テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事44~先週の週間陽性率は横ばい・やや上昇、そして、いよいよ秋冬を迎えます。

2020年09月30日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事44~週間陽性率、いよいよ秋から冬を迎えます、

◆定点観測、先週の週間陽性率はやや上昇気味の横ばいでした、

(各日までの1週間の平均陽性率)

      陽性率     検査数  陽性者数
6月21日 0.5%  73911  435人
6月28日 1.3%  39103  526人
7月5日   2.6%  43392   1132人
7月12日 3.4%  57911 1980人
7月19日 3.8%  81922 3140人
7月26日 5.9%  80286 4742人
8月2日   6.0% 121121   7304人
8月9日   6.1% 164877  10094人
8月16日 4.5% 176032    7931人
8月23日 4.9%  143766    7033人
8月30日 4.4% 124531    5517人
9月  6日 3.0% 140951 4155人
9月13日 3.1% 121494 3799人
(9月19日 2.5% 113191 2855人) ※連休のため土曜日までで一旦集計
9月20日 2.8% 124451 3439人
9月27日 2.9% 108743 3033人

9月22日までの4連休、各地の観光地は相当の人出でした、

4連休の各地の人出 感染拡大前の休日より増えたところも ⇒

先週書いたように、この影響はそれなりにしっかり反映されると考えます、

自然の摂理、ヒトが動けば感染する、これからは逃れられない、

10月に入ると、ふたたび陽性率は上昇傾向になるのではと予想しています、

◆経済活動再興の後押しはどんどん進みます

「GOTOトラベル」、イベントなどの集客人数制限の緩和に続いて、 

「GOTOイート」「GOTOイベント」、さらには「GOTO商店街」なるキャンペーンも始まるみたいです、

GoTo「イベント・商店街」 10月中旬以降に募集開始 ⇒

経済を回していく、

これは数多の業界・企業や商店が壊滅的な打撃を受けた春の自粛からの反動、

これ以上の経済経営破綻は起こしてはならない、という強い意志と、、、

結局、自粛してもコロナは根絶できない!という現実を突き付けられた以上、他に選択肢はないような気がします、

適切な予防処置で感染を防ぎながら、感染拡大に備えた準備をしっかり進め、

そして経済も回していく、

自給自足が不可能な現代日本、中世と違い、感染症対策にはやっかいな世の中です、

でも、結局これが正しいのかも、

ロックダウンした都市でも結局感染は再拡大しています、

◆米国ではやや減少傾向に転じたが、欧州では再拡大

結局、ロックダウンではコロナを根絶することはできない、

悲惨な状況の米国はやや減少傾向に転じ、

逆に先行して抑え込んだかに見えた欧州では再拡大の傾向が見えます、

新型コロナ感染者、米で700万人超に 欧州でも再拡大 ⇒

トドのつまりはワクチンか集団免疫しかない様です、

ならば、適当なレベルで経済を回して、ある程度の感染を受容して、

その代わりに感染拡大防止、検査体制・医療体制を万全なものにしていく、

というのが今後の道筋の本線かな、

◆秋から冬へ、インフルエンザも流行期を迎えます、コロナ第2波も??

さて、これからの秋冬を迎えて、インフルエンザとの同時流行が懸念されています、

元々、秋にはコロナウイルス感染拡大の第2波が来ると想定されていました、

この第2波、今となってはどれが第2波なのか分かりにくいですが、

1つの指標としてウイルスの変異があると考えています、

コロナウイルスは頻繁に変異していくと考えられています、

最近は話題になっていないですが、今もおそらく変異進化し続けている可能性が高い、

第2波は『変異したより強力なCOVID-19が襲ってくるとき』という定義が適切かなと考えています、

◆さて、秋冬の焦点はインフルエンザとの同時流行です、

コロナとインフルエンザの同時流行、たしかにこれは厄介です、

1つは発熱者が増えるので検査体制の整備拡充が必須になります、

春の様な保健所主導の検査対応ではおそらく破綻するのではないかと心配しています、

もちろん対応も進んでいるのでしょうが、ホントここは新しい政府内閣の力量が試されます、

そこで、保険所主導の検査体制の変更、検査キットの開発が急ピッチで進んでいます、

秋以降、発熱した場合はまず保健所ではなく、まずかかりつけの医療機関に相談することになります、

秋以降、発熱者は「まず地域の医療機関に電話」
COVID-19・インフル同時流行に備え体制転換 ⇒

検査方法もより安全で簡便・多種になる可能性があります、

インフルとの同時診断手法の開発も進んでいます、

新型コロナ 意外に知られていない唾液PCR検査技術最前 ⇒

ソフトバンクの孫さんもPCR検査の拡充には並々ならぬ熱意を持って取り組んでおられます、

PCR検査もソフトバンク流、孫氏「利益考えず」 ⇒

◆コロナとインフルの同時流行、これはまたもや新しい体験、想定できない事象

6月以降、コロナによる死者数が減っているのは医療現場の習熟度が上がった、という一面があります、

初めての経験だった春に比べると、現場での検査医療の習熟度や対処能力が相当上がってきているので死者数が減っているという事象です、

新型コロナ「治療手順確立が奏功」 忽那医師に聞く ⇒

経験と慣れがコロナと闘う上で必須のようです、

そういう意味では、、、

コロナとインフルエンザの同時流行は、この秋冬遭遇する初めての事象、ということになります、

これが一番厄介で心配です、

今までのノウハウの蓄積が通用しないような事態の発生を覚悟しておかなければなりません、

◆新内閣の力量が試される新体験=コロナ・インフルの同時流行

コロナ・インフルの同時流行、

想定外の事象が発生する可能性が高いです、

この新たな事象が出現した時、出だしの対応でつまずくとまたもや春のドタバタの二の舞になる可能性があります、

修正対応スピードが遅い日本の政府内閣・官僚・法制度の中では、またまた痛い目に遭うかもしれません、

事前の万全な準備と共に、想定外の事態に俊敏に対応できる修正対応能力が、今の政府内閣・官僚に求められます、

菅さんの大きなお仕事が目の前に迫って来ています、



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