吹奏楽、オーケストラ:管楽器演奏時の飛沫の飛散距離や左右への広がり観測
「新型コロナウィルス」の感染経路は主に接触感染・飛沫感染と言われていますが、株式会社ヤマハミュージックジャパン(協力:新日本空調株式会社)が、吹奏楽やオーケストラでの管楽器演奏時の飛散状況について、人間が直接「見る」ことのできない現象を、科学的な実験と検証をおこなった動画(視覚情報)が4本掲載されました。
教育現場、演奏現場での判断材料や参考になると思いますので、ご紹介いたします。
1、実験概要
2、発音源付近のズーム
3、飛沫の距離
4、飛沫の左右の広がり
<以下、株式会社ヤマハミュージックジャパン掲載文引用>
この実験では、発音方式の異なる4つの楽器群の中から、フルート、アルトサクソフォン、トランペット、ソプラノリコーダー、鍵盤ハーモニカを選択し、演奏時の飛沫の飛散距離や左右への広がりなどを観測しました。比較対象として、くしゃみ、発声を用いています。
その結果、今回の実験条件下では、楽器演奏による飛沫の飛散距離と左右への広がりにおいては、くしゃみ、発声と同等以下であることが観測されました。トランペットのマウスピースのみを使用した場合は、くしゃみ以下でありながらも、発声と同等またはそれ以上に飛沫が飛ぶ可能性が観測されました。また、トランペットやソプラノリコーダーの水抜き/唾抜きなどお手入れでも、飛沫が飛ぶ可能性が観測されました。実験の詳細および結果は、実験動画をご覧ください。