テリー・イシダの『独酌酔言』。

夜な夜な酒場で一人飲み、酔った勢いであれこれ、一言、申し上げます。

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事89~全国の陽性率は7.0%!東京都も感染予想ピークに到達、高齢者ワクチン接種は5341万回、国産治療薬2社目が治験開始!

2021年07月27日 | コロナウイルス2020

なるべく分かりやすく!コロナウイルスの事89~

全国の陽性率は7.0%!!あっという間にピークに到達、東京都も感染予想ピークに到達、高齢者ワクチン接種は5341万回、国産治療薬2社目が治験開始!!


【今週のまとめ】

陽性率が7.0%に跳ね上がりました(前週4.1%)、

これは第4波のピークに匹敵する数字です、

第4波の大阪府の感染ピークからはじき出した東京都の感染ピーク予測は1953人

7月22日(木)に1979人とピークを記録、今後の動向注視、

東京の前週を上回る感染者連続記録は7月24日(土)に途切れましたが、これは踊り場、こんごまだ増加します、今週注視、

五輪開催時期にピタリと符合した不運、

高齢者へのワクチン接種は約5341万回、感染率からワクチンの効果は出てきていると確認、、、

朗報、国産治療薬、2社目が治験を開始

◆陽性率は正直です、先週の陽性率7.0%

先週の陽性率が7.0%といきなりピークに達しました、

これは5月の第4波のピーク時に並ぶ数字です、

内容的には新規感染者が急増、なのに、検査数がガクッと減りました、

そのため、陽性率が跳ね上がったわけですが、

この時期に検査数が減るのはおかしい

感染拡大期ですからどんどん検査をしなければいけない時期のはず、

五輪開催が関係しているのでしょうか?不明です、、、

そういうと、ワクチン接種も先週は少なかったような、、、

五輪と重なるピークの不運

                   陽性率  検査数  新規陽性者数
3月21日  2.3% 375025  8765人 ※21日緊急事態宣言全面解除
3月28日  3.0% 364712 11211人
4月4日    4.1% 383080 16018人 ※大阪・兵庫・宮城にまん延防止措置等適用
4月11日  5.4% 381306 20536人
4月18日  5.8% 456329 26426人 ※大阪府、緊急事態宣言発出を政府に要請
4月25日  6.0% 539640 32585人   ※大阪東京他、4月25日~緊急事態宣言発出
5月 2日      6.4%    542061   34811人
5月9日    7.8% 457873   35802人  ※緊急事態宣言5月31日まで延長・地域拡大
5月16日  6.8%    658101 44961人    ※5月16日北海道、広島、岡山に非常事態宣言
5月23日    5.5%  659869 36286人 ※5月23日から沖縄に緊急事態宣言
5月30日  4.6%    589322 27400人 ※緊急事態宣言6月20日まで再延長
6月6日    3.1% 602455 18649人
6月13日  2.9%    467753   13499人 
6月20日  2.5% 411848   10178人 ※6月20日沖縄以外の緊急事態宣言解除
6月27日  2.6% 405628   10457人  ※小池知事休養中
7月4日    2.6% 416705 10919人 ※都議選で自民党実質敗北
7月11日  3.4% 394418 13314人 ※東京12日より4回目の緊急事態宣言
7月18日  4.1% 474414  19742人  
7月25日   7.0%   386623  27234人 ※東京五輪開幕
(厚労省HP日報から算出)

◆東京の新規委感染者数が予想ピークに達しました

第4波の大阪の感染状況から独酌酔言的に予測した感染ピーク(1日@10万人当り14人程度)、

東京都に当てはめると、1日@1953人と予測していましたが、

7月22日(木)にあっさり1979人と予測と同レベルの新規感染者を記録

五輪開催と重なり第4波を越える流行の可能性が指摘されているので、

ピークはこれから来るのかも、、、

今週の動向を注視したいです、、

前週同曜日を上回り続けてきた東京、7月24日(土)にこの記録が途切れました、

しかし、これは減少へのターニングポイントではなく踊り場

その後はまた増加に転じていますので、今週が分水嶺、

何処まで感染が拡大するのか注視します、

直近の東京の新規感染者数(NHK集計)

7月
1日(木) 673人 前週を上回る
2日(金) 660人 同
3日(土) 716人 同
4日(日) 518人 同
~12日(月) 22日連続で前週を上回る
~19日(月) 29日連続で前週を上回る
 24日(土) 記録中断も増加は続いています

◆全国的に拡大傾向です

東京周辺の3県もピークに向かって増加中と考えます、

神奈川県の現状、

まだまだ予想感染ピークとの開きがあります、

現状(感染拡大期)では、これは安心材料ではなく不安材料です、

つまり、ピークまでに余裕があるので、

あっという間に新規感染者数が数倍に増える危険性があると云うことです、

千葉、埼玉も同様、とくに千葉は月曜日にバクハツしています、

大阪も増加スピードこそ遅いですが、同様に再拡大期を向かえています、

さらに先週まで解除の目安人数(1日10万人当り2人程度)を下回っていた愛知と広島も解除目安に接近してきました、

要注意です、

先週の各エリアの状況(解除の目安人数)、

            人口      解除の目安 先週の最大値
東京都 1395万人 279人 1979人(7/22) 
神奈川県 906万人  181人 652人(7/23)
大阪府  885万人    177人    491人(7/21) 
愛知県  752万人 150人  146人(7/22)    
福岡県  513万人 103人  94人(7/22) 
北海道  527万人 105人  140人(7/22) 
広島県  284万人  57人   46人(7/21) 
岡山県  188万人     38人   33人(7/21.22) 
沖縄県  146万人  29人   209人(7/25)



