2月11日
山茶花高原の麓で朝を迎え、エンジンをスタートさせると、花の百名山である多良岳(たらだけ)の尾根道を上って行きました。
朝8時頃に着きましたが、山茶花高原は開園前で、人気のない駐車場が広がるばかりでした。
案内には、
「山茶花高原ピクニックパークは多良岳の中腹標高約450mに位置し、対岸には有明海を経て雲仙岳、遠くは熊本までも見渡せるロケーションです。
園内には高原モノレールでつながる「風の丘」と「光の丘」の2つの芝生広場があり、またスポーツスライダーやローラースケート、パターゴルフ等の遊具施設も充実している」
とあります。
周囲から覗き見る園内にサザンカが見えますが、この時期に花の姿が無いのは当然です。
車で周囲をはしってみると、ハルサザンカらしき木々に赤い花の姿を認めました。
上って来た、同じ道を通るのは勿体ないので、勘だけを頼りに、目にした道を選んで山を下りますと、梅の畑の中に迷い込みました。
道の横に「黒金区」の標示が見えますから、既に長崎県を外れて佐賀県に入ったようです。
梅畑の脇の白い水仙が、早春の到来を告げていました。
次に訪ねた佐賀県太良町の大谷梅園は、実梅が並ぶ畑が見えますが、梅畑の手入れも不十分で、老木も多く、梅の花を愛でるには少々寂しい状況でした。
その先の嬉野運動公園梅園は、良く手入れがなされていましたが、残念なことに花の姿が見えません。
御船ヶ丘梅園は、背景となる御船山の姿が印象的で、3000本の梅が植栽された梅林は、花の季節には見事な景観が期待できそうです。
長崎県から佐賀県に入り、北西方向へ進みながら、予定した梅園をリスト順に訪ねてゆきます。
その中の一つ、伊万里梅園 藤ノ尾の規模が見事でした。
他の梅園同様、季節的に、数本の木に花を咲かせる状況でしたが、
約24万平方の広大な土地に、約6500本の梅が植栽されています。
一斉に花を咲かせた様子を想像し、再訪問したいと思わせるスケール感がありました。
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