[TCM] 東京音楽大学 〈伊福部 昭〉作品資料及び愛用ピアノ寄贈 感謝状贈呈式

2022-05-21 | 日記
[TCM] 東京音楽大学 〈伊福部 昭〉作品資料及び愛用ピアノ寄贈 感謝状贈呈式


2022年1月15日(土)14:00開式 
東京音楽大学 池袋キャンパスA200教室 
Tokyo College of Music 
Ikebukuro Campus 
15 January 2022

東京音楽大学の学長、東京音楽大学付属民族音楽研究所初代所長および作曲教授を長年務め、後進の育成へ力を注いだ伊福部昭の作品資料1,243点、併せて愛用していたピアノがご親族より本学へ寄贈されました。 これを記念して、寄贈者への感謝状贈呈式と愛用ピアノによる伊福部昭作品の作品演奏を行いました。

作曲家 伊福部昭 愛用ピアノの歴史  (執筆:藤田崇文)

2022-04-22 | 音楽
伊福部昭 愛用ピアノの歴史 執筆:藤田崇文

(東京音楽大学主催 伊福部昭作品資料及び愛用ピアノ寄贈感謝状贈呈式 2022.1.15 プログラムより)


 伊福部昭が生涯愛用したピアノは、昭和16年頃(1941年頃)に妻・アイ(舞踊家・勇崎愛子)の父・勇崎恒次郎により贈られた。恒次郎は伊福部を物心両面応援した理解者のひとりである。

 ピアノが贈られるまでの逸話が残されている。

 大家族である伊福部家は、「山鼻の家」と家族間で呼びあっていた家(札幌藻岩山の近く)に居住しており、ピアノは昭和10年(1935年)、長兄・宗夫と結婚することとなったナミの嫁入り道具であった。その後、宗夫は病から休職し、静かな場所での静養が必要となったためにピアノは売却されてしまう。しかし、伊福部の妻・アイはそれを知らなかった。ある日、アイが舞踊研究所から帰宅すると、ピアノが無くなっていた。伊福部の父・利三に訊ねると、ピアノは売ったという。事情は察したアイだったが、ピアノがなければ伊福部が作曲できない。そのため、アイは父・勇崎恒次郎にピアノを買い戻してもらうように懇願した。こうしてピアノは山鼻の家に無事戻り、伊福部のピアノとなった。伊福部の父・利三は、ピアノを弾く時間を毎晩1時間のみと時間制限を設けた。
 ピアノは戦時下の空襲から戦火を免れたが、林務官であった伊福部は、圧縮木材のレントゲン撮影を繰り返すうちに放射能を浴びてしまったことから身体を壊し、終戦後、1年ほど休職する。身体が癒えた伊福部は、戦後に向かうにあたって音楽家になることを決意した。
 伊福部は家族とともに故郷の北海道を後に上京を試みるが、戦後の混乱から政府は、東京への移住希望者は定職が確定し基準額の税金を納入している者に限定しており、伊福部は条件が満たされなく東京に転入できなかった。仕方なく、一旦、栃木県日光の山奥へ住むことにした。ピアノは札幌の山鼻の家から手作りの木枠で梱包して日光の住まいへ移設することにしたが、戦後の混乱期ゆえに連合国軍に接収されるのを案じ、木枠の前後に”PROFESSOR”と黒ペンキで大きく書くなどの工夫を施した。そうして無事に日光へ届けられた。その後、伊福部の転居に伴ってピアノも日光から世田谷の等々力へ、さらに奥澤から尾山台へと移っていった。


 勇崎恒次郎から贈られたピアノは、伊福部が91歳の生涯を閉じるまで大切に扱われ、民族主義に徹した力強い楽曲の数々を生み出していった。象牙鍵盤が凹み、剥がれるほど弾きこなされた。己の作曲活動を生涯見つめ続けたピアノについて伊福部は生前、こう語っていた。『このピアノは単なるピアノではない。私の身体の一部だ』。
 ピアノは製造から100年の歳月を経たことから、さらに永続的に使用できるよう、修復(全弦交換・センターピン交換・象牙剥がれの再接着等)が施され、学長をつとめた東京音楽大学に寄贈された。


(東京・尾山台自宅にて、撮影年不明)

■ 伊福部 昭 (作曲家 1914年5月31日北海道―2006年2月8日東京 / 91歳)
東京音楽大学名誉教授 
東京音楽大学第5代学⻑(1976年3月〜1987年3月) 
東京音楽大学⺠族音楽研究所名誉所⻑(初代所⻑)



(伊福部 昭 1977年撮影)



[Piano Data]
●ピアノメーカー:M.F.RACHALS(ラッハルス) 
●生産国と地域:ドイツ・ハンブルグ  
●製造年:1920年〜1924年
●製造番号:36161  
●鍵盤数:85鍵 A0~A7 [象牙・黒檀]  
●ピアノ寄贈者・修復寄付者:伊福部極(伊福部昭長男)
●ピアノ修復責任者:向井一秀 (Bechstein Japan)  


(東京・尾山台にて)



(東京音楽大学にて 2022年1月15日)

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▼国立国会図書館
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000025-I008293867-00
(「目次」>> URL. で当日配布されたプログラムの閲覧ができます)



pk@4/藤田崇文 pk@4/Takahumi Fujita

2022-04-07 | 日記
pk@4/藤田崇文   pk@4/Takahumi Fujita


ティンパニー4台(23".26".29".32")の打楽器アンサンブルです。
 Percussion ensemble of 4 Timpani (23".26".29".32")

演奏:尚美ミュージックカレッジ・パーカッションアンサンブル
Performed by: Shobi Music College Percussion Ensemble.

バッハ:フランス組曲 第5番 (藤田崇文 編) / Französische Suiten Nr. 5 BWV 816

2022-03-06 | 音楽
バッハ:フランス組曲 第5番 (藤田崇文 編)


バッハ / 藤田崇文 編曲
J.S.Bach /arr. Takafumi Fujita
Trio d'Anches De Cologne

フランス組曲 第5番より(Fl.Cla.Fg)
Französische Suite Nr. 5 BWV 816: 1. Allemande
Französische Suite Nr. 5 BWV 816: 2. Courante



作曲科の学生時代にアレンジした懐かしいフランス組曲第5番(バッハ)の全7曲は弦楽3と木管3をそれぞれ三重奏版で書き、
その後に音楽出版社からリリースされ(*現在は廃版)、CDにも収められました。

ケルンの友人3人がコンサートで演奏してくれていたようでした。
故・水間さんのサイトだと思うのですが、木管の味わい深く、素晴らしい演奏です。


[TCM] 東京音楽大学 シンフォニーオーケストラ定期演奏会

2022-02-05 | 音楽
[TCM] 東京音楽大学シンフォニーオーケストラ定期演奏会定期演奏会の様子(動画)がご覧いただけます。



【東京音楽大学 シンフォニーオーケストラ定期演奏会】
2021年12月14日(火)18:30開演
東京芸術劇場 コンサートホール
Tokyo College of Music
TCM Symphony Orchestra (Orchestra "S")
Tokyo Metropolitan Theatre
14 December 2021


W.A.モーツァルト/ディヴェルティメント ニ長調 K.136(125a)
Wolfgang Amadeus Mozart / Divertimento in D major, K.136(125a)

P.ヒンデミット/吹奏楽のための交響曲 変ロ調
Paul Hindemith / Symphony in B flat : for concert band

J.ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
Johannes Brahms / Symphony No.2 in D major, Op.73


指揮:ユベール・スダーン/Conductor : Hubert Soudant
演奏:東京音楽大学シンフォニーオーケストラ
Tokyo College of Music Symphony Orchestra (Orchestra "S")




サントリーコーヒー「BOSS」新TV-CM「宇宙人ジョーンズ・オーケストラ」篇 / 藤田崇文 音楽監修 を担当

2022-01-19 | 音楽
サントリーコーヒー「BOSS」新TV-CM「宇宙人ジョーンズ・オーケストラ」篇 (30秒・60秒)が12/26から放送開始されました。役所広司さん、杉咲花さん、神木隆之介さん、トミー・リー・ジョーンズさんらが出演し、藤田は音楽監修で参加(指揮指導、バスドラム・シンバル指導も)。 
一風変わったしぐさでシンバルを叩くジョーンズさん、さらには、前田吟さん(バスドラム)、戸田恵子さん(ヴァイオリン)、もう中学生さん(トロンボーン)らゲスト陣の熱演など、さまざまな個性が重なり合って、すばらしいシンフォニーを奏でる新CMにご注目ください。




