テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

桃太郎って、元々は桃からは生まれないそうです!?何がホントなんだろう?~今日のお店:洒落ていて料理も美味しい立ち吞み、曽根崎の「じんべえ」。

2019年03月15日 | 世の中

ここも出来てもう4年くらいになりますか?

最近の立ち呑みの絶対価値=『料理も美味しい立ち呑み』です、

外観や店内の作りはちょっと洋風ですが、しっかり立ち呑みしています、

ほな、ちょっと、入ってみましょか、



でね、またしょうもない話ですけども聞いてもらえます、



桃太郎の話なんですけどね、

そう、桃から生まれた桃太郎の話です、はい、



この前、NHKのチコちゃんでもやっていましたね、

なぜ桃なのか?なぜ家来が犬、雉、猿なのか?理由がちゃんとありました、

ま、今日はそれとは違うネタなんですけどね、



桃太郎って桃から生まれますよね、それは当たり前やんか、って思いますよね、

でも、元の桃太郎の話って、桃太郎は桃から生まれないんですわ、

いや、ホンマに、びっくりでしょ、桃から生まれないんです、昔の桃太郎は、



室町時代くらいに物語の原型が出来たようです、

で、今のようなお話になったのは概ね明治以降のことです、



元のお話では、なんと“桃を食べて若返ったおばあさんから桃太郎が生まれる”という回春寓話だったようです、

きっと桃は栄養価の高い食物の象徴だったんですね、



犬・雉・猿も家来ではなく道連れ、それが明治以降家来になりました、

現代で一般的な桃太郎の装束、日の丸の鉢巻きに陣羽織、幟の戦支度も明治以降の創作です、

それまで、桃太郎は普通の着物を着ていたようです、



そう、当時の明治政府が富国強兵政策のプロパガンダ(政治的宣伝)として、昔話の桃太郎が利用されたのです、

強く、勇ましく、鬼(外敵)を倒す桃太郎英雄伝説、

日本には古来よりこういう物語がある、日本は古来よりこういう国である、

と、明治政府は国民の好戦意識高揚を図ったのです、



怖いですね~、昔話というカタチを借りたプロパガンダ、

国民はいとも簡単に騙されます、素直に明治版桃太郎物語を信じてしまいます、

その後、日本は日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変から第二次世界大戦へと突き進んでいきました、



現在、一部の保守系政治家から“日本は古来よりOOOな国だ”みたいな発言がよく出ますが、

そのほとんどが『明治政府によって作られた日本イメージ』の場合が多いです、

天皇陛下を神格化して作った神国のイメージ、これは日本古来よりのものではありません、

明治政府が作り上げた虚像イメージが多いです、



今は人間天皇陛下が国民を見守って下さっています、

ありがたいことです、平和な世の中です、



でも、なにが真実でなにがフェイクなのか?分かりにくい世の中でもあります、

現代の“桃太郎”がまた生まれないように気を付けなければなりません、

国民の目を眩ませるのが上手な人がいますからね、はい、、、

【今日の店~曽根崎の立ち呑み「じんべえ」】

洒落た外観と店内、



ワインもあるし料理も美味しいという事で、

女性客にも人気の店ですね、



料理はまず間違いなく高いレベルです、



刺身の盛り合わせもリーズナブルだと思います、



ホッピーがあるのも個人的にはとっても嬉しい、



日本酒も揃っていますが、残念ながらボトルは見せてくれません、

グラスに注がれて出てきます、



日本酒は瓶から注がれないとシズリません、これだけが残念、



でも、リーズナブルでエエ店です、

立地も良いし、ぜひ一度入ってみてくださいませ、





最新の画像もっと見る

コメントを投稿