テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事121~先週の陽性率は39.1%(先々週39.5%)と横ばい、減らない感染者、沖縄では反転増加!BA.2への置き換わりが原因か?

2022年03月08日 | コロナウイルス2020

【先週のまとめ】

先週の陽性率は先々々週44.8%⇒先々週39.5%⇒先週39.1%と明らかな高止まり

減らない感染者数、

死者数は少し減少局面へ推移、

遅い感染者数減少スピード、沖縄では反転上昇

3つ目の要因として「BA.2」への置き換わりが進行?

◆感染者数はピークで高止まり

先週の陽性率は39.1%、検査数微減・陽性者数とも僅かな変化、高止まり傾向が顕著

ひょっとすると減少局面と言い切れないかも、、、なぜだ!?

それは最後の方で書きます、まずはルーティン作業から、

全国の感染者の推移、


(NHKニュースサイトから転載)

全体としては減少していますが、、、

しかし、減少スピードはかなり緩やかです、

7日間毎の全国の陽性者数の推移

(~1月2日)       2777人
(~1月9日)    2万3168人
(~1月16日)  9万5498人
(~1月23日) 26万8284人
(~1月30日) 46万3354人
(~2月6日)   62万3128人
(~2月13日) 62万4240人
(~2月20日) 57万9928人
(~2月27日) 47万3461人
(~3月6日)   45万2763人

なんとか、このまま減少に向かって欲しいものです、

直近の都道府県別10万人当りの感染者数はこちら、


(NHKニュースサイトから転載)

人口と感染率の相関、『人口が多い(密集)ほど、感染率は高くなる』は明瞭、

大都市圏で「まん延防止等重点措置」を敷いていない宮城県だけがなぜか少ないのもこれまでと同じ、

そして、沖縄がジリジリと上がってきています(10番目)

先週までの陽性率、

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
2021年
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日     5.5% 659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753    13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日     4.1% 474414   19742人 
7月25日    7.0%     386623   27234人 ※東京五輪開幕
8月1日  10.5% 580346   61157人   ※8月2日より6都府県に緊急事態宣言
8月8日  14.1%    646433   90958人 ※五輪閉幕
8月15日  16.6%    672232  111601人  ※緊急事態宣言9月12日まで延長
8月22日  18.3% 814829  149057人  ※パラリンピック開幕
8月29日  16.8% 931891  156931人 
9月5日  13.4%    915614  122628人 ※菅総理退陣決まる
9月12日  9.3% 805362   75093人
9月19日  5.8%    711092   41053人 
9月26日  3.8% 499717   19240人 ※緊急事態宣言解除の見込み
10月3日  2.4%   492203   11699人 ※9月30日ですべての規制解除
10月10日   1.5%   411006  6311人 
10月17日   1.0% 396772  3914人 ※陽性者数が激減
10月24日 0.7%  327349 2384人 
10月31日 1.6%  368684 5918人 
11月7日      0.4%  319680  1427人 
11月14日 0.4%  361803  1283人 
11月21日 0.3%  336036  1013人 
11月28日 0.2%  310456   729人 ※世界でオミクロン株が拡大!!
12月5日     0.2%  337907  766人  ※オミクロン株国内でも3例確認
12月12日 0.3% 337968 761人 
12月19日 0.3% 336563 1088人 ※オミクロン株、国内で50例以上
12月26日 0.5% 324927 1738人 ※国内でオミクロン株市中感染始まる、モルヌピラビル国内承認
2022年
1月2日    1.1% 251123 2777人 ※第6波の入口か?
1月9日    5.4% 429162 2万3168人 ※第6波に突入 沖縄/広島/山口にまん延防止等重点措置が適用
1月16日    13.6%  702929 9万5498人 ※大感染爆発状態、1都10県にまん延防止等措置検討
1月23日 21.8% 1228371  26万8284人 ※第6波ピークに
1月30日 30.4% 1522311 46万3354人 ※検疫体制崩壊の兆し
2月6日   39.6% 1575315 62万3128人 ※第6波5週目、ここが最高点かも?
2月13日 45.1% 1383896 62万4240人 ※第6波のピーク
2月20日 44.8% 1294194 57万9928人 ※ピークで高止まり 北京五輪閉幕
2月27日 39.5% 1197543 47万3461人 ※ごくゆるやかな減少局面へ
3月6日  39.1%  1155304  45万2763人 ※高止まり、沖縄では反転増加、BA.2拡大
(厚労省HP日報から算出)

◆死者増加も高止まり

死者数も少し減少傾向が見られます、

しかし、感染者数の反転傾向も見られるのでこのまま減少するかどうか?