◆高齢者のワクチン接種は5341万回、一定の効果が出ています

7月26日(月)までのワクチン接種高齢者の総回数は約5341万回(前週4951万回)程度、

1週間の高齢者接種回数は約390万回(前週596万回)と接収スピードは鈍化

これも五輪開催と関係しているのか?

ま、もともとワクチン配布が滞っていた時期なのでそのせいか?

さらにワクチン接種忌避者の壁も大きくなってきています、

       高齢者の累計回数 この1週間の回数
5月10日  約42万回
5月16日  約 98万回    56万回
5月23日  約234万回  136万回
5月30日  約498万回  264万回
6月6日         約900万回  402万回
6月13日  約1520万回  620万回 
6月20日  約2180万回  660万回
6月27日  約2805万回  625万回
7月 4日      約3539万回 734万回
7月12日  約4355万回 816万回 ※ここだけ8日間集計
7月19日  約4951万回 596万回
7月26日  約5341万回 390万回
(首相官邸HP発表数字)

7月末まであと6日、

菅さんの公約=7月末までに高齢者3600万人の接種完了は無理としても、

高齢者の80%程度は接種完了となりそうです、

この効果はあきらかに出ているようです、

直近の年齢別感染状況を観ると60歳代以上の感染はあきらかに減ってきています、

現在は20代~40代の働き盛りが感染のコア

とくに20台の増加傾向が顕著です、

高齢者接種から若年層への一般接種へと拡大しての感染予防、

これが2021年のCOVID-19との闘いの焦点です、

ワクチン接種忌避者が多い若年層への接種啓蒙・促進策がこれからの重要な政策のひとつです、

◆ワクチン接種の全体像、マスク着用不要はいつ?

いつマスクを外せるのか?

今週もワクチンメーターを掲載しておきます、

19日までの総接種回数約7772万回(前週7005万回)、
仮に70%の人が接種を希望するとして、
かつ、70%接種で感染拡大が治まるとした場合の計算、

(必要接種数) 1億2536万人×0.7×2回接種=1億7550万回の接種が必要

(1日の接種数) 仮に今後の1日接種平均回数を90万回と仮定すると

(1億7550万回-7772万回接種済)÷1日90万回接種=109日

今日から109日後は、、、2021年11月11日です、

これは、政府が示しているワクチン接種進捗の目途と符合します、

マスク着用推奨や3密回避規制が解除されるのは、やはり2011年末が一つの目途のようです、、、

希望的観測ですが、、、



◆朗報!!2社目の国産治療薬が治験に入りました

先週、承認された初の国産治療薬(中外製薬の抗体カクテル療法薬「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の2つの治療薬)に続き、

2社目、塩野義製薬の治療薬が第1相治験に入った!とのニュースが流れました、

塩野義製薬、コロナ治療薬の治験開始 軽症から中等症向け飲み薬

これまた朗報です、

治療薬とワクチン接種との両輪でCOVID-19との闘いを有利に進めることができます、

1日も早い実用化を期待します、

通常の国内治験は治験終了~承認まで数年(からもっと)掛かるのが通例のようですが、

厚労省もその辺りは臨機応変でお願いしますね、

◆学校での感染、再開で増えたのは「教員から」 学会調査

昨年の調査なのでまた状況は変わっているかもしれませんが、

学校での感染経路についての調査報告がありました、

タイトルはちょっとショッキングなものになっていますが、

ここから読み取るべきは(タイトル内容ではなく)まず、子供は家庭内で感染する、ということです、

当たり前かな、

でも、これが結構重要、

家庭内では常に密な関係にある家族、おそらく完全に感染を防ぐのは無理だと考えます、

つまり、大人が外からコロナを持って帰ったら、家族への感染は覚悟しなければならない、と云うことです、

年代別感染状況の項でも書いたように、現状の感染のコアは20代~40代=子育て中の家族が多く含まれるわけです、

この働き盛り世代が感染すると子どもたちにも感染が拡大する、

いくら学校で感染防止に努めても、家庭で感染してしまったらどうしようもないわけです、

家族を守るためにも、働き盛り世代の行動の自重とワクチン接種促進が重要です、

一応、この記事のタイトルについて考察しておくと、

感染ルートの一番が家庭内感染、そのあとに来るのが“教員からの感染”ということのようです、

これも当たり前、教員も働き盛り世代です、お酒も飲みたいでしょう、

でも、たくさんの子供と接する職業、

他の働き盛り世代同様、いや、それ以上に呑み会の回避、慎重な行動が求められます、

まあ、ストレスの多い職業なので吞みたい気持ちは分りますが、、、