暮れから私の心は定まらず、迷宮の中を彷徨い続けていた
そして不思議なくらいに一人だった
子供達は、山形に嫁にいった娘が連れ出してくれて
私は夜遅くまで一人で家の中にいた
食欲もなく、何もする気がおきず
私は答えを探しに何冊も本を読み
瞑想と本とコンピュータの前でにらめっこが続いた
一体何回迷えば出口が見つかるのだろう・・・
何を見ても聞いても魂に響かなかった
頑固な自分と、吐き気がするほどの自分の内面と
対話をし続けていた
葛藤やジャッジの何が悪い・・・
私は叫んでいた
荒くれ者の自己と対面していた
彼は自分はもうすでに終了をしたと言っていたが
そんなことは私にはどうでもいいことだった
終了なんかくそくらえだ
誰が何をするかはどうでもいい
でも私が私を見つけられないのは困る
光の体験をして神の領域を知っているはずなのに・・
なぜ今こんな状態を起こしているのだろう・・・
私の心は穏やかではなかった
私は私の内面を深く削っていた
沢山の聖者や覚者の言葉も
私の中を素通りしていった
私は何としても私にならねばならない
そう思っていた
静けさを感じる気持ちは一瞬にして消え
燃え盛る炎・・・荒波の中に私は立っていた
冬至前から始まった問答と苦しみは
頂点に達していた
このまま気が狂ってしまうかもしれない
そう思うところまで達した時
大きな雷と稲妻が地響きと共に
私を揺らした
このまま雷に打たれ死ぬのなら
それもよし
私は目を閉じすべてを委ねることを誓っていた
今ここで死ぬのなら
自分の意志ではどうにもできないことなのだから
「自由意志などないのだ
あるのは
今この瞬間に広がっている目の前にある現実だけだ
あなたはそれに
もがこうが、諦めようが、
起きるものは起きる」
夜になり、ようやく一つの場所に辿り着いた
そこは何度も訪れている場所だった
それは以前、師が私に語ってくれた言葉だった
「スピリチュアルになるのではない
人間になるんだ・・・・
どんな覚者の言葉よりも、一人の人間体験は偉大だ・・・」
以前師と対話していた時に、言われた言葉を思い出していた
「君は覚醒に興味がないのかい?
君にとって大事なのは、もっと地に足のついたこと
覚醒よりも大事なこと・・・大いなる意思があるようだね」
師は私を食べたことがあるのか
私を体験したことがあるのか
私の魂と踊っているかのように思うことがある
師は私であり、私は師の中に入ることができる
これを一つになるというのだろう
存在に溶ける
その言葉がぴったりくる
私は覚醒に興味がない
しかも飛び回っているちまたの覚醒は幻想だ
聖者に出会って私は人生が変わった
何度も何度も私は神に触れた
私が興味があるのは、人間がありとあらゆる体験の中から
出す表現や・・・感情・・・そして人間であることの醍醐味
味わうこと
見ること
触れること
匂い
どうやって生きて
どうやって苦しみを抜けるのか
人間というすべての側面に対する生命への畏敬・・・
私が好きなのは、愚直にまっすぐで
馬鹿がつくぐらい今にいること
好き嫌いがあっても人間臭いのがいい
何度も振り出しに戻って、何度も自分を掘っていく
そこに無限の可能性の場が広がっている
私は人間体験をしにきた
だから思いっきり人間であろう
神である魂が神になる必要はない
なぜ生きるのか?
その問いへの答えを私は知っていた
神の戯れ・・・・
あ~やっぱりここへ辿りつくんだな・・・
師が通った道を私が通る
先人の遺体の上に道はつけられる・・・
そういうことだったのか・・・
私は飽き飽きする長い休みと
一人ぼっちという孤独の中で
少しだけ元気を取り戻し
源泉の中に浸っていた
「Let it Be」
これが答えだ
そして不思議なくらいに一人だった
子供達は、山形に嫁にいった娘が連れ出してくれて
私は夜遅くまで一人で家の中にいた
食欲もなく、何もする気がおきず
私は答えを探しに何冊も本を読み
瞑想と本とコンピュータの前でにらめっこが続いた
一体何回迷えば出口が見つかるのだろう・・・
何を見ても聞いても魂に響かなかった
頑固な自分と、吐き気がするほどの自分の内面と
対話をし続けていた
葛藤やジャッジの何が悪い・・・
私は叫んでいた
荒くれ者の自己と対面していた
彼は自分はもうすでに終了をしたと言っていたが
そんなことは私にはどうでもいいことだった
終了なんかくそくらえだ
誰が何をするかはどうでもいい
でも私が私を見つけられないのは困る
光の体験をして神の領域を知っているはずなのに・・
なぜ今こんな状態を起こしているのだろう・・・
私の心は穏やかではなかった
私は私の内面を深く削っていた
沢山の聖者や覚者の言葉も
私の中を素通りしていった
私は何としても私にならねばならない
そう思っていた
静けさを感じる気持ちは一瞬にして消え
燃え盛る炎・・・荒波の中に私は立っていた
冬至前から始まった問答と苦しみは
頂点に達していた
このまま気が狂ってしまうかもしれない
そう思うところまで達した時
大きな雷と稲妻が地響きと共に
私を揺らした
このまま雷に打たれ死ぬのなら
それもよし
私は目を閉じすべてを委ねることを誓っていた
今ここで死ぬのなら
自分の意志ではどうにもできないことなのだから
「自由意志などないのだ
あるのは
今この瞬間に広がっている目の前にある現実だけだ
あなたはそれに
もがこうが、諦めようが、
起きるものは起きる」
夜になり、ようやく一つの場所に辿り着いた
そこは何度も訪れている場所だった
それは以前、師が私に語ってくれた言葉だった
「スピリチュアルになるのではない
人間になるんだ・・・・
どんな覚者の言葉よりも、一人の人間体験は偉大だ・・・」
以前師と対話していた時に、言われた言葉を思い出していた
「君は覚醒に興味がないのかい?
君にとって大事なのは、もっと地に足のついたこと
覚醒よりも大事なこと・・・大いなる意思があるようだね」
師は私を食べたことがあるのか
私を体験したことがあるのか
私の魂と踊っているかのように思うことがある
師は私であり、私は師の中に入ることができる
これを一つになるというのだろう
存在に溶ける
その言葉がぴったりくる
私は覚醒に興味がない
しかも飛び回っているちまたの覚醒は幻想だ
聖者に出会って私は人生が変わった
何度も何度も私は神に触れた
私が興味があるのは、人間がありとあらゆる体験の中から
出す表現や・・・感情・・・そして人間であることの醍醐味
味わうこと
見ること
触れること
匂い
どうやって生きて
どうやって苦しみを抜けるのか
人間というすべての側面に対する生命への畏敬・・・
私が好きなのは、愚直にまっすぐで
馬鹿がつくぐらい今にいること
好き嫌いがあっても人間臭いのがいい
何度も振り出しに戻って、何度も自分を掘っていく
そこに無限の可能性の場が広がっている
私は人間体験をしにきた
だから思いっきり人間であろう
神である魂が神になる必要はない
なぜ生きるのか?
その問いへの答えを私は知っていた
神の戯れ・・・・
あ~やっぱりここへ辿りつくんだな・・・
師が通った道を私が通る
先人の遺体の上に道はつけられる・・・
そういうことだったのか・・・
私は飽き飽きする長い休みと
一人ぼっちという孤独の中で
少しだけ元気を取り戻し
源泉の中に浸っていた
「Let it Be」
これが答えだ