油断出来ません、

(死者数の推移)
2月
15日 236人
16日 230人
17日 270人
18日 211人
19日 219人
20日 158人
21日 173人
22日 322人
23日 245人
24日 206人
25日 279人
26日 257人
27日 143人
28日 198人
3月
1日 238人
2日 238人
3日    256人
4日    233人
5日 184人
6日    132人

グラフで観ると、


(NHKニュースサイトから転載)

◆この1週間のワクチン追加接種(3回目)状況

25日(金)現在のワクチン接種状況、


(首相官邸HPから転載)

この7日間の全接種回数は730.1万回、

うち3回目接種が709.0万回、

やっと岸田さんの目標1日@100万回に届きました

このペースを保って行きましょう、

                           全接種回数/3回目接種
2月
(~4日)     279.1万回/267.1万回
(~10日) 408.3万回/387.7万回 ※6日間の数字
(~18日) 624.1万回/603.9万回 ※8日間の数字
(~25日) 617.8万回/596.1万回 ※7日間の数字
3月
(~6日) 730.1万回/709.0万回 ※7日間の数字

◆日本の3回目接種率は22.95%

やっとスピード感が出てきた日本の3回目接種、

もうすぐ米国を抜きそうです、

(日経+英フィナンシャルタイムズHPから転載)

◆10代の感染止まらず、ターゲットに有効な抑止策がないのが減少スピードを鈍らせているのか?

2月27日までの東京都の年代別感染者数比率、

3月6日までの東京都の年代別感染者数比率、

(NHKニュースサイトから転載)

10代以下の割合が初めて30%に達しました、

感染拡大のコアはあきらかに若年層、

「まん延帽子等措置重点」の施策=飲食店への規制は、

現状の感染拡大傾向とはコアターゲットがズレた施策となっています

というか、コアターゲットに有効な施策がないのが現状、

ワクチン接種も進めるべきですが、、、現状の抑制には間に合わない、、、

◆東京都の重症者病床使用率45.4%に(国基準)

3月6日現在、

(重症者病床使用率) 
(2月6日)      8%(都基準)41人/510床 39.8%(国基準)584人/1468床
(2月13日) 12%(都基準)61人/510床 43.8%(国基準)643人/1468床
(2月20日) 15.9%(都基準)81人/510床 48.6%(国基準)714人/1468床
(2月27日) 13.5%(都基準)69人/510床 45.4%(国基準)667人/1468床
(3月6日)  12.9%(都基準)66人/510床 42.6%(国基準)626人/1468床

状況は少し改善、

◆やはり遅い感染者数の減少、考えられる3つ目の要因

27日までの各エリアの感染状況、

まずは東京、横ばい状態に、

大阪は減少が続いていますが、、、

先行組の沖縄は、

なんと反転上昇が始まりました

これは広島や山口も同様、

同じように下げ止まり感、反転感があります、

◆さて、なぜ感染者減少スピードはこんなに遅いのでしょうか?

先週まで書いていた独酌酔言的2つの可能性、
(詳しくはコロナ120参照 ⇒)

1つ目は『オミクロン株 一定感染量必要』説です、

ある意味「集団感染」の考え方と同じ、

一定量(率)の感染者まで拡がらないと減少に転じない、という仮説です、

もし、一定量の感染が終息の条件だとすると、

感染ピークが低い日本では急激な減少は難しいかもしれない、という考え方です、

2つ目は感染予防のコアターゲット(若年層)に有効な施策がない、という現状、

18都道府県で延長された「まん延防止等重点措置」ですが、具体的な施策は“飲食店への規制”がメイン、

年代別感染状況を観ても分るように、現在の感染予防の焦点(コアターゲット)は若年層

それも10代以下の感染拡大に歯止めが掛からない状況

この感染予防のコアターゲットに有効な施策を打てないということが、

感染者減少スピードが緩やかな原因かもしれません、

◆そして、3つ目の原因候補、それは「BA.2」への置き換わり

そして、先週から目立ってきたのが、オミクロン株の「BA.2」型への置き換わりです、

現状メインの「BA.1」に比べると、さらに感染力が高いのではないかと云われている「BA.2」、

YAHOO!ニュースによると、、、

BA.2系統は現在流行しているBA.1系統に比べ、感染者が別の人に移すまでの時間が15%短いほか、1人の感染者が何人に移すかを示す実効再生産数は26%高い、とか、、、
(元記事はこちら ⇒ (4月には)東京感染者の7割以上がオミクロン株「BA.2」に)

沖縄でも「BA.2」の市中感染が5日に初めて確認されました、

これが沖縄の再拡大を後押ししている可能性があります、

知事会も「BA.2」感染拡大への懸念を表明しています、

◆3つの原因候補の合わせ技か

① オミクロン株の感染減少には『一定の感染量が必要』である可能性

② 感染拡大のコアである若年層への有効な施策が打てていない

「BA.2」への置き換わりによる再感染拡大

今のところ、『感染者減少スピードが遅い』原因は、この3つの合わせ技ではないか?と考えています、

一筋縄ではいかないCOVID-19オミクロン株、

でも、桜が咲く頃の終息、まだ諦めていません、

なんとか今年は桜の下で一献酌み交わしたいものです



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