南十字星の軌道  “SOUTHERN CROSS ORBIT”

サッカー日本代表と浦和レッズのサポーターで料理する事、映画鑑賞、スポーツする事が好きな45歳の子持ちのオッサンの独り言

達成感のない疲労感・・・

2006年04月23日 21時58分09秒 | 文化・芸術・美術
本日石神井公園にて「第19回照姫祭り」が行われました。

恒例の「照姫行列」に私は“輿警護武者”として、娘は“花拍子”として参加しました。

しかし東京は朝から生憎の空模様で何とか出陣式直前まではもっていたのですが、出陣式前から小雨がぱらぱらと来てしまいました。

その結果「出陣式」ではなく「演技・演舞」を行い、行列は中止となってしまいました。

早朝(7:45)からの舞台リハーサル、着付け、最終リハーサルと行って少し疲れてきましたが、「いよいよ本番」と言うことで気合も入り野外ステージにて演技しましたがその直後の「行列中止」は“19回目にして初めて”の出来事でした。

何でも姫様、奥方様が着ている衣装が¥10,000,000(!)もする物で、雨に濡れると取り返しが付かない事になるので、と言うのが中止の理由だそうです。

ちょっと疲れて帰宅しましたが、達成感の無い疲労感だけが残り、今年は照姫様の輿を引く大役を仰せつかったのにそれを全う出来ず非常に残念でした。

また来年も公募に参加して是非今年の鬱憤を晴らしたいと思っています。

写真は照姫様の輿を引く事が適わなかった警護武者達(私を含む)です。
私はどれでしょう?

照姫祭りリハーサル・・・

2006年04月20日 23時05分31秒 | 文化・芸術・美術
昨年参加した「照姫祭り」に今年も参加します。
「照姫祭り」とは毎年4月下旬の日曜日に練馬区の石神井公園周辺で行われるお祭りです。
室町時代にこの地にあった豊島城のお姫様だった照姫様のお祭りで地元民参加の時代行列「照姫行列」に今年も輿警護武者として参加します。

石神井公園の野外ステージにて出陣式、石神井公園駅前特設ステージの2箇所で演技を行う為、参加者全員で昨日と今日の2日間リハーサルを行い、東映のプロの演出家の方に演技の稽古を付けて頂くのです。

昨年までは輿警護武者は殆ど演技は無く、比較的楽で地味な役柄だったのですが今年から演技に参加する事となり、それも結構動き回る重労働な役回りが割り当てられていました。
今日は私服でリハーサルでしたが、本番は鎧兜を着て草鞋履きです。
今日の様に動けるのでしょうか、無事帰って来れるのでしょうか、今から心配です。

4月23日の日曜日、天気が心配(雨の場合行列が中止の場合もあり)なのですが、頑張りたいと思っています。
お暇な方、まだ予定の無い方は是非石神井公園まで足を運んで頂けたらと思っています。

「照姫祭り」は19回目ですが1度も雨が降ったことは無いそうで、昨年は14万人の人出があった練馬区内で最も大きなお祭りの1つなのです。

東京都の音楽会があった

2006年03月05日 22時12分03秒 | 文化・芸術・美術
 娘が所属する小学校の吹奏楽クラブが参加する演奏会がありました。
毎年、この時期に行われる東京都の演奏会で1年間の集大成の演奏会であり、6年生にとっては小学校最後の校外での演奏会でした。

 この演奏会は今日だけでなく、何回かに分けて行われるものでその中で特に順位付けをするとかではなく、「純粋に音楽を楽しむ小学生達の発表の場」と言う感じの演奏会でした。
今日の午前の部は9校が演奏したのですが、それぞれ特色のある演奏でとても素晴しい演奏ばかりでした。
大抵の学校は金管バンドか吹奏楽なのですが、1校だけ「管弦楽団」要するにオーケストラの学校がありました。
演奏も素晴しく、娘の学校の演奏が良く聞こえるのは“親バカ”と言う事で仕方ないですが、オーケストラの演奏は他校とはちょっと違った趣があり、小学生でもこんなにやれるんだ」と感心してしまいました。

 娘の学校は毎朝始業前から練習してきた成果が存分に発揮されたようで、普段は「まだまだガキ」って感じる子供達ですがステージ上では音楽家として大きく見えましたし立派に演奏して大きな拍手をもらっていました。
私も学生時代にバンドをやっていたので解りますが、ステージで大勢の方の前で演奏する時の緊張感は癖になると止められない麻薬の様な快感があるんですよね(勿論私は麻薬をやった経験はありませんが)。

 今回は30回目の記念演奏会との事で最後に高校生の特別演奏もありました。
高校生の演奏はそれまでの小学生の演奏とは比べるまでも無く素晴しい演奏演奏を聞かせてくれました。
そして素晴しい音楽に浸る事が出来て素晴しい日曜日を満喫したな、って感じられたのでした。

 娘の学校の吹奏楽クラブは「まとめの演奏会」が来週あります。
娘にとっても他の6年生にとっても小学校最後となる演奏会で学校の体育館で行われます。
1年間の集大成が今日の演奏だとしたら3年間の全てをそこで見せて欲しいと思います。

その後、3年間泣き言1つ言わないで頑張った娘を褒めてあげようと思ってます。

ちょっと古い小説を

2006年02月03日 21時37分58秒 | 文化・芸術・美術
先日たまたま通りかかったので、衝動的に図書館に入ったのです。
何か読みたい本があるわけでもなく、本棚を見ていたらある作家の名前が飛び込んで来ました。

