THE WAY

インディアンネーム「生命の声を聞く者」のヒーリングブログ

真の心

2009-06-24 18:08:12 | セッション記録
私の人生の道を辿ると、色々な人との出会いを思い出す

昨日海外から帰国した私は日本に降り立って
改めてあることを思い出していた


いつだったか・・・師は私にこう言った
「あなたが日本人でなくなったらどうなるのか?」と・・・

私はその答えを見つけることができずにいた

師は私に何を問いかけたのだろう?
私の中には師の微笑みが見えていた

英語が苦手な私は海外に行くと異常な緊張でリラックスできないことがある
人はこういう
旅の恥はかき捨てと・・・

この言葉には色々な解釈ができる

私はどんなエネルギーも感知してしまうため
疲れてしまうことがある

ハワイは特に不思議な土地である

島によってそのエネルギーは違ってくるが人々がどんなハートを持って
そしてどんな感情を抱いて生きているかを
キャッチしてしまうと・・・時々、大きな溜息がでることがある

インドの時もそうだった

色々な事実を知り、人々の生き方に触れて帰ってくる

そして帰ってきて思うのは、いつだって日本はいいな~と思うのだった

私は、師が言ったあの言葉を思い出していた


5つ星レストランでディナーをしよう
彼がそう言った

私は少し気が引いていた
それは海外での日本人に対するエネルギーに疲れていたからだった

私達は昼間からディナーに向けて準備を始めた

なんせ洋服もバッグも靴もない

私達は物質にこだわらないタイプなのでドレスを持っていない
そしてバックや靴もボロボロなのだ

やがてその時が近づいた

夕方6時・・・私達は一生懸命に着飾ってレストランを訪れた

案内されたのは、窓際の一番いい席で、2人はとなり同士で座った

ディズニーランドに行ったことがある人は分かるだろう
あの空間に入っただけで、無邪気なハートを取り戻す

そんなエネルギーに包まれていた

接待する人のエネルギーが流れてきた
なんとも言えない優しさに溢れていた

一人一人と出会うことを本当に喜びとしているのが伝わってきた

私達は英語を得意としない
彼らは日本語では話さなかったが、一つ一つの言葉を理解し
彼らも私達を理解していた

完全なるハーモニーだった

私達は本当にリラックスすることができた
そして2時間半があっという間にすぎた

波の音が店の音楽になっていった

そしてその音と、その場にいたすべての人達が完全に一つの音楽になって
流れていった

私達は溶け込んでいた

思いやりという言葉が私の中に響いていた

本物の接待というのはこういうことをいうのだろう

メインコースはアメリカンバッファローだと説明してくれた

私はお肉を食べないのだが、その説明を聞いていたら
どうしても口にせずにはいられない気持ちになった

一つ一つの食材と、作る人とのエネルギーを感じとっていた

「神の祝福・・・」

その声が聞こえていた

私は神と、そして命を私に与えてくれたアメリカンバッファローに祈りを捧げた
するとすぐに声が聞こえてきた

「これはあなたへの神の祝福・・・
私は神・・・その神をあなたはいつでも口にしている
生きるとはそういうことなのだ」

私はお肉を一口、口にしながら涙がでて止まらなくなってしまった

お店の人が心配そうに私を見て微笑みながら声をかけてくれた

「どうぞこの時間を楽しんで・・・」

すべての人の祝福を受けながら、私達の食事は終わりを告げた

彼らは私に最高の時間を提供してくれた

その後、私はすべての出来事に微笑むことができるようになっていた

師が言ったあの言葉の意味を、私は探し出すことができるのだろうか?
光が私の人生の道を照らしているのを感じていた

「本当の光はその人が亡くなった後も持続する
ウォルトディズニーの、あの世界のように・・・
そして人々の心に永遠に刻まれる
Love&Joy
無邪気さと自由
それは人を縛りから解放する」

そしてそれらの言葉は、私にこう言っていた

「人生は間違うことができない。間違いなど存在しないのだ」・・・と


自由意志・・・生と死

2009-06-11 13:50:40 | セッション記録
私の元には沢山の様々な依頼がくる
それは時として痛みを伴うものもある

「あなたが関わるすべての人、事に対して誠意を尽くしなさい
あなたのもとに私は、生命の神聖さという贈り物を持って現れるであろう・・・」

私がヒーラーであり続ける時にいつも聞く、神の声だ

私は自分を忘れて、ただ目の前のことに集中する
どんなことも、ただただ・・・ひたすら神と出会っていたいからだ

私は神に恋をしている

夕陽がすべてを染める時に時が無くなる・・・あの無の状態と
すべてが光で包まれる、あの時間の訪れを・・・今この瞬間も夢見ている

私のセッションは色々な形で広がっていった
ある日の夕方、電話が鳴った
男の人の声で「妻を捜している」ということだった
行方不明者は前にも探したことがある

ただ今回は何か嫌な予感がしていた

話しを聞くと妻が息子を連れて車で出て行き、戻らないという
息子は中学生だ

人探しは警察のすることなのであまり関わりを持たないよういしているが
今回はなぜか身震いするような哀しみをキャッチしていた

子供を連れての失踪・・・そこに私はひっかかっていた

私はセッションはお断りしたが、どうしても見てあげたかった
私は深い瞑想状態に入っていった

彼女は空を彷徨っている
この世で誰よりも愛している存在をこの世界に残していく訳にはいかない
彼女はそう思っていた

最初は暗い夜の街を車で彷徨い、そして彼女は深い海の中へと沈んでいった
息子が隣にいた

私は必死にこの世界と繋ごうとしたが、彼女の決意は固かった
彼女は私の声を聞くことはなかった

息子も又、深く母を愛していた

この絆を・・・そしてその決断を誰も止めることはできなかった

私は瞑想を終え、深い哀しみに包まれていた

彼らの魂は愛という糸で繋がっていた
共に死を選んでいた

天上から光が漏れていた
私は息を大きく吸い、溜息をついた
すると彼女達の魂が流れてきた

とても静かで穏やかで・・・そして無だった

私はなんとも言えない気持ちを抑えることが出来なかった

私ができることに限界がある
本人が望んでいる道、選択した道を
私達が受容しなければならない時もあるのだと・・・・

私は夕陽の光を浴びながら、神と繋がっていった

「すべてはただ存在し・・ただあるのだ
今あなたが生きているという現実と死を選択したという事実があるだけなのだ」

その後、彼女は発見された

私の中の哀しみは、いつしか空に溶けて流れていった
私はもう現実に振り回されないだろう

人間としての哀しみも存在するが、私は光を知っているのだから・・・





















怒りと哀しみの解放

2009-06-08 22:28:56 | セッション記録
怒りの真実は深い哀しみである

このことを理解したのは私が小学校6年生の時だった

ぶたれている妹の泣き声にたまらなくなって
救おうとして、意見を言ったら
口応えをするなと今後は私をぶちはじめた

私の腿は真っ赤に腫れあがっていた

妹が殴られるのを止めることができたが、私の心は強い怒りでいっぱいだった
「間違えているのはそっちだ!
なのになぜ私は殴られなければならないんだろう?」
私の目からは悔しさの涙を止めることができなかった

大人の矛盾を見てみないふりするしか生きる術がなかった養父母との
幼少の記憶が蘇ってくる

誰からも愛されない
そんな哀しみが私に襲いかかった

私はいつのまにか眠りについていた
そしてそれは眠りではなく白昼夢のような感覚だった

私の意識ははっきりしていて、自分を見ることができる

私の体は布団にあって、その魂は男性のようだった
そして体を抜けた私は寝ている自分の肉体を下に見ながら
螺旋を描きながら上がっていった

私の肉体は男性でお坊さんのような姿だった
そして周りには沢山の弟子らしき存在が私の死を看取っていた

私の魂は静けさと安らぎに満たされていった

私は生きているすべての人の心にタッチできる
そしてそれが痛いほど伝わってくる

でもそれを超えたところで深い至福に包まれていた

そして目が覚めた瞬間はっきりと悟った
これは前世の私の人生であり、今回の人生の私の死に様なのだと・・・

私が今怒りや哀しみを感じているのは、自分が選択したことだった

人生のすべての人間体験を経験しながら、すべてのものと共に生きるということを選択したのだ

私が私の哀しみを癒すように・・・
私が私の魂にタッチできるように・・・

すべての存在が私そのものだった

小学校6年生で私は自分の生き方と死に様を見た
そしてその頃の思いが今再び蘇ってきた

6月6日
私は彼と3人である人に会っていた
相手ははスピリチュアルを知らない
相手が持ってきた話は私達のためを思ったとてもよい話だった
相手は私の目を見ずに、横を向いて彼と話しを進めていった
私は相手を尊敬していた


仕事の話しはお互いに有意義なものが作られるはずだった

相手は私を怖がっているようだった
恐れは相手を受け入れないという行為を生み出す
まさに相手は私を受け入れるのを恐れていた

私の父が私の目を見なかった情景と重なっていった
相手は私のためを思って持ってきてくれた話を私達は断った

相手に父を重ねてみていた

相手の強さと行動力は半端なものではなかった

一緒に戦える力を持つ人に出会うと私の中から戦士の力が目覚める
ある位置に自分が立つと、時として人生が面白くなくなってしまうことがある
彼の出現は私の戦士の力を呼び起こした

ずっとライバルを待っていたかのように・・・
私は彼が現れるのを待っていたのだ

できる人間に出会うと自分のその部分が刺激される
そして相手に強くあってほしいという期待が強くなる
一緒にダンスを踊っていたいからだ

戦いという人生のダンス

それを彼とは何千年もかけてやってきた

彼の存在は私に強さを与えた

人生には色々な出会いがある

そしてやっと出会った相手に過去生で戦った絆を感じていた
過去生の彼に恋をしたのだ

それは男と男の友情のようなものだった

相手に勝つことが目的じゃない
共に力を蘇らせることができる相手
だからこそ彼に強くあってほしかった

私の目を見ない彼に私は強い哀しみと怒りが出てきた

商談の後、私は言った
「腑に落ちないな」

私が彼に対する態度は最悪だった
相手の弱さを絶対に受け入れない態度で
責めていた
過去生で強かった彼を今生で求めていた

それは私の深いところからの願いのようなものだった
「強くあってほしい」

私は人前では滅多に怒りを表さない
そして感情を押し付けることはない
でも彼に関しては違っていた

私は自分が男になっていた
彼のエネルギーを引き出そうとしていた

彼は帰っていった

哀しみと怒りが治まらなかった

なんだか遊び道具をとられたような哀しみと無視されてしまった怒りだった

私は彼が好きだったのかもしれない
男女の好きではなく、人間として・・・

その後百万石行列を見ながら、哀しみの中でオムソバを買った

オムソバを受け取った瞬間、屋台のお兄ちゃんが横の兄ちゃんに向かって言った
「今!すっごい光が来た!」
びっくりしたのと恐れで動揺していた
お化けを見たかのような動揺だった

