平成7)年8月28日未明、「福井へ10日から2週間、仕事で行ってくる」とメモを残して車で香川県善通寺市の自宅を出たまま行方不明となる。
クレジットカードの支払い明細から8月28日に福井県三方五湖でガソリン34リットル給油。
9月1日以降網走、阿寒湖などで給油。
9日に足寄で29リットルを給油。
同月14日北海道の消印で、本人が本人宛に書いた封書が届く。
本人の部屋へ置いておくが、3週間過ぎても帰らないので開封すると、車番号、銀行口座番号、印鑑、暗証番号、車のキーが入っていた。
9月12日、青森で預金5万円が引き出されている。
同年12月19日、北海道苫小牧市の会社所有地に車が放置されているのが発見される。

《特定失踪者・渡辺栄一さんについて》
◆氏名:渡辺 栄一
(わたなべえいいち)
◆失踪年月日:平成9(1997)年11月9日
◆生年月日:昭和30(1955)年4月17日
◆性別:男
◆当時の年齢:42歳
◆身長:165cm
◆体重:59kg~60kg
◆当時の身分:建設技術者
◆失踪場所:北海道瀬棚郡

【失踪状況】
失踪前、トンネル作業所から「1週間くらいで作業終了する」と電話で知らせ、その後失踪。
警察や消防団が山狩りなど3日間捜索するが何も出てこず。
12月7日本人の車が川沿いで発見される。
指紋採取をしたがきれいにふき取られ何も出なかった。

《特定失踪者・上田俊二さんについて》
◆氏名:上田 俊二
(うえだしゅんじ)
◆失踪年月日:昭和56(1981)年7月14日
◆生年月日:昭和6(1931)年11月20日
◆性別:男
◆当時の年齢:49歳
◆身長:174cm
◆当時の身分:翻訳業
◆特徴:
1)喫煙
2)飲酒
3)趣味はテニス
◆失踪場所:東京都日野市の自宅を出て

【失踪状況】
当日、本人宛に誰かから電話があり出かけたまま失踪。
通帳、パスポートはそのまま。
失踪後1~2年後に友人宅に差出人不明の金正日(キム・ジョンイル)をたたえるパンフレット数種類の入った小包みが届く。



【拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日(キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員の辛光洙(シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県の曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする