昨日は、他におもしろいTV番組も無かったので21時前から、楽天ブックスから届いたDVD『カイジ 人生逆転ゲーム』を鑑賞する事にした。
企画制作は、日本テレビ放送網。続編公開の時にゃ公開前日か当日にTV放送やるんだろうね。
粗筋を書くんで、鑑賞前に情報を知りたくない人はここから先は読まないでね。
冒頭シーンの兵藤和尊を演じた佐藤慶は、この作品が遺作となっている。ハマリ役なのに惜しいね。
主人公のカイジを演ずるは 藤原竜也、男前過ぎる。
金融屋社長が原作の男から女に変更されている。名は遠藤凛子、演ずるは 天海祐希。これほどの美人なら金融屋やんなくっても…、と思う位の美女。
スクラッチ式の宝くじを外し、通りかかったカップルの女に『キモい』と言われ激昂するカイジ。腹立ち紛れに駐車中の高級車に次々と蹴りを入れていく。
遠藤の高級車のドアに蹴りを入れ、車体をへこませてしまったカイジ。目指すアパートの中から怖いアンちゃん登場、車の中からも強持ての男が数人登場し追い詰められてしまう。ビビッて必死で謝るカイジ。だが、男達は聞き入れない。
シーン変わってヤミ金融屋、2年程前、友人の借金30万の保証人になっていた事から返済を迫られるカイジ、その額は利息で膨らみ、到底返済できる金額ではなくなっていた。
遠藤からの提案で、借金を一日でチャラに出来る方法が有るという。他に返済方法も無く、ついその話に乗っかってしまうカイジ。
指定の港から、船舶「エスポワール」（フランス語で「希望」の意）に乗り込むカイジ。そこで開催されるのが『限定ジャンケン』だ。ルール説明をする利根川幸雄、演ずるは香川照之。ちょっと若過ぎない?
『限定ジャンケン』のルールも、原作からの変更点が有る。制限時間が30分間（原作では4時間）と短くなっていた。ゲーム開始から数分で早くも星を無くす者が現れ、別室へと連れて行かれる。
ゲームをする相手が見つからず、焦り始めたカイジに声を掛けて来たのが、船井譲次、演ずるは山本太郎。 船井の甘言に乗り騙されているとも知らず星2つを失う。残ったカードは一枚だけ。騙された事に怒り狂うカイジ、だが黒服達に制されてしまう。
残りカードの手を船井からバラされてしまう。負けずに船井のカードの手をバラすカイジ。
ゲームは膠着状態に陥り、時間だけが虚しく過ぎて行く。TIME IS RUNNING OUT。
船井からカードのシャッフルの提案が有り、石田のおっさんと組み、その提案に乗っかるカイジ。
再び船井とゲームを行うカイジ、ルール変更を持ちかけ何とか承認させる。策士策に嵌まる。
カイジの機転で船井から星を取り返す事にまんまと成功。
残り少ないゲーム時間で石田のおっさんとあいこを繰り返し、カードを消費するカイジ達。
遂に TIME UP。勝ち抜けたかに思われたのだが、石田のおっさんのポケットに、カードが1枚残っていた…。
場面変わって、帝愛グループの地下施設で強制労働をさせられるカイジ。石田のおっさんも一緒だ。記念すべき初月給のペリカを班長の甘言に乗っかって浪費してしまう。
そんなとある日、病室（?）で佐原誠と知り合う。演ずるは松山ケンイチ。病室壁に書かれた『ブレイブ・メン・ロード』の血（?）文字が衝撃的。
数日後、班長から発表が有る。佐原が『ブレイブ・メン・ロード』に参加するとの発表。拍手で送り出す作業員、参加をさせろと迫るカイジ。
何だ『地下チンチロリン』は無しか。
スターサイドホテルで行われる『ブレイブ・メン・ロード』、原作と異なり、いきなり『電流鉄骨渡り』。
次々と落下する参加者達、石田のおっさんも￥1,000万の引換券をカイジに渡し、娘に渡して欲しいと託した後、声を発する事も無く落下してしまった。
発奮し、自らを奮い立たせるカイジ。スターサイドホテルに辿り着いたのは佐原とカイジの二名のみ。だが、その佐原も、入場用の窓を開けた際、内外の気圧差で吹き飛ばされてしまう。
生き残ったのはカイジ一人のみ。
ここで疑問。落下した者達は当然即死だろうが、集団自殺として処理されるのだろうか? いやいや、帝愛グループの黒服達が下で待機しており、落下して来たら即回収して…。考えたら映画が楽しめないので考えるのを止める。
引換券での換金を試みるカイジだが、借金と利息を差し引かれ、僅かな金額しか残らない。石田のおっさんの引換券は本人ではないので無効となる。
その僅かな金額を使い利根川と『Eカード』勝負。1回目は敗退。兵頭の慈悲で金を借りる事が出来、2回戦開始。今度も惨敗。
地下施設へ引き戻されるカイジ、途中必勝法を思い付き、トイレに行かせろと要求。見張りの遠藤にその必勝法を持ちかけ、￥5,000万の借り入れに成功する。
再び利根川との『Eカード』対戦。セリフ無しのモノローグシーンが多い。ここが役者の腕の見せ所。さすがだね、香川照之。
勝利するカイジ。『焼き土下座』は無かった。地下施設へと送られる利根川。それを見送るカイジと遠藤。
場面変わって、お座敷で祝杯を上げるカイジと遠藤。ジョッキのビールを飲み干しお代わりをするカイジ。借り入れた金と利息を遠藤に返却する。
突然の目眩を覚え寝入ってしまうカイジ。薬を盛った遠藤は姿を消す。
店員に声を掛けられ、目を覚ますカイジ。残っていた筈の大金は粗方が消えていた。残ったのは僅かな金額。あぁ、屋形船で宴会だったんだね、さすがの成金。
遠藤の方が1枚上手だったのだ。借用書通りの利息をしっかり回収した遠藤。車の窓から帝愛のIDを捨て、帝愛からの離脱を決意する。
某パチンコ屋で働く若い女、石田のおっさんの一人娘だ。別の店員から客から預かったと封筒を渡される。封筒の中身は、幾ばくかの金。
店外に出て、封筒を渡してくれた客を探す石田のおっさんの一人娘。小走りで画面からフレームアウトした後、カイジ登場。
帝愛グループの街頭CMを観るカイジ、そしてそのまま雑踏の中に消えて行き、エンドロール。
ま、こんな感じで映画は終わる。面白かったよ。原作からの改変は有る物のうまく纏めていると思った。続編は2011年だから来年だね。早く観たいな。
そういやアニメ版も有ったね。今度観てみよう。全巻揃ってる訳じゃないけど、単行本も有るので探し出して読み返してみようかな。