彼は見える人ではなく普通の人だ
初めての不思議体験なのだろう

私はハッとした
神が自分と共に歩いていることを思い出したからだ

その瞬間時間がなくなった
生命の声・・・マスター・・・イエスの声が降りてきた

「すべてはパーフェクトに訪れる・・・怒ったことも・・・哀しみも
傲慢さを出したことも・・・それを彼は受け取る必要があったのだ
あなたの怒りは彼に力を与えたのだ

あなたがいるところに私はいる

私は常にあなたと共にあり、あなたは私を体現し、私はあなたを体現する

あなたは愛と光をもたらし、私と常に共に歩く
あなたが祈る言葉を私は聞いている
愛と喜びを放射する道具として私をお遣い下さい

その声はいつでもどんな瞬間も存在する
あなたが自分を責めている時も
そして自分に価値を見出せない時も私は常にあなたと共にあるのだ」


そして私は神と繋がった
オムソバのお兄ちゃんを通して奇跡をもたらすことを通して私を癒した
私に哀しみは消えていた

百万石の行列の中でそこにいるすべての人の魂と共に私の魂は歌を歌っていた

まるで空に人間を生きるという人生の音楽が流れていくかのようだった
私達は共に人生という音楽を奏でているのだ

時間が止まったかのような空間の中で、遠くから聞こえる子供達の吹奏楽の笛の音が聞こえていた

私の孤独と怒りは消え去り、私はすべての魂に祝福されているのを感じていた



























父との思い出

2009-06-01 16:38:39 | セッション記録
私が3才のころ・・・父は私にガス管をくわえさせた
私は嫌だと泣き叫んだ
父は私を殺せなかった

母はまだ16歳
私を置いては外に遊びに行って帰ってこなかった
父は母を愛していたため、母が帰って来ないことを悲しんで
私達を母から隠してしまった

私達は教会に預けられる

月に一度訪れる父は私の目を見なかった
私は父が来るのを待っていたが、来ない
やっと来たと思ったら、父は私に罪悪感があるのか目を見ずに
父は帰ってしまう

私と父との思い出は、どんなことをしても私を怒らなかったことと
目を見なかったこと
そして期待しても子供の思いは通らないんだということ
一緒には住めないんだということだった

私はいつのまにか父を封印してしまっていた

私が付き合うのは必ず18歳以上も年上の人・・・
父の影を私は追っていたのだ

私の孤独は、いつのまにか父を嫌いになるということで逃れていた

28歳まで私は笑うことはなかった

そして去年再会した

30年以上もたってしまったと思うくらい・・・
私と父は心を交わさなかった

再会の時・・・父は病室だった

私は小さくなった父を見ながら
ずっと会いたかった思いを隠すことが出来ずに
溢れてくる涙を抑えることができなかった

もう私には過去はどうでもよかった
父に会えたということ
手をとっているということが嬉しかった

父は嬉しそうにこう言った
「やっと家族揃ったな」

私は幸せだった

父の幼少は養子に出されていたことなどを知った
彼が人の目を見れないのは嫌われるのが怖いからだった

私と父との過去生は戦士だった
父の元で私は息子だった
同じ戦いにいて、彼は足を打たれた私を引きずって
彼は歩けと私に命じた
「生きるんだ・・・歩け」
彼は私の師でもあり、親だった
そして諦める私に強さを授けた

何度となく自分の過去生を見てきた
父との絆は強かった

今回の人生は私が選んでいた
私は自分を又、彼の元へやったのだ

彼と共に生きることをしたかったのだ

一緒ではないけれど・・・同じ時空を生きている
今日は父の誕生日・・・

私達は連絡は取り合わない
けれど・・・目を閉じれば父を感じる

父の生き様は、私を強くさせた

私は小さいころを思い出していた
「お父ちゃんは世界一」
そう言っていた父の言葉を思い出していた

父は私にとって英雄だった
そしてその父の子であることを埃に思っていた

私は久しぶりに少女になった
小さい時に父の足に纏わりついて離れなかったあの幼い自分の姿が
私の中で踊っていた

父に見せるために歌を歌い、踊ったあの頃を・・・
私は思い出していた

親子の絆は時に中断してしまうことがある
でも、それは人生で必要な学びの時だったということなのだ

私の元には沢山の人が訪れる
過去生からの真の思いを知ることができたなら・・・
絆を結ぶことができたならどんなに素晴らしいだろう

私は今も現実の世界に囚われることのない真の姿を見る

そのすべては最も素晴らしい祝福であり
神からの贈り物なのだ

私には世界の生命の音が聞こえていた
それぞれが人間体験をする素晴らしい音楽の音
雑踏に中に神の音と静寂の音を聞いていた

ゆっくりと降りてくる夕陽がオレンジ色に世界を染め
私のハートの中を満たしていった