THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

自分との対話

2013-01-03 01:05:49 | セッション記録
暮れから私の心は定まらず、迷宮の中を彷徨い続けていた
そして不思議なくらいに一人だった

子供達は、山形に嫁にいった娘が連れ出してくれて
私は夜遅くまで一人で家の中にいた

食欲もなく、何もする気がおきず
私は答えを探しに何冊も本を読み
瞑想と本とコンピュータの前でにらめっこが続いた

一体何回迷えば出口が見つかるのだろう・・・

何を見ても聞いても魂に響かなかった

頑固な自分と、吐き気がするほどの自分の内面と
対話をし続けていた

葛藤やジャッジの何が悪い・・・
私は叫んでいた

荒くれ者の自己と対面していた

彼は自分はもうすでに終了をしたと言っていたが
そんなことは私にはどうでもいいことだった

終了なんかくそくらえだ

誰が何をするかはどうでもいい

でも私が私を見つけられないのは困る

光の体験をして神の領域を知っているはずなのに・・
なぜ今こんな状態を起こしているのだろう・・・

私の心は穏やかではなかった

私は私の内面を深く削っていた

沢山の聖者や覚者の言葉も
私の中を素通りしていった

私は何としても私にならねばならない
そう思っていた

静けさを感じる気持ちは一瞬にして消え
燃え盛る炎・・・荒波の中に私は立っていた

冬至前から始まった問答と苦しみは
頂点に達していた

このまま気が狂ってしまうかもしれない
そう思うところまで達した時
大きな雷と稲妻が地響きと共に
私を揺らした

このまま雷に打たれ死ぬのなら
それもよし

私は目を閉じすべてを委ねることを誓っていた
今ここで死ぬのなら
自分の意志ではどうにもできないことなのだから

「自由意志などないのだ
あるのは
今この瞬間に広がっている目の前にある現実だけだ
あなたはそれに
もがこうが、諦めようが、
起きるものは起きる」

夜になり、ようやく一つの場所に辿り着いた
そこは何度も訪れている場所だった

それは以前、師が私に語ってくれた言葉だった

「スピリチュアルになるのではない
人間になるんだ・・・・
どんな覚者の言葉よりも、一人の人間体験は偉大だ・・・」

以前師と対話していた時に、言われた言葉を思い出していた
「君は覚醒に興味がないのかい?
君にとって大事なのは、もっと地に足のついたこと
覚醒よりも大事なこと・・・大いなる意思があるようだね」

師は私を食べたことがあるのか
私を体験したことがあるのか
私の魂と踊っているかのように思うことがある
師は私であり、私は師の中に入ることができる

これを一つになるというのだろう
存在に溶ける
その言葉がぴったりくる

私は覚醒に興味がない
しかも飛び回っているちまたの覚醒は幻想だ

聖者に出会って私は人生が変わった

何度も何度も私は神に触れた

私が興味があるのは、人間がありとあらゆる体験の中から
出す表現や・・・感情・・・そして人間であることの醍醐味

味わうこと
見ること
触れること
匂い

どうやって生きて
どうやって苦しみを抜けるのか

人間というすべての側面に対する生命への畏敬・・・

私が好きなのは、愚直にまっすぐで
馬鹿がつくぐらい今にいること

好き嫌いがあっても人間臭いのがいい

何度も振り出しに戻って、何度も自分を掘っていく
そこに無限の可能性の場が広がっている

私は人間体験をしにきた

だから思いっきり人間であろう

神である魂が神になる必要はない

なぜ生きるのか?
その問いへの答えを私は知っていた

神の戯れ・・・・
あ~やっぱりここへ辿りつくんだな・・・

師が通った道を私が通る
先人の遺体の上に道はつけられる・・・

そういうことだったのか・・・

私は飽き飽きする長い休みと
一人ぼっちという孤独の中で
少しだけ元気を取り戻し
源泉の中に浸っていた

「Let it Be」

これが答えだ



















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統合にむけて・・・

2013-01-01 15:13:56 | セッション記録
時間が止まるような空間が続き
永遠の静寂の中で年が明けていく・・・


昨年の暮れから私を悩ませていた私との対話は
自分の内側へ深く入っていくことを容易にさせてくれることとなった

どこまで行っても底にたどり着かない程深く・・・
私は私の中へと入っていった

私の中は揺れていて
どこにも定着せず
どの自分をも許さなかった

心が揺れるということ
心を揺らさないということ

吸う息、吐く息

私はここにいて
そして私はここに存在しなかった

私の細胞のひとつひとつが
呼吸の中に統合されていった

私は何度も危ない場所に立っていた
その度に自分が見えなくなっていった

どんどん見えなくなると
やがて聖なる暗闇が姿を現した
次々と生まれては消えていく瞬間瞬間は
まるで宇宙創造のようだった

この世界での概念や規約、正しさというものが
幻想のように浮き上がり消える

私が思ってきた私というもの
世界というもの
宇宙というもの
それが無くなっていった

よいと思うことで得られる自己の確認と証明が
無くなった時

肉体意識を超えた
ただあるという世界が広がっていた
そしてそれさえも私には分からなくなっていた

瞑想で深く入っていくと
どこまでも深すぎて
もっと奥に入りたくなる
そして永遠にそこから出たくないと思うことがある



生命の声が聞こえた

「それでいい・・・」

頭で理解できないこと
理屈が分からないこと
物事の理由が分からないこと

真実がどうかの確認ができないこと

それらを超えて生命の声は流れていた

「物事に理由など存在しない
ただ存在するのみなのだ

あなたが考える嫌な気持ちになることや
絶望を味わうこと
様々な苦しみ

それらを感じている時でさえ
あなたがたの世界の言葉でいえば
すべてはYESなのだ

ただある
ただあるのみなのだ

すべての瞬間やすべての形は私の側面にすぎない

私を食べ、私の匂いを嗅ぎ、私に触れている

私の反映があなたがたであり
あなたがたの反映が私である

その瞬間にいて、ただあなたでありなさい
あなたが正しいかどうかを確認する必要はないのだ

なぜなら・・・あなたが捉えられないその瞬間そのものが
私の戯れなのだ

そのことを覚えておきなさい

これから私はあなたの前に
もっとはっきりした形で現れる

あなたが私を捉えて離さないように
私はあなたを捉えて離しはしない

やがて知ることになる
統合を見せてあげよう・・・」



新年明けましておめでとうございます
静かな時間の中で迎えた新しい年の始まりです

新年早々に二人の人から電話がありました

二人とも嬉しくて泣いていました

静かに色々な人が変容を遂げていくのだと
思いました

どうやら私はとんでもない世界との対面をしそうです
次々に起こる冒険の始まりです

動揺したり自分は大丈夫なのかと心配したり
混乱の中に入ったりと肉体は心配そうに私を見つめています

私の中は何が起こるか分からないということに
踊るような気持ちを抑えきれずにいますが
私にとって
この分からない世界を生きることは
とても神秘的で重要なことだと思っています

何かがやってきて感情が動く
そして自分という人生を生きる

これが生きることの醍醐味です

皆さんと一緒に冒険をしていこうと思います
生きている限り・・・


2013年元旦    古角友子








































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