『椎名 誠』約20余年前に出会った「昭和軽薄体文章」を駆使してエッセイやら何やらを綴って行くあの人に再会してしまったのです。
無意識の内に「さらば国分寺書店のオババ」「哀愁の町に霧が降るのだ上巻」「同下巻」の3冊を手に取っていた私は、気付いた時には貸出手続きを終えていたのでした。

まず「さらば国分寺書店のオババ」から読み始めた私。
実は以前読んだことがあるので読み返しになるのですが、読んでいる内にこの本を始めて読んだ頃(高校時代)の事を思い出しながら読んでいました。

ここでは、内容については触れませんが、どちらの本も今読んでも全く古さを感じさせない文章とその本を読んでいた時期や、ストーリーにある自分が知っている時代(ここでは昭和)を思い出させてくれる内容がとても面白く感じます。

以前読んだ本を読み直すという事は、昔に戻れるいい機会なのかもしれないですね。

針穴写真・・・

2005年08月25日 20時00分34秒 | 文化・芸術・美術
 先日、池袋にある某高層ビルで「針穴写真(ピンホールカメラ)」のワークショップがあり、参加してきました。
今年で2年連続の参加、娘は3年連続参加のベテラン(?)となります。

「ピンホールカメラ」とは、密閉した箱などの中に入れた紙製のフィルムに、箱に空けてある直径0.3mm程の穴から風景等を写し込む「レンズのないカメラ」です。
シャッターはピンホールを塞ぐように貼った粘着テープでシャッタースピード(テープを剥がしている時間)は日光の下は30秒位から日陰では5~10分と様々。
同じ条件でもシャッターを開けている時間を変えることで全く違った作品が出来上がるのでやりだすと結構ハマってしまうんです。
一昨年、娘に保護者として同行したときに手伝っているうちに夢中になってしまい「来年は参加するぞ」と去年参加してまた今年もと言う具合にどんどんハマっている自分が少々怖いんです。

1枚撮影したら暗室で現像して(勿論自分でやります。現像液等はワークショップで用意してくれています)また次の撮影へ、と言う感じで5~6枚撮影したらネガから気に入っている物、面白そうな物を2枚現像します。
そして参加者全員で発表会をする。
勿論批判する訳ではなく、様々な年代(小学校低学年から結構なおじさん、おばさんまでいました)の参加者の作品を楽しんで「今度はこんなの撮ってみよう」なんていいながらワイワイガヤガヤやって終わるんです。

 私ですか、昨年から考えていた「千手観音」に挑戦しました(自分を撮影しながら体は動かさずに露出時間の具合で手が何本にも写るように手を動かして見ました)が、時間が短かったために腕が十分に写らなかったり、携帯電話と500ccペットボトルを置いて撮影したら風で動いた携帯とペットボトルが予想外に面白く撮影出来たりと、楽しい時間が過ごせました。

 講師のE.レビンソン氏は日本語がペラペラの農業をする外国人で毎回このワークショップで楽しい講義をしてくれます。

 実は私、現在何とか自宅でも現像が出来ない物かと思案中です。暗室さえあれば現像までは可能なので(プリントは写真屋さんにお願いすることで妥協したい)今後もしかしたら自宅周辺で変な箱を持った変なオッサンが何事かやっている姿が見られたらそれが私だと思ってください。

京劇を観ました・・・

2005年06月05日 14時44分07秒 | 文化・芸術・美術
 昨日、池袋にある東京芸術劇場中ホールにて、京劇『水滸伝「野猪林」』を観賞してきました。勤務先の社員会の文化イベントとしての観劇でした。芝居を観るのは好きな方で、小劇団の小さな舞台も歌舞伎なんかも好きです。一度宝塚も見てみたいな、と思っているんですがどうも一人で行きづらいんですよね。オペラもみたいんですよ、本場のオペラ座で(オペラ座の怪人は映画でみましたが・・・)。でも着て行く服が無いんですよね。だから行かれないんです。(行く機会は何度かあったんですが・・・?)

 京劇は以前から観たいと思っていたので非常に楽しみにしていたのですが、京劇独特の衣装・メイクまた踊りや殺陣等楽しめましたし、ストーリーも判りやすくとても楽しい舞台でした。
 本場中国の「北京京劇院」という劇団の舞台ですから当然台詞は中国語(多分北京語でしょう)ですが、舞台の上手と下手に字幕が出る電光掲示板があり翻訳された台詞が表示されるので助かりました。
また、この字幕が比較的短い簡単な言葉で端的に表示されていたので、「字幕を読んでたら芝居が観れなかった」と言うこともなく、とても観易い舞台でした。

 ストーリーは、後々梁山泊に集まる英雄“林沖”が「なぜ梁山泊に行くことになるのか」と言う話であり、水滸伝の逸話の一部分を演じたものでした。
水滸伝と言えば中国文学の中でもかなり読み応えのある長編文学で、日本の「南総里見八犬伝」の元になったとも言われている物で、実は私は学生時代に一度読破しようと挑戦したのですが敗れ去った作品でもあります。
 しかし、今回の観劇をきっかけに再度挑戦してみようか、と決心しました。ダヴィンチコードも読み終わり、なにを読もうかと思っていたところでしたので、いい機会だと思っています。