冬至・・・
金沢は大雪
雪かきをして仕事を終え
金沢から新幹線に乗って東京へ
雪景色の山々を眺めながら
私の心は静かだった
長い間の体調不良や暗闇の中に訪れた一瞬のきらめきのようだった
金沢の生徒の一人がステージでの歌を動画にして送ってくれた
「いのちのうた」
涙が溢れて言葉が出なかった
彼女から発せられるエネルギーのすべて
完全に魅了されてしまった
途中、歌詞を忘れてしまったのだが
その時の反応もすてきだった
ホールに響く音も
すべてが彼女に反応していた
電車の中で私はあることに気づかされていた
私が愛していると思っていたけど
実は私が愛されていたんだ・・・
なんとも言えないフィーリングが私を包んでいった
電車の中からオレンジ色の夕陽を私は追っていた
もう感謝しかなかった
そしていつのまにか私は深い眠りについていた
魂が動かない日々が長く続いて
暗闇の中で時々魂の扉を叩くものもあった
それはディズニーシーの山の噴火の時に起こる振動と音だった
ゴゴゴゴーーーー
足から全身を音と振動が駆け抜け
まるで稲妻に打たれたようだった
闇のすべてがその音に集約されていた
その音を聞きながら私はすっかり元気になっていた
ホラーやサスペンス、戦争映画を見るのが好きな人がいるが
雷やハリケーンなどの自然の荒々しいものが近づくと
なんとも力が湧いてくるというのも同じ現象で意味が分かる
私のエネルギーを目覚めさせ安定させたのは、光の体験でもあったが
光とは対照の闇の力でもあった
闇をどう取り扱うか
どう定義をするのか
影は必ずできるのである
そもそも光も闇も同じである
闇を統合することができれば
すべてが流れてくる
冬至はシャマニズムでいうお正月
新しい世界が幕を明ける
暗闇の中に佇む仏陀のように
私はすべての中に存在している
冬至をすぎ、プロのオーケストラの指揮者から
舞台で歌を歌わないか?とオファーがあった
不思議としかいいようがない
完全なアマチュアなのだから・・・
オファーが来た経由は、一度だけ歌を歌ってほしいと言われ、歌ったことがあって
その時彼は「い」の音しかよくないと言い
自分の声を失ってた私はもう人前で歌いたくないって
ひどく落ち込んでいたのである
世界はどんどん面白い現象を体験することになる
私が決めたことが私の世界であり
私が発するものが私に反映される
新しい世界では集合意識と共に交響曲を奏でていくことが
意識する時代がくる
すべてのものはあなたであり、あなたの中にすべてがある