高倉健の『南極物語』は、タイトルだけは知っているんだが、寡聞にして未だ未視聴。TVでも80年代には何度も放送されたらしいが、結局は28年も前の映画なんだぜ?
『22.2%→13.2%。木村拓哉(39)主演ドラマ「南極大陸」(TBS系)の第1回視聴率と第5回視聴率である。“キムタク神話崩壊”等とメディアでも取り上げられているが、取分け舌鋒鋭かったのが、かの朝日新聞だ。11月5日夕刊の「放送記者座談会」とした記事がそれである。「チームを描く群像劇の筈が、木村拓哉の話になってる」「キムタクのPVみたい」「何故南極を目指すのか、時代背景の実感が無い」とまあ、言いたい放題なのだ。芸能記者が語る。「芸能欄が多いスポーツ紙はジャニーズから“接待”を受けていますが、朝日新聞ではそれは有りません。又また、関係の深いTV朝日系のドラマではない事も要因でしょう」では、何故ここ迄視聴率が下がり、コキ下ろされているのだろうか。「言いたい事は一杯有る」という、本誌連載でもお馴染みの今井舞氏が語る。「決定的なのは話の展開が物凄く遅い事。『今日は火事が有りました』『今日はブリザードが来ました』『今日は山に登りました』っていうブログとかツイッターで済んじゃう様な話を薄めて1時間に延ばしているだけ。視聴者は高倉健の『南極物語』(東宝)を知ってるんですよ。結末は判っているんです。 その上での物語展開をしっかり作るべきなのに、それが全然出来ていない」キムタクに付いても、今井氏はこう分析する。「彼は今迄色んな役をやって来ましたよね。最近では総理大臣やって、ヤマトで宇宙行って、『じゃあ、次は南極行きますか?』っていう風にしか見えない。シチュエーションにこだわらないとダメみたいな悪循環に陥っている。私は元々キムタク好きじゃないですが、『HERO』(01年/フジTV系)とか好きでした。要は、キャストで見るんじゃなくて、面白いから見るっていう当たり前の事を作り手は忘れてるのかと」(中略)キムタク以外の俳優陣や登場する犬等の熱演振りは好評ですので、後半は視聴率を盛り返すかもしれません」(前出・芸能記者)裏を返せば、キムタクの演技は犬にも及ばないという事か。』
『視聴者は高倉健の『南極物語』(東宝)を知ってるんですよ。結末は判っているんです。』28年も前の映画だぜ? 最近じゃTV放送もされていないみたいなんで、人々の記憶から薄れているし、観た事ない視聴者も大勢居るんじゃないか?
実は、おいらもその内の一人。毎週PCをいじりながら楽しく視聴しているぜ。
第5回の視聴率の急低下の原因は、同時間の直接の裏がフジTVのチョンドラマじゃなくバレーボールが盛り上がって延長になった部分だったからだろう?
それを、したり顔で独自の分析を述べたりはしているが、結局の所、キムタクが嫌いなんじゃね? フジTVの番組は好きだけれど、TBSの番組は嫌いだってか? 『華麗なる一族』は完全にスルーしているし…。
所詮、偏向記事満載の朝日新聞の評論だもの。第6回の、初回放送時の次ぐ視聴率のUPは、一体どう説明する積もりなのかね? 是非とも、その独自分析を拝聴して見たいモンだがねぇ。
それはそうとして、第6回の冒頭。皆が朝のトイレを我慢している時、香川照之が長トイレの後にやけにスッキリとした顔で出て来たらしいが、アレはやはり、弁天様を使った後を表現した描写だったんだろうか?