スピンターン~くり返しの人生を~あなたと~

~昭和23年団塊世代の独り言~

まもなく8月

2020年07月26日 | 日記

唐津ステイ

ご苦労さん紫陽花

玄関の桔梗まっさかり

ブログ更新が月一になってしまいました。
6月、7月は仕事で、神戸、三重県の津、朝ドラの音のふるさと豊橋
そして伊万里と合わせて4週間よくも無事で帰還できました。
今年の冬は、コロナのおかげで風邪一つもひかずに乗りこなし
また仕事も中断することなくすませました。

神戸や津及び豊橋への移動は東京駅経由の新幹線ですが
ひところに比べて、自由席は同じ列は満席にはなりませんが
前後の席には人がすわり、やはり長時間たとえば東京大阪の
2時間すわると、空気感染の恐れを感じます。伊万里に場合は
JAL便でいきましたが、便数が激減しているので、飛んでいる
飛行機の中はほぼ満席です。いままで輝いていたCAもコロナ
のおかげでしぼんで見えます。ただ行きも帰りも新型の飛行機
だったので、座席の前のビデオを十分楽しみました。コーヒーは
なくなり、紙パックのお茶にかわりました。

伊万里での3日間は雨ばかりでした。夕食は1日目はちかくの
リンガーハットで500円の餃子定食を肴にビールで乾杯。この
定食には15枚の小ぶりの餃子がついてきます。2日目は伊万里牛
のはいった焼肉。3日目は和食の店でした。コロナの影響で皆さんとの
会食は中止になりました。おかげで毎度の出張で体重は2kgは
一時的に太ります。

最後は、伊万里からタクシーで唐津までいき、松浦川の川べりに
ホテルリベールで一泊。夕食は唐津銀行まえの風来坊でいつもの
手羽先。名古屋の風来坊より絶品です。絶品といえば、豊橋の
老舗のウナギ屋さんで、ここが「別嬪」の発祥の地とききました。

ながい4週間の仕事をおえ、家にたどり着けば、すでに紫陽花は
見る影もなく、代わりに近くの店で一つ150円の桔梗を3つ
鉢にうえました。いまがさかりで見事に咲いています。

コロナも収束するどころか、これから第二波がやってきます。
安倍政権は打つ手なしです。一人一人の自覚をもってこの
100年来のウイルスに打ち勝ちましょう。

疫病と人間/池澤夏樹

2020年07月03日 | 日記

池澤夏樹氏

6月は完全にお休みでした。すいません。
神戸と三重県津で仕事をしました。
マスクをして2mはなれて、面談するのはこれまでの
仕事と変わりありませんが、いまでも毎日体温は
測定しています。

少しずつ東京都のコロナ感染者は増え続け、今日は
とうとう2日続けて100人を超えてしまいました。

日曜日の毎日新聞で「シリーズ疫病と人間」が続いています。
今度の日曜日は、真打の「ジャック・アタリ」あたりが登場
してきます。その前に日本人としてすばらしい卓見をお持ちの
池澤夏樹氏を紹介します(最後は私の疑問)。

以下毎日新聞の池澤夏樹氏投稿より;
昭和から平成まで、資本主義市場経済で、消費者となって
新製品を買って喜ぶことを何より優先してきた。そうして
浮かれている間に資本の方はどんどんグローバル化し、国家が
コントロールできないものに育ってきた。消費文化によって
自然を改造して自分たちに都合のいいように仕立て直した。
それが行き過ぎて温暖化を招き、ウイルスのパンデミックを
引き起こした。

人間の社会にとっては一定の社会主義的施策は必要である。
今の政府のメンバーには社会主義の思想が足りないから
施策がみな検討違いになる。飲食店に自粛を要請するなら
休業補償はセットだろう。普通の国民の生活の場への想像力
がない。今の政治家たち。トランプは口汚い悪ガキ、習近平は
皇帝気取り、わが首相は事態を「アンダーコントロール」
できないアベノウソマロ。言葉を職業とする者としていえば
副詞・形容詞の多い語り手は信用しないほうがいい。安倍の
言葉は「美しい国」以来ぶよぶよの水増しである。

ウイルスはそれぞれの国の弱点を突く。
日本でいえば膨大な国債。対GDP比237%。ドイツは59%。
出生率の低下。出産可能な女性の数がすでに減っている以上
回復は絶対に不可能。これほど厳密な未来予想はない。国の
衰退は見えている。さらに37%という低い食料自給率。自動車
を優先して、農業を隅へ押しやった。政治家も財界人も目先の
利を追うばかりで遠い先を見ていなかった。国民もそれでいいと
思って浮かれていた。そこにパンデミック。具体的な今後の提案
はないが、最後に「人間は耐えるだけでなく勝利するだろう。
すべての生き物の中で、人間には魂があり、共感と犠牲と忍耐を
担うだけの精神があるからだ」と結んでいるが、

いまの地球で「共感と犠牲と忍耐を共有できる」国は、
日本にはあるだろうか?おおいに疑問だ。