ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

レッスン~合格の基準を、どうやって決めるのか

2019-07-10 | ピアノ教室

長年、ピアノ教師をやっていますが、
今でも まだ、合格させるかどうか?迷うことがあります。

その基準は一律ではなく、

年齢、レッスンを始めてからの年数、能力~等、
様々な要素が絡んでくるからです。

 

ピアノを始めて1~2年の生徒さんには、

自分で音符を読んで正確に弾く~と云う事が、
1番重要なポイントですので、

脱力などを見つつ、正確に弾けたら合格にします。

 

初心者も、2~3年経ってくると、

正確な音と同時に、強弱などの音色や、フレーズの取り方も、
気をつけなければなりません。

なので、例え正確に弾けたとしても、
音色が適当だった場合は、合格にはしません。

意外と厳しいのです(笑)

 

とはいえ、生徒さんによっては、
忙しくて時間が取れない子もいますし、能力もそれぞれですので、
2週連続で、似た様な弾き方をしてしまう子もいます。

その場合は、1曲だけは(おまけで)合格にして、
その他の曲は「もっと上を目指そうね!」と励ましつつ次の週に持ち越します。

 

あと、例えば、定期考査が近づいている中高生には、

譜読みの煩わしさから解放させてあげる為に、
上手に弾けていても、「もう1週弾いてきてね。」と言うようにしています。

音楽が息抜きになればいいなぁ~と思っているからです。

 

それから、発達障がいの生徒さんには、

先に進むことよりも、理解させることや楽しむことを優先させていますので、
少しずつ、ゆっくりと1曲を仕上げるようにしています。

先を急ぐよりも、その方が確実に実力が付くからです。

 

。。。以上の様な、大雑把な基準を設けてはいるのですが、

その子の性格、能力を見極めつつ、臨機応変に対処しています。

とはいえ、レッスンが終わった後になって、

「あの曲、合格にしてあげれば良かったかな。。。」とか、

「もうひと頑張りさせた方が良かったかも。。。」等と、

思うこともしばしばです。

「合格」に関しては、ピアノ教師も何時も悩んでいるのですよ

 

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