テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

日本でも広がる格差、冨の集中、子供食堂が急増しています、~今日のお店:京都水尾の「つじの家」、「水炊き」か「鶏すき焼き」、どっちが良いですか?

2020年01月31日 | 世の中

さて、今日は愛宕山に登ります、はい、京都市に西北、都の西北にあるエエお山です、

なかなかきついですけどね、後のお楽しみもありますよ、はい、

登山口のある清滝へ戻らずに、反対側の水尾へ下山するとね、エエお店があるんですわ、

そう、水尾は“柚の里”としても有名ですわな、そこで柚子湯で一風呂浴びるのも楽しみです、

ではでは、ガンバッて登りましょう、

でね、歩きながらで恐縮ですがまたちょっと話を聞いてもらえます?

この前呑んでる時にね、日本の貧困率の話になったんですわ、ええ、

まあ、なんとなく“日本は貧富の格差が少ないし” “景気もまずまずやし”みたいな話になったんですけどね、

いやいや、日本の貧富の格差は相当大きいし、徐々に拡がって来ていますよ、ちゅう話になったんですわ、

そう、日本でも貧富の格差というか、富の集中が問題になって来ています、ここはしっかり認識しときましょ、云うてね、はい、

3年前(2016年)の数字ですが、日本の貧困率は15.7%という数字が発表されています(厚生労働省公式サイト)、これはね、先進国では中国、アメリカに次ぐ高さなんやそうです、社会福祉制度が十分機能していないんでしょう、今の日本は、、、

他には“子供の7人に1人が貧困状態にある”という報告もあります、ま、だいたい同じ数字ですな、クラスの中に6~7人は貧困状態の子供がいるということです、

“貧困状態”とは、最低限の生活レベルが維持できない状態、つまり、ご飯とかも3食毎度ちゃんと食べることが出来ない状態です、

首相は、景気は上向いていると云いますが、現実には富の集中と格差の拡大が進んでいるということのようですな、なかなか景気が良くなった実感はない、、、

でね、「子ども食堂」ってありますやん、

そう、子ども達に無料か低料金で食事を提供する街の施設、善意の活動、貧困状態の子どもたちを支援する活動ですね、

この活動、2012年に東京都大田区の蒲田で始まったそうなんです、ワタシは数年前にたまたま縁があって何も知らずにその「子ども食堂」発祥の店にお邪魔したことがあります、

後で調べて、ちょっといろんなことを知らない自分が恥ずかしかったんですがね、、、

この「子ども食堂」、昨年(2019年)には全国で3700か所になったそうです、その数はこの3年で10倍ほどに増えています、

それだけ貧困状態の子ども達がいるということです、満足にご飯を食べられない子供がぎょうさんいるという事です、

いくら株価が上がっても、その富を一部の人間が掌中にしてしまう現状、世界的な傾向ですが日本も例外やないです、

すぐに何が出来るということではないですが、“日本が平等で格差のない社会”であるというのはもはや幻想に近くなってきている、ちゅうことだけは覚えとこ、とそういう話ですわ、はい、

これから、どないしていったらいいのか?みんなでぼちぼち、考えながら呑みましょか、、、

【今日のお店:京都水尾の「つじの家」】

JR山陰線「保津峡」駅から歩いて小一時間、山あいの小さな郷、京都水尾、のんびりとしたなかなかエエ場所です、

ここには何軒か「柚風呂」と「水炊き」を提供するお店(というても普通のお家のような感じですが)があります、

ワタシはこの2年、12月に山を登った後に「つじの家」さんにお世話になっています、

山でかいた汗を柚風呂でサッと流して、で、準備万端整った地鶏料理を即いただける、

あ、もちろんビールもね、これがなんとも至福の時です、

「つじの家」のメニューは「水炊き」と「鶏すき焼」の2つ、

6人くらいで行って、鍋は半々にして両方楽しむことにしています、

「水炊き」、



「鶏すき焼」、


どちらも美味しいですが、ワタシは個人的には「鶏すき焼」ファンです、

秋の柚のシーズンになると毎年来られる常連さんで混み合います、

ワタシはまだ2回、もう10年以上毎年来られている常連さんもおられるそうです、

今年の12月も行く予定、もう、今から楽しみです、

愛宕山ハイキングは結構キツイですが、このご褒美があれば登れます、はい、

みなさんも如何ですか、健康的ですよ~、



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