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伊豆 梅と椿と温泉の旅  index 

2013-04-03 15:08:59 | 伊豆 梅と椿と温泉の旅

「花の旅」 総合目次

 

 

伊豆 梅と椿と温泉の旅  index

 

1  楽しいことなら何でも (定年後の気楽な旅です) 

2  伊豆大島へ (椿の伊豆大島を訪ねました)   

3  大島公園の椿 (温室で豪華なツバキの花々に出会いました) 

4  キョンに出会う (伊豆大島の植物園でキョンをみかけました)

5  とても嬉しいバスの旅 (親切な伊豆大島の路線バスの運転手さん)  

6  公園の手品師 (懐かしい歌謡曲の作詞者を知りました)  

7  伊豆の山々へ沈む夕日 (高速フェリーから美しい夕日を眺める)  

8  嬉しいお風呂です (伊東の嬉しい温泉銭湯)

9  それは西天城高原 (間違って行った、西天城高原が素敵だった)

10 嬉しい思い (樹木の観察に手応えを感じ始めています)

11 花も人生も打率3割 (河津桜はタイミングが外れました)

12 珍しい花 (熱川バナナ・ワニ園の珍しい熱帯植物など)

13 「かわづがけ」の真実 (奥野ダム梅園で「かわづがけ」の由来を知る)

 

  その他の「花の旅」はこちら →  旅の目次 

   全国ウメの名所 →  梅の名所

   全国ツバキの名所 →  椿の名所

 

 

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「かわづがけ」の真実

2013-04-03 14:03:44 | 伊豆 梅と椿と温泉の旅

 熱川バナナ・ワニ園を出発して、時間を確認すると午後3時を過ぎていました。

 今回の旅の予定はほぼ終了しましたが、まだ少し時間に余裕があります。

 

 そこで、伊東の奥野ダムにある梅園を訪ねることにしました。

 

 ナビへ住所を入れ、国道から県道へ入ります。

 伊東の市街地の裏へ抜けて、山道を進んで行くと、ダムによってできた松川湖が静かな湖面を見せて佇んでいました。

 

 

 松川湖の周囲に遊歩道が伸び、橋を渡った先には展望台も見えます。

 案内表示板で梅園の位置を確認すると、地元では松川と呼ばれる大川が、湖に流れを注ぐ右岸に梅園があることが分かりました。

 駐車場へ車を停めて、遊歩道を歩き始めます。

 

 遊歩道の横では咲き揃ったロウバイが、ふくよかな香りを漂わせていました。

 

 

 ロウバイは早春の花です。

 今、ロウバイが満開だと言うことは・・・

 

 やっぱりそうでしたか。

 この梅園では、花盛りの季節はまだまだ先のようです。

 

 

 だけど、折角来たのですから、

 ホームページに使う、梅園らしく見える写真を、手練手管で、何とか確保しました。

 

 

 梅園から駐車場へ向かって歩いていると、公園の中に相撲力士のレリーフをはめ込んだ石碑を見かけました。

 

 

 駐車場の脇に「相撲の河津がけと奥野の狩り」と題した解説板が掲示され、そこには次のような説明が記されていました。

 

 

  安元二年(西暦1176年)伊豆へ流された源頼朝を慰めるために、東国の武士が伊東に集って「奥野の巻狩り」と呼ばれる有名な巻狩りを行なったそうです。

 その折りに、余興として若武者たちの相撲大会が行われ、河津祐泰が股野五郎を、後に「かわづがけ」と呼ばれる相撲四十八手で破り、勝利を収めたのだそうです。

 奥野には相撲場跡とされる場所があったのですが、ダム工事に伴って場所を移し、今は梅林の横にモニュメントが建てられている。

 

 のだそうです。

 

 へー、 そうだったの!  私は今まで「かわづがけ」とは、

 

 「かわづ」という言葉に「古池や蛙飛びこむ水の音」の句を思い浮かべ、更に、国宝の「鳥獣戯画」の中で、蛙が相撲のような仕草をしているイメージを連想して、てっきり蛙に因んだ技なのかと思っていました。

 

 しかし、「かわづがけ」は「かわず(蛙)がけ」ではなかったのですね!

 

 いやはやとんだ勘違い、恐れ入り屋の鬼子母神。

 何だか、「かわづがけ」の本来の意味を知り、うっちゃりを喰ったような気分です。

 

 フム・・・、この話は何処かで誰かに披露しなくては。

 

 と言うことで、うっちゃりを喰って転んだ手で、小判を拾ったような気分で伊東市内へと向かいました。

 

 そして、温泉銭湯の毘沙門天 芝の湯で、旅の汗をさっぱりと洗い流し、

 

 

 平原綾香がカーオーディオの中で、

 「エブリデー♪ アイ リッスン ツー マイ ハー♪  (日々自分の心に耳を傾けて)」 と歌うジュピターを口ずさみながら、想い出満杯となった花の旅を終えて、家路へと向かったのでした。

 

 

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