伊福部昭 作品資料及び愛用ピアノ寄贈 感謝状贈呈式&作品演奏(東京音楽大学図書館 伊福部昭コレクション)

2021-12-20 | 日記
伊福部昭作品資料1,243点と愛用ピアノが東京音楽大学に寄贈され、これを記念したイベントが開催されます。(イベントは学生者及び関係者のみで行われます)
なお、東京音楽大学図書館は、2022年度より「伊福部昭コレクション」の資料・目録
を整備し利用者に提供する準備に着手いたします。

【日時】 2022年1月15日 (土) 14時
【会場】 東京音楽大学池袋キャンパス A200
【演奏】 ピアノ組曲第1番「盆踊り」/『ギリヤーク族の古き吟謡歌』第2曲「苔桃の果拾ふ女の歌」/ヴァイオリン・ソナタ第3楽章 (いずれも伊福部昭作曲)






イベント当日は司会を務めます。よろしくお願いいたします。
藤田崇文 / Takafumi Fujita




「波の見える風景」管弦楽編曲版(真島俊夫/藤田崇文) 【新刊 2021.11.25 】

2021-11-28 | 音楽
「波の見える風景」管弦楽編曲版(真島俊夫/藤田崇文) 【新刊 2021.11.25 】





「波の見える風景」管弦楽編曲版(真島俊夫/藤田崇文)楽譜がスコアPDFダウンロードと、レンタル楽譜(パート譜セット)で全音楽譜出版社カワイ出版より発売されました。
1985吹奏楽コンクール課題曲として全国の吹奏楽部で演奏され、懐かしい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
改訂新版として手が加わった後、札幌交響楽団(kitara)の指揮で「オーケストラ編曲」として披露した曲の楽譜です。スコアの内容はサンプルの「立ち読み」で閲覧できますのでご覧くださいませ。



■真島俊夫/藤田崇文 :波の見える風景(改訂新版)管弦楽編曲版 フルスコア 【PDFダウンロード版】
(スコアはサンプルの「立ち読み」ができます)
http://www.editionkawai.jp/shopdetail/000000007151/


■真島俊夫/藤田崇文 :波の見える風景(改訂新版)管弦楽編曲版 フルスコア・パート譜セット 【レンタル楽譜:プロオーケストラ用】
(スコアはサンプルの「立ち読み」ができます)
http://www.editionkawai.jp/shopdetail/000000007146/


■真島俊夫/藤田崇文 :波の見える風景(改訂新版)管弦楽編曲版 フルスコア・パート譜セット 【レンタル楽譜:アマチュアオーケストラ用】
(スコアはサンプルの「立ち読み」ができます)
http://www.editionkawai.jp/shopdetail/000000007147/






■真島俊夫/藤田崇文 :波の見える風景(改訂新版)管弦楽編曲版
藤田崇文 指揮・札幌交響楽団 (Live) 




演奏会のご案内 2021.12.14

2021-11-25 | 日記
東京音楽大学シンフォニーオーケストラ 定期演奏会
2021年12月14日(火)18:30開演
会場:東京芸術劇場 コンサートホール
指揮 : ユベール・スダーン



東京音楽大学国際青少年オーケストラ IYO at TCM 【募集】

2021-11-15 | 音楽
東京音楽大学国際青少年オーケストラ(IYO at TCM)の募集がはじまりました。国籍を問わず、12~18歳の学生が一緒になって演奏を行い、
若い音楽家たちに、高いレベルで学び、多くのオーケストラ曲を演奏する機会をつくることを目的としています。



申込締め切りは 2021年12月20日です。

募集パートと募集予定人数
弦楽器:ヴァイオリン 40、ヴィオラ 12、チェロ 10、コントラバス 8 木管楽器:フルート 6、オーボエ 6、クラリネット 6、ファゴット 6 金管楽器:ホルン 8、トランペット 8、トロンボーン 8、チューバ 2 打楽器:8


詳細は募集要項をご覧ください。
英語版(English)
http://www.tcm-conducting.net/_src/59675110/IYOAppGuideENG20210910.pdf?v=1621771178811


日本語版
http://www.tcm-conducting.net/_src/59675111/IYOAppGuideJPN20210910.pdf?v=1621771178811