スピンターン~くり返しの人生を~あなたと~

~昭和23年団塊世代の独り言~

国葬についての懸念

2022年09月19日 | 日記

いつも日経&コーヒーの四街道吉岡のスタバ

今日の毎日新聞の山田特別編集委員のご意見に賛同し
委員の記事を紹介します。

国葬は大日本帝国の制度であり、首相経験者の国葬は
戦後は1967年の吉田茂を除いて例がない。葬式について
山県有朋と大隈重信の逸話がある。1922年東京の日比谷
公園で行われた山県の国葬はテントの中がガラガラ
だった。それに対し同じ日比谷公園の大隈の国民葬には
30万人が詰めかけ弔問の順番を待つ行列が神田橋まで
延びた。大日本帝国は陸軍の創設者山県を国葬にした。
民権派の大隈は国葬を逸したが民衆に慕われて面目を
施した。
今回の国葬は結局政府による元首相の格付である。
保守派(元麻生首相)の歓心を買うべく安倍の国葬
を決めたのなら浅慮だった。心配なのは首相の答弁の
温度の低さである。乾坤一擲の弁明へ打って出たのに
聞く側は少しも心を動かされなかった。こんなことで
、物価や防衛費をめぐる世論との対話が成り立つか。
国際世論と対話できるか。内閣支持率急落の根は深い。

特に気になったのは、岸田首相の答弁の熱意のなさ
です。ほとんど事務次官レベルの事務的な回答ばかり
です。優秀な参謀が見当たりません。安倍さんほどは
自分の主張がなく、やりたいことが見えません。ただ
首相になりたいだけの人なのか。首相になりたてのとき
声高にいっていた、新しい資本主義への取組はどこに
いったのか?福島の事故を忘れたかのように原発再稼働
に舵をきったり、統一教会で困ったら使い出のいい
河野議員を利用したり、このままだと次の選挙までの
3年間日本はさらにどん底に落ちていくのが心配です。
今回統一教会への対応で引き際のよかった小林鷹之議員に
期待します。