サッカーボール、バレーボールに続く3件目は『ハーレーダビッドソン』かよ。ナンバープレートも付いているし、持ち主は直ぐに見付かると思っていたが、案の定だったな。
『東日本大震災の津波で、およそ6,500km離れたカナダの島に流れ着いた大型バイク「ハーレーダビッドソン」の持ち主が1日、判明した。漂着したハーレーの持ち主・横山さんは「間違いなく私という事が、判ったので、ちょっと夜だったんですけれども、目がはっきり覚めてしまいました」、「名古屋とか、後は岐阜ですか、そちらの方に、2泊3日でツーリングに行きまして、とても思い出には残っています」等と話した。横山さんは、津波で自宅を流され、家族3人を亡くし、今は仮設住宅で暮らしている。横山さんは「戻って来て貰えるのは嬉しいんですけども、被災してますので、置く場所も有りませんし。そこら辺だけがちょっと心配です」と話した。オートバイはハーレーダビッドソン社製で、排気量1,450cc。横山さんはカナダでの発見を伝えた1日の新聞、TVの報道を見て、ナンバーから自分の物と確認した。オートバイは「外観に一目惚れして5年程前に購入した」という愛車。横山さんは「まさか太平洋を渡ったとは思わなかった。良く沈まなかったものだ」と、思い掛けない発見を喜んだ。こうした中、横山さんがハーレーを購入した販売店が、保管場所に名乗りを上げている。横山さんがハーレーを購入した店の店員は「一日千秋の思いで、戻って来るのを待たせて頂きたいと思いますし、戻って来たら、なるべくの事はさせて頂こうかと思ってますんで」と語った。又、日本への輸送は、ハーレーダビッドソン本社が全面協力すると言う。横山さんは「(バイクに対して、おかしいですけど、なんて声を掛けますか?)戻って来てくれて、有難うですかね」と話した。』
いやぁ、これは持ち主が見付かって当然なんだが、サッカーボールとバレーボールの時は、良くもまぁ、持ち主が見付かったモンだと関心はしたんだがな。
一目惚れして購入したハーレーが戻って来ても、亡くなった家族3人と、流された家が戻って来る訳じゃ無し、そう、素直には喜べないと思うがなぁ。
TVの報道番組で、公開されたコンテナ内のハーレーは、結構錆び捲っていたけどねぇ。日本への輸送は、ハーレーダビッドソン本社が全面協力すると言うが、錆びたハーレーを送って貰っても…、と、思っていたが、製造元であるめりけんのハーレー・ダビッドソンは、日本に送り、無料で修理した上で横山さんに届けようとしている事を明らかにしたんだそうだ。美談に便乗した企業のイメージUP戦略に利用される訳だな。
100年後、いや、200年後でも、美談としても自社製品の宣伝としても長年に渡って社史としても残るトピックだからな。利用しない手は無い。
まぁ、やらぬ善より、やる偽善だわな。
持ち主は今、仮設住宅暮らし。何時になったら手元に戻せるか予測も付かんのだろうが、もし手放す事になったとしたら、それこそ歴史的な価値がプレミアとして負荷されるんで相当な額になるんじゃないの?
そん時は、ハーレ-本社が金の糸目を付けずに買うんだろうね。
で、本社に展示し、レジェンドとして今後の宣伝に使い続けると。
まぁ、美談に仕立て上げ、宣伝に使うとしても、知らん振りしているよっかは遥かにマシなんじゃねぇの?