テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事139~先週の陽性率は35.0 %!!反転上昇期はなく、いきなりの感染ピークに向かっています!

2022年07月12日 | コロナウイルス2020

先週が転換点、新たな局面へ向かうのか?と思いきや、いきなりの陽性率35.0%

すでに感染ピーク目前の状態です、病床使用率も跳ね上がっています、

◆陽性率は35.0%、「BA5」の素早さにビックリ

先週の陽性率は35.0%、感染者が倍増した結果です、

これは第6波ピーク直後の2022年3月中旬並み、

あっという間に感染ピークの一歩手前の状況になりました、もう第7波と呼ぶしかないかな、

全国の感染者数、


(NHKニュースサイトから転載)

展開が早いですね、これはオミクロン株の変異株「BA5」の感染力の強さが原因と考えられています、

オミクロン株BA5についてはこちら ⇒

従来のワクチン抗体をすり抜けると云われていた「BA5」、

ここまで素早い陽性率の上昇を見ると、そのパワーを認めざるを得ません、

◆年代別感染者を観てもワクチンの効果が薄れています

2022年春の第6波が、ワクチン接種が進んでいなかった若い世代を中心に感染が進んだのに比べて、

少なくとも先週までの段階では、3回目のワクチン接種が済んだと思われる世代での感染拡がっています、


(NHKニュースサイトから転載)

つまり、「BA5」の抗体すり抜け能力がある程度立証されているカタチです、

◆病床使用率

この数カ月、モニターしていなかった病床使用率も上がっていますね、

(東京都HPから転載)

こちらもこれからモニター再開します、

◆さて、第7波への対応は?

これまでのワクチン抗体をすり抜ける可能性が高い以上、ワクチン接種の効果が低減することは避けられないと思います、

折しも、国内旅行はピーク時に迫る勢いで復活、海外からの観光客受け入れ再開有観客イベントの再開と、ウイズコロナ政策が目白押し、

こんな中での第7波、

となると、これから重要になる対応は・・・

重症者病床の確保
・エッセンシャルワーカーの安全確保の徹底

そして、『感染拡大予防の基本行動』=マスク着用・手指の消毒・3密の回避、しかありません、

「BA5」の重症化率も低いとの観測ですが、今後の重症化率の変化が気になります、

今後の動向を注視します、

◆陽性率

      陽性率   検査数    陽性者数 
2022年
1月2日   1.1%   251123        2777人  ※第6波の入口か?
1月9日   5.4%   429162     2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日   13.6%    702929     9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8%   1228371    26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4%   1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6%   1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896   62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194   57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543   47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日   39.1%    1155304   45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
3月13日 35.2% 1086325   38万2278人 ※減少局面、共存戦略への入口
3月20日 34.1%  999063 34万1545人 
3月27日 32.8%  830541 27万2215人 ※減少局面も感染は続く、21日でまん延防止等重点措置すべて解除
4月3日   34.4%  928712 31万9687人 ※減少局面から横ばい感染継続期へ
4月10日 35.5%     952279    33万7846人 ※感染継続期、市中感染が継続的連鎖的に起こっています
4月17日 35.3%  971890  34万2665人 ※完璧な感染継続期
4月24日 27.4%   1049187  28万7210人   ※13週間ぶりの陽性率30%を切る
5月1日   12.3% 2064317  25万4943人   ※陽性率急落、検査数が倍増、GW前の現象か?
5月8日   25.2% 722313  18万2083人 ※GW中検査数激減
5月15日 28.9%    967078     27万9620人 ※増減しながらの感染継続
5月22日 26.1% 956192  24万9210人 ※一定の感染が続く継続期
5月29日 21.8% 934505  20万3365人   ※ひょっとすると減少期への入口?
6月5日   15.4%    900904     13万8868人   ※5カ月ぶりの低い陽性率!このまま減少が続くか?
6月12日 15.5% 701208 10万8950人 ※検査数・陽性者数とも減少で横ばい、1月以来の少ない検査数
6月19日   6.6% 1502581 9万8425人 ※陽性者も漸減も検査数が2倍、統計上の異常値
6月26日 14.6% 705992 10万2766人 ※陽性者数が微増も“緩やかな減少期”
7月2日      20.1% 679697 13万6357人 ※陽性率10週振りに反転増加!新たな局面へ
7月10日 35.0% 770971 26万9760人 ※いきなりの第7波、BA5の感染ピーク直前?
(厚労省HP日報から算出)



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