結婚式のDVDが出来上がってきた
息子と一緒に登場するのだが、息子は緊張して表情を変えず・・・
途中まで一緒に歩き、後は旦那様と一緒に歩く場面
息子は、途中どうしていいか分からず、列の中へ消えていった
私はこの場面を何度も見直していた
みんなからのメッセージカードにも
息子からのメッセージがあった
それはやはり、戸惑いの複雑な心境が込められていた
今月、泰三さんと一緒に家で今後の方針の家族会議を行っていたときだった
突然、息子はふるえながら、本心を私にぶつけてきた
私達は声を荒げ、喧嘩になっていた
突然の変化を受け入れるのに混乱が生じているのは分かっていた
でも私は子供とちゃんと話しあってなかったことに気づいていた
私の性格は、言い訳が大嫌い
なので、説明をして証明したりすることをしない
分かる人は分かるし、分からないものは分からない
というのが私のモットーだった
その為、どういう過程を得て今に至ったのか
なぜ離婚が成立したのか
その後、どのようなプロセスを通って生活をしてきたのかを子供達は知らない
勿論聞きもしなかったからだが、
離婚をした前夫は子供達には都合のいいこと(母親がいかに悪かったかを)
話していたのは知っている
でもそれを知っていながら、私はあえて子供達に説明をすることはしなかった
息子がふるえながら、お母さんは自分達のことはどうでもいいのか?と訴えていた
そして変化はすべて母親のせいだと・・・
私は久々に現れる怒りの怒鳴り声
自分でも分かっていたが、止めなかった
泰三さんはただ黙って聞いていた
私は息子に「母親一人で4人の子供を育てることがどういうことか
他の親を見てから言え!」と言っていた
養育費をもらったことなど一度もない
100円を作るのが大変で、ご飯を食べさせなくてはならなかったこと
洋服のズボンに穴が開いている子供の姿を見て、どれだけ辛かったか
今に至るまでの道のりがどれだけのものだったかは
誰にも分かるはずもない
怒鳴り声になっていた私はさらに冷たいことを息子になげかけていた
これは一世一代の真剣勝負だ
ひくわけにはいかない
まあいいやでは終われない
「そんなに気にいらないなら、20歳過ぎているのだから、一人で暮らせ。お前への義務はもう十分に果たしたはずだからね」
私は今にも泣きそうだった
言いたくないことを口にしたこと
冷たく離したこと
それでも、やらねばなばぬ時がある
ライオンの親は子供を崖から落とす
落として這い上がってきた子供だけを育てるのだ
そして切ることが必要なこともある
彼は突然泣き出した
そして私にこう言った
「僕はずっと寂しかったんだ。お母さんが遠くに行って、まるで僕たちを見捨てたように感じた。小さい時から寂しかった。
だから、妹達にはそういう思いをさせたくないと思ってきたけど、これは僕が寂しかったからだったんだ。
お母さんが大変な思いで僕達を育ててくれたことなど考えもしなかった。
お母さんは自分のことばかりで自分勝手だと聞かされていたし、そうだと思い込んでいた。
だから捨てられたんだって・・・僕は自分のことしか考えなかった。今、分かったよ。お母さん、僕たちを育ててくれて本当にありがとうね」
彼は声にならない声で私に告げた
私は相変わらず、強気のお母さんでいた
「子供を愛さない親がどこにいるんじゃ・・・馬鹿たれ・・・」
泣きながら、怒鳴りながら私は母親であることを堪能していた
なんだか一つ終了した気がした
泰三さんが笑ってこう言った
「陽太君、どうも俺になついたみたいだよ・・・さっき挨拶していったよ」
子供達は泰三さんに、私以上になついている
警察沙汰になった娘や、娘の彼氏、
面白いのは、娘の携帯電話に泰三さんの電話番号の名前がパパになっていること
二人で大笑いをした
泰三さんは子供が苦手だって言ってたのに
なんだか、みんな泰三さんになつく
泰三さんもどうやら子供が好きになったみたいと言っている
家族は今のところ金沢と東京を行ったり来たりするけれど
私が責任を一人で背負い、引き受けるという役割を終え
それぞれが人生に責任を持ち、協力しあって創りあげていく方向に向いている
泰三さんは4歳で一家離散
小学校のころから新聞配達をして自活している
私は3歳の時に親に捨てられている
虐待の中、妹を守りながら生きてきた
泰三さんが一緒になる前にこんな話をしてくれた
それは私をどうして選んだの?という質問への答えだった
「虎は虎でしか遊べない。弱かったら潰してしまうから、自分を弱めたり気を使わなくてはならない
でも友子は、虎で僕と同じ
ネグレストは
同じ仲間しか他人を信用しないんだ
僕もそう
友子も他人を信用していないだろ?
