ポルトガルの空の下で

ポルトガルの町や生活を写真とともに綴ります。また、日本恋しさに、子ども恋しさに思い出もエッセイに綴っています。

レストランにペットの犬同伴は可?

2017-10-30 23:21:00 | ペット
2017年10月30日 昨今、ポルトガルで話題になっているのに「レストランへの犬同伴」に関する条例設定の問題があります。


我が家は現在4匹のネコを飼っていますが、かつては犬のクラウディウやポピーと共に数匹のネコを同時にかった時期もあります。我が子たちは動物好きです。

息子はリスボン時代に2匹のネコの里親をし、ポルト帰省のたびに大事なギターとネコを連れてきて、我が家のネコたちとは馴染まず、ゲストルームを息子のネコが占領するという、なかなかに大変な状態でした。

我がモイケル娘にいたっては現在も3匹のネコを引き受けて以来かれこれ14年になります。娘が最初に引き取った二匹のネコはまだ自力でミルクを飲むこともできず、ちょうどわたしが日本へ帰国していたので、スポイルで数時間おきにミルクを飲ませたりして、その世話をするのにわたしも付き合ったものです。



また、わたしはと言えば、近所のジョアキンおじさんの畑のネコたちの餌運びをして、もう15年くらいにはなります。毎晩のことですから、これは夫も呆れ果て、すっかり諦めの心地でありましょう。自分が風邪などで寝込み、夫の夕食は作らずとも、ネコの餌運びだけは必ず起きて行くのですから、我ながらよぉやっとるわ。

かつて20匹ほどもいたジョアキンおじさんの畑の猫たちも動物愛護協会のボランティアが一匹ずつ捕まえては避妊手術を施し、コロニーに返すわけですが、気が付けば今は3匹だけになってしまいました。



こうなると、確かにノラ猫はいなくなるのですが、生態上それも考えものかもしれないと思ったりします。

家ネコよりも外のネコの方が餌代がかかるのでした。また、旅行や日本帰国の際には、家ネコ同様外ネコの世話も人に頼んでいくことになりますが、自分ができるうちは続けたいと思っています。

かようなわけで、わたしもワンニャンは好きで家族の一員のような気持ちで世話をしているのですが、さて、レストランやカフェへ連れて行くかとなると「否」です。

一つには衛生面です。自分のペットなら家の中に引き入れても自分が衛生面を判断すればいいというので済ませられますが、レストランとなると別でしょう。自分のペットが感染症にかかっていないと思っていても間違いということも有り得ます。犬のアレルギーがある人もいたりします。衛生面でペットがレストランにいるのはよくないと思う人は多いでしょう。

ポルトガルのTwiterなどを見てみると、やはり意見は反対も多いのでス。中には「レストランに入れる動物は死んだ動物だけだ(つまり肉類ですw)」などと書き込む輩もおり。

二つ目は、ペットを持つ人の権利はそれでいいとして、では、犬をレストランへ連れて行かない、犬は苦手だ、などの他の客の権利はどうなるのか、です。

三つ目、家族の一員だから一緒に食卓を囲むためにペットを同伴するのなら、ペットも共にレストランで食事をする?そうじゃないとすれば、美味しそうな食べ物の匂いが充満するレストランで、ペットは我慢を強いられることになるのではないか?それは極端に言えばそのうち虐待だと言い出すことにならないか?

四つ目、犬がいいとしたら、ネコはどうなのか?インコは?なぜ犬だけに特権が与えられるのか?

この条例が議会を通るとしても、恐らくレストラン経営者の決定に任せることになるのではないかと思いますが、入ったレストラン、ふと周りを見回せば、ワンちゃんだらけということを想像するのは、あまり嬉しいものではないとわたしなら思うのですが。

犬同伴の客を一日何人と限定するのだろうか。禁煙席、喫煙席のように犬同伴席、そうでない席と区別するだろうか。
あれこれ考えて、わたしはやはりレストランへのペット同伴はご遠慮願いたい、が、結論であるのだが、みなさまはいかに?

我が家の4匹ネコの2匹

IKEAのおもちゃベッドでご満足のクルルとペト。やがてベッドの取り合いが始まったのでありました。
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