スピンターン~くり返しの人生を~あなたと~

~昭和23年団塊世代の独り言~

2023年8月2回の満月は6年後

2023年09月01日 | 日記

2023年8月31日のハーベストムーン

今回はドイツの新進気鋭の哲学者マルクス・ガブリエルの新資本論
の紹介です。

「私は、日本はジャンプしたほうがいいと思います。何か新しい
ものへの思いきったかけです。私の提案は「倫理資本主義」です。
商取引よりも心に重点を置いた資本主義、価値観や思考を大切に
するモデルです。ビジネスとは相互利益のことです。
「水が欲しい」「あなたは水をつくる」私たちの利益は一致します。
ビジネスとは利益の共有と価値判断のことなのです。単純に人間で
あるからこそ持つものとして道徳観があります。つまり道徳は人が
持つ最良のビジネスの「論理」なのです。これこそがアダム・
スミスの「見えざる手」だったのだと考えます。スミスは市場が
すべてを解決するとは考えなかったはずです。スミスはミルトン・
フリードマン(注;新自由主義者、政府が市場に余計な介入をせず
に、市場に任せて自由競争させることが、経済にとって最も良いと
いう考え)ではなかった。市場に任せていれば人類の問題が解決す
るとは信じなかった。市場でそのように機能できるとすれば人間
には「共感力」があるからだと考えていた。それは「読心術」です。
日本で高度に発達した技能ですね。あなた方がビジネスに優れて
いる理由の一つは日本社会において非常に重要な役割を果たして
いる読心術です。相手の欲望を理解するために相手の立場に立って
想像する。そのような形で共栄しているのです。どの企業にも経理
部門があるように倫理や哲学部門があればよいとさえ思います。」

道徳がビジネスの最良の論理?うーんこれは中国、アメリカなど
ではありえない論理ではないか?でも行き詰った今の世界経済では
新しい論理かもしれない、日本が率先できるか倫理資本主義。

とややこしい経済は横に置き、今年の2回目の8月の満月は次は
6年後の3月にしか見れないとテレビでいっていたが、6年後なんて
私のカレンダーにはない。さみしい限りの満月の見納めだ。