仲間しか信用しない傾向にある
裏切られて生きてきたからね
友子はどんなことがあっても潰れない
虎だから
仲間なんだ・・・」
私達はトラブルや変化を避けて通りたがる
でも実は真に人と繋がる時
時には荒治療も必要なことがある
雨は降ってこそ、地が固まるのだ
来月はお引越し・・・新しいスタートが待っている
何事も恐れることを恐れることはない
恐れがあって混乱があって
不安や見通しがつかない不安定さや心配を
避けて通ることなどできない
できるのは、訪れた瞬間瞬間に立ちあうこと
すべての瞬間に全身で向き合い進むこと
恐れを取ろうとすれば恐れは大きく強さを増す
だが、恐れの中に入っていけばそれは恐れではなくなる
震えながら、立ちすくみ、一歩も前に出ないこともあるだろう
でも私達生命は常に変化と進化を求めている
それが人間であることの証なのだ
前を向いて歩こう
鬱がやってきて襲いかかる恐怖がやってこようとも
私達が終わることなどできやしない
それほど、私達は大きな存在なのだから・・・・・・・・・
家族写真(結婚式にて)(ふてくされ感がいい感じ)
結婚式2次会(ダンスをする二人)
超仲良し
息子と一緒に登場するのだが、息子は緊張して表情を変えず・・・
途中まで一緒に歩き、後は旦那様と一緒に歩く場面
息子は、途中どうしていいか分からず、列の中へ消えていった
私はこの場面を何度も見直していた
みんなからのメッセージカードにも
息子からのメッセージがあった
それはやはり、戸惑いの複雑な心境が込められていた
今月、泰三さんと一緒に家で今後の方針の家族会議を行っていたときだった
突然、息子はふるえながら、本心を私にぶつけてきた
私達は声を荒げ、喧嘩になっていた
突然の変化を受け入れるのに混乱が生じているのは分かっていた
でも私は子供とちゃんと話しあってなかったことに気づいていた
私の性格は、言い訳が大嫌い
なので、説明をして証明したりすることをしない
分かる人は分かるし、分からないものは分からない
というのが私のモットーだった
その為、どういう過程を得て今に至ったのか
なぜ離婚が成立したのか
その後、どのようなプロセスを通って生活をしてきたのかを子供達は知らない
勿論聞きもしなかったからだが、
離婚をした前夫は子供達には都合のいいこと(母親がいかに悪かったかを)
話していたのは知っている
でもそれを知っていながら、私はあえて子供達に説明をすることはしなかった
息子がふるえながら、お母さんは自分達のことはどうでもいいのか?と訴えていた
そして変化はすべて母親のせいだと・・・
私は久々に現れる怒りの怒鳴り声
自分でも分かっていたが、止めなかった
泰三さんはただ黙って聞いていた
私は息子に「母親一人で4人の子供を育てることがどういうことか
他の親を見てから言え!」と言っていた
養育費をもらったことなど一度もない
100円を作るのが大変で、ご飯を食べさせなくてはならなかったこと
洋服のズボンに穴が開いている子供の姿を見て、どれだけ辛かったか
今に至るまでの道のりがどれだけのものだったかは
誰にも分かるはずもない
怒鳴り声になっていた私はさらに冷たいことを息子になげかけていた
これは一世一代の真剣勝負だ
ひくわけにはいかない
まあいいやでは終われない
「そんなに気にいらないなら、20歳過ぎているのだから、一人で暮らせ。お前への義務はもう十分に果たしたはずだからね」
私は今にも泣きそうだった
言いたくないことを口にしたこと
冷たく離したこと
それでも、やらねばなばぬ時がある
ライオンの親は子供を崖から落とす
落として這い上がってきた子供だけを育てるのだ
そして切ることが必要なこともある
彼は突然泣き出した
そして私にこう言った
「僕はずっと寂しかったんだ。お母さんが遠くに行って、まるで僕たちを見捨てたように感じた。小さい時から寂しかった。
だから、妹達にはそういう思いをさせたくないと思ってきたけど、これは僕が寂しかったからだったんだ。
お母さんが大変な思いで僕達を育ててくれたことなど考えもしなかった。
お母さんは自分のことばかりで自分勝手だと聞かされていたし、そうだと思い込んでいた。
だから捨てられたんだって・・・僕は自分のことしか考えなかった。今、分かったよ。お母さん、僕たちを育ててくれて本当にありがとうね」
彼は声にならない声で私に告げた
私は相変わらず、強気のお母さんでいた
「子供を愛さない親がどこにいるんじゃ・・・馬鹿たれ・・・」
泣きながら、怒鳴りながら私は母親であることを堪能していた
なんだか一つ終了した気がした
泰三さんが笑ってこう言った
「陽太君、どうも俺になついたみたいだよ・・・さっき挨拶していったよ」
子供達は泰三さんに、私以上になついている
警察沙汰になった娘や、娘の彼氏、
面白いのは、娘の携帯電話に泰三さんの電話番号の名前がパパになっていること
二人で大笑いをした
泰三さんは子供が苦手だって言ってたのに
なんだか、みんな泰三さんになつく
泰三さんもどうやら子供が好きになったみたいと言っている
家族は今のところ金沢と東京を行ったり来たりするけれど
私が責任を一人で背負い、引き受けるという役割を終え
それぞれが人生に責任を持ち、協力しあって創りあげていく方向に向いている
泰三さんは4歳で一家離散
小学校のころから新聞配達をして自活している
私は3歳の時に親に捨てられている
虐待の中、妹を守りながら生きてきた
泰三さんが一緒になる前にこんな話をしてくれた
それは私をどうして選んだの?という質問への答えだった
「虎は虎でしか遊べない。弱かったら潰してしまうから、自分を弱めたり気を使わなくてはならない
でも友子は、虎で僕と同じ
ネグレストは
同じ仲間しか他人を信用しないんだ
僕もそう
友子も他人を信用していないだろ?
仲間しか信用しない傾向にある
裏切られて生きてきたからね
友子はどんなことがあっても潰れない
虎だから
仲間なんだ・・・」
私達はトラブルや変化を避けて通りたがる
でも実は真に人と繋がる時
時には荒治療も必要なことがある
雨は降ってこそ、地が固まるのだ
来月はお引越し・・・新しいスタートが待っている
何事も恐れることを恐れることはない
恐れがあって混乱があって
不安や見通しがつかない不安定さや心配を
避けて通ることなどできない
できるのは、訪れた瞬間瞬間に立ちあうこと
すべての瞬間に全身で向き合い進むこと
恐れを取ろうとすれば恐れは大きく強さを増す
だが、恐れの中に入っていけばそれは恐れではなくなる
震えながら、立ちすくみ、一歩も前に出ないこともあるだろう
でも私達生命は常に変化と進化を求めている
それが人間であることの証なのだ
前を向いて歩こう
鬱がやってきて襲いかかる恐怖がやってこようとも
私達が終わることなどできやしない
それほど、私達は大きな存在なのだから・・・・・・・・・
家族写真(結婚式にて)(ふてくされ感がいい感じ)
結婚式2次会(ダンスをする二人)
超